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情報科学研究科セミナーのお知らせ

We would like to inform you about the 4th IS-seminar as follows.

DATE:December 1, 2004 15:10-16:40
PLACE:IS-Lecture Hall
SUBJEC:Real Quantum Computation with Nuclear Spins in Molecules
SEAKER:Masahiro Kitagawa
Professor, Graduate School of Engineering Science, Osaka University
SPEECH:Japanese
REFERENCE:Research Aid Section, Division of Research Cooperation(Tel:1916,
E-mail:josei)
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 関係者各位
                                       
                                      
                                             研究協力課長
                                      
      
          第4回情報科学研究科セミナーの開催について

 来る12月1日(水)に大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授 北川 勝浩氏をお
迎えして、第4回情報科学研究科セミナーを開催します。つきましては、多数の皆様
に御参加いただきたく、ここにセミナーの案内を申し上げます。
 なお、本件に関しましては参加申し込み・予約等は必要ございませんので、当日は、
直接、会場にお越しくださいますようよろしくお願い致します。

                     記

   日時     平成16年12月 1日(水) 15:10〜16:40
   
   場所     情報科学研究科講義棟 大講義室
   
   講演題目  分子の核スピンを使った真の量子計算
   
   講演者    大阪大学大学院 基礎工学研究科 教授 北川 勝浩 氏
                        
   担当教官  情報科学研究科 特任教授 小川 瑞史 (内線1247)

   講演要旨   分子の核スピンを量子ビットとする量子計算機の原理、問題点、研
           究の現状を紹介する。分子の核スピンは、環境との相互作用 が弱い
           のでデコヒーレンスを受けにくく、核磁気共鳴(NMR)現象に 基づいて
           高周波パルスによる制御が可能であり、核スピン間には演算 に利用
           可能な適当な相互作用存在するなど、量子ビットとして望ま しい性質
           を持っている。そのため、Shorの因数分解アルゴリズムの実験に「成
           功」した唯一の物理系となっている。しかし、初期状態がエントロピー
           最大近傍の混合状態であるため、エンタングルメントが存在せず、
           さらに、実際には指数的なリソースを使っているという批判がある。
           その批判は正しいが、適切な物理的および情報理論的初期化によって
           解決可能であることを示す。

  講演者経歴  
   昭和58年 3月  大阪大学大学院工学研究科電子工学専攻博士前期課程修了
   昭和58年 4月  日本電信電話公社 武蔵野電気通信研究所 研究員
   平成 3年 3月  NTT基礎研究所 主任研究員
   平成 5年 4月  大阪大学 基礎工学部助手
   平成 8年 4月  大阪大学 講師
   平成 9年 4月  大阪大学 大学院基礎工学研究科 助教授
   平成15年 4月  大阪大学 大学院基礎工学研究科 教授
   平成11年11月  科学技術振興事業団CREST研究代表者(〜17年3月)

  問い合わせ先 研究協力課連携推進室研究助成係(内線:1916、E-mail:josei)