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理論情報科学領域【宮地研究室】

写真:教授:宮地充子

情報セキュリティ:
基礎研究から実用化まで

教授:宮地 充子

mail : メール(クリックするとメールソフトが立ち上がります)

URL : http://grampus.jaist.ac.jp/miyaji-lab/index.html

■ 研究室運営方針

 宮地研究室では,情報セキュリティ技術の基盤研究機関として,最新の研究成果と優れた研究開発者の輩出を運営方針に掲げています。研究においては,理論研究成果の提供のみならず実用化をターゲットにした企業との共同研究も行い,シーズ指向とニーズ指向の双方向から情報セキュリティ技術の発展に貢献します。人材育成においては,セキュリティ全般の知識のみならず,問題解決能力,プレゼンテーション能力の開発を行っています。

 

■ 研究概要

 近年の電子社会の進展につれて,多様な応用システムが実現されようとしています。電子カルテ,電子住民票,ディジタル放送,その全てが電子化社会の一形態です。これらが安全に運用されるには,情報セキュリティの技術は不可欠と言えます。宮地研究室は,当初より情報セキュリティ技術の研究を進めており,特に核となる秘匿,完全性,認証技術の研究と,その応用としてソフトウェアのセキュリティ,電子商取引,コンピュータウィルス対策,セキュリティ評価基準の研究等を行っています。主な研究テーマは,暗号基盤研究,セキュリティプロトコル,セキュリティモデリングの3つであり,研究室のメンバが3チームに分かれ互いに関与しながら,幅広く最先端の研究を行っています。

1.暗号基盤研究

 セキュリティに幅広く利用される基盤暗号理論の研究や,すでに実用化中,あるいは標準化段階にあるセキュリティ技術の評価を行います。共通鍵暗号,公開鍵暗号,次世代公開鍵暗号(量子暗号)の理論安全性解析,消費電力等を利用した実用安全性解析への耐性手法の提案や効率的な暗号の構築など。

2.セキュリティプロトコル

 社会システムの電子化におけるセキュリティの問題を暗号基盤研究,アルゴリズムを応用し解決すると共に,プロトコルにより従来にない高機能化やe-ビジネスのブレークスルーを図ります。電子オークション,電子入札,電子契約システムなどの構築など。

3.セキュリティモデリング

 ソフトウエア,ネットワークのセキュリティホールをモデル化し,計算量理論,解析理論,暗号理論等を用いて,モデルの安全性・効率性の評価を行います。耐タンパソフトウエア,DOS攻撃に対するトレースバック,モバイルエージェントの新手法の研究など。

 

■ 研究成果(過去8年間の研究実績)

・2000年度: 学術論文−3件 国際会議(査読付)−5件 国内学会−18件
解説論文・招待講演−5件 特許出願−5件 授賞−4件
・2001年度: 学術論文−5件 国際会議(査読付)−8件 解説論文・招待講演−1件
国内学会−18件 特許出願−1件 授賞−3件
・2002年度(UCDに在外研究員として滞在):
  学術論文−5件 国際会議(査読付)−6件 国内学会−9件 
特許出願−1件授賞−2件
・2003年度: 学術論文−2件 国際会議(査読付)−6件 解説論文・招待講演−3件
国内学会−12件 特許出願−1件 授賞−3件
・2004年度: 学術論文−3件 国際会議(査読付)−4件 解説論文・招待講演−1件
国内学会−6件 特許出願−1件 授賞−3件
・2005年度: 学術論文−3件 国際会議(査読付)−3件 解説論文・招待講演−4件 
国内学会―10件 特許出願−1件 授賞−1件
・2006年度: 学術論文−3件 国際会議(査読付)−1件 解説論文・招待講演−5件 
国内学会−12件 授賞−2件
・2007年度: 学術論文−3件 国際会議(査読付)−2件解説論文・招待講演−5件 
国内学会−9件 受賞−3件
新聞/雑誌掲載:
「ニューズウィーク日本版」('05/10/26号)「世界が尊敬する日本人100人」,「週刊文春BUSINESS」('06/4/5号)「40代・日本のキーマン300人」
北國新聞'05/10/25,読売新聞'04/1/19,'02/6/11,朝日新聞'98/6/5,日経新聞'98/4/1,日刊工業'96/8/15,計8回

 

■代表的な著書・論文

  • A. Miyaji, "Ancestor Excludable Hierarchical ID-based Encryption and Its Application to Broadcast Encryption", IPSJ Trans, vol. 48, No.9(2007),2999-3013.
  • 宮地充子,菊池浩明 編著者:「情報セキュリティ」,オーム社,2003年
  • ISO/IEC/SC27/WG2 プロジェクトエディタ, 日本学術会議連携会員, 情報セキュリティ政策会議基本計画委員会委員
  • 情報処理学会坂井記念特別賞(2002),情報処理学会標準化貢献賞(2003),電子情報通信学会功労感謝状(2005),情報セキュリティ文化賞(2007),情報処理学会国際規格開発賞(2007),産業技術環境局長表彰(2007),電子情報通信学会編集活動感謝状(2007)
 

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