教授 井口 寧(1997-)

NOTE:English page is here.
NOTE: 公式な紹介.
NOTE: 井口研究室のページ
NOTE:個人的なページはこちら.
NOTE:情報科学センターについての雑感.
NOTE: 情報科学センターの写真館.
顔写真

東北大学工学士(1991)
北陸先端科学技術大学院大学修士(情報科学)(1994)
北陸先端科学技術大学院大学博士(情報科学)(1997)

<略歴>
日本学術振興会特別研究員(1994-1997)
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学センター 助手 (1997-2003)
科学技術振興事業団 さきがけ研究21「機能と構成」(2002-2006)
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学センター 助教授 (2003-2007)
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学センター 准教授 (2007-2011)
南フロリダ大学 上級客員研究員 (2008)
北陸先端科学技術大学院大学 情報社会基盤研究センター 情報環境研究開発部門 准教授 (2011-2013)
北陸先端科学技術大学院大学 情報社会基盤研究センター 情報環境研究開発部門 教授 (2013-)

[ Japanese/English ]

ボタン専門

  超並列アーキテクチャ, 超並列計算機構築・実装技術, 並列処理システム

ボタン主な研究課題

  ハードウェア・プログラミングによる超細粒度並列処理

 VLSI内の論理回路は,各部分回路が独立に動作し, 本質的に並列動作を行なっている. そこで,ソフトウェア・アルゴリズムに内在する演算子を それぞれ独立した演算器としてVLSI上の論理回路上に展開できれば, 究極の超細粒度並列処理が可能となる. 本研究では,ソフトウェアから演算子レベルの並列性を抽出して ハードウェア記述言語に変換し,アルゴリズムを並列演算回路として 論理回路上に直接展開・実行する技術を解明する.

  超並列計算システム構築法

 現代の超並列計算システムは,計算機本隊のみでは成立しない. 超並列計算の入出力を担当するファイルサーバや, 計算機間を接続する超高速ネットワーク,外部ユーザーからの 安全なジョブ実行を保証するセキュリティ技術など,複雑な要素の トレードオフによって構築される. このような,超高速・超並列計算をサポートするシステム環境の 構築手法について研究する.

  キャンパスGRID構築手法

 近年,インターネット上の計算機群を有機的に組織化し, 物理的な計算機資源を意識することなく, 膨大なコンピューティングリソースを仮想的に提供するための 技術として,Grid技術が活発に研究されている. 本学は超並列計算機を始めとして常用ワークステーションまで 一括管理されており,またこれらが超高速ネットワークで結合されている. このため,キャンパス規模のグリッド環境が構築しやすい環境である. そこで,特に本学の特徴である,超並列計算機や各フロアに分散された ローカルサービスシステム(LSS)等を,統一されたキャンパス グリッド環境に組み込むための技術やポリシーについて研究する.

  WSIスタックの放熱に関する研究

 WSIスタックは、一枚のウェーハ上に多数プロセッサ等を配置するWSI(Wafer Scale Integration)を複数枚積み重ねて構成される、高い集積度を有する3次元実装方式である。WSIスタックは、ウェーハ上に発生する欠陥の回避と同時に、スタックの中心部の放熱が大きな問題となる。欠陥の回避と冷却の問題について、プロセッサ配置や熱伝導のシミュレーションにより研究を行う。

  超並列計算機の相互結合網に関する研究

 惑星規模の大気シミュレーションなどの大規模科学技術計算は従来スーパーコンピュータで行われてきたが、より大規模な計算を行うために数百万のプロセッシング要素から構成される超並列システムの実現が期待されている。このような超並列計算機の相互結合網には、高い通信性能とともに、実装性、拡張性及び耐故障性などに優れていることが求められる。科学技術計算に適した構造を有するトーラス結合網を再帰的に重ね合せた相互結合網について、ルーティングや実装の問題を中心に研究を行う。

  並列システムのプロセッサ間通信方式に関する研究

 並列処理の効率を左右する重要な要因であるプロセッサ間通信性能を向上させるために、入出力が同時に実行可能なマルチポートメモリをネットワークインターフェースに用いた通信方式について、試作システムを構築し、通信効率を実験的に調べる。

  日本語教育におけるe-Learning

 CAIやインターネットを通じたラーニングシステムにより, 国内外の外国人に日本語教育を支援する環境を構築する. 単なるCAIソフトウェアの構築ではなく, 日本語教育学の研究者と連携し,真に教育効果の高いシステムの 構築を目指す.

ボタン 主な著書・論文

ボタン国際貢献・国内貢献等

ボタン関連研究者

ボタン居室・電話番号
  情報研究棟II 2F (I-22a) 0761-51-1699 内線 1306 (勧誘等 本学業務以外の電話はお受けできません)
  e-mail: inoguchi@jaist.ac.jp 【特定電子メール法に基づく表示】広告メール,迷惑メールを送らないで下さい.



研究室のページ