| 項目 | トップダウン | ミドルUp/Down | ボトムアップ |
|---|---|---|---|
| 知識創造の主体 | 活動初期にトップが創造 | 企業家ミドルの集団が創造 | 企業家個人が創造 |
| 資源展開 | 階層に基づく配分 | 複合的視点からの明確な配分 | 自己組織化としての人のシナジーを追求 |
| 構造特性 | 大会社, 強力な本社スタッフ 業務のマニュアル化 |
チーム(人にかける組織) 分社経営の可能性 |
小会社 自律性を持った自己組織化組織 |
| プロセス特性 | トップのカリスマ 情報処理の徹底 ノイズやカオスの削減 |
カタリストとしてのリーダーシップ 組織的情報創造 ノイズやカオスの増幅 |
支援的スポンサー 情報の創造 ノイズやカオスを前提 |
| 蓄積される知識 | 形式知, コンピュータ化 | 形式知と暗黙知 | 暗黙知(個人の体感, 実感) |
| 欠点 | トップと運命と同期化 | 成員の疲弊 | 時間がかる, 個人の調整が難 |
ロアーをサポータ/スタッフと考えれば, ミドルアップダウンは,
P.F.Druckerの責任型組織の方法論に類似する(もちろん, 日米の適合性の差などで
組織形態や運用方法は異なるだろうが).
林 幸雄
(yhayashi@jaist.ac.jp)