人類の文化遺産には、修復と保存のための懸命な努力にもかかわらず崩壊、消失し ていくものが多数あります。
　これを次世代に正しく継承するための手段として、マルチメディア技術を駆使して デジタル映像の形で記録保存し、さらに情報ネットワークを利用して随時閲覧でき、 広く情報発信するシステムが「デジタルアーカイブ」です。

　前述の「デジタル アーカイブ構想」実現に向けての課題提起や普及啓発を行い具体 的な足掛りを構築するのが本会議の狙いです。
　平山郁夫 学長（東京芸術大学）、杉田繁治 教授（国立民族学博物館）といった 日本を代表する斯界の著名人たちと、月尾嘉男 教授（東京大学）らマルチメディアの 専門家が参画し、文化資産とマルチメディアとの融合による未来の姿を探究します。
　また、本年は地域デジタル アーカイブとして「石川新情報書府構想」を推進する 石川県の参加により東京・石川の両会場をTV会議システムで結んで同時開催します。