知識マネジメント領域とは

人とモノと計算機が、IoT(Internet of Things)でシームレスに繋がるグローバル社会では、もっとも重要な「経営資源」は、お金でも、土地でも、天然資源でもなく、人間の「知識」です。JAIST は「知識社会」の到来を見越し、世界に先駆けて知識科学を確立してきました。本領域は、知識科学に基づき、個人・組織・社会における知識創造を教育・研究する文理融合の領域です。「知識とは何か?」「知識はいかに創られるか?」「知識をいかに活用するか?」を学問的に深く探求すると同時に、現代社会の様々な実問題を分析し、技術・サービス・地域のイノベーションをデザインし、実装できる能力を持つ人材を育成します。

キーワード

サービス科学、システム科学、データマイニング、エスノグラフィ、マーケティング、意思決定、社会シミュレーション、複雑系、言語・コミュニケーション、学習科学、ナレッジマネジメント、知識経営、技術経営、地域経営、コンサルティング、観光・医療・介護・教育サービス

教育研究の方針

本領域は、イノベーションデザインに必要な3つの要素、1. 問題やデータを分析し、課題を設定しアイデアを創造する「データ分析・創造手法」、2. それを具体的なシステムやサービスとしてデザインする「システムデザイン手法」、3. 最終的にビジネス化/社会実装する「マネジメント手法」の最先端研究を行うとともに、体系的な教育と実践を通じて「データ分析・創造力」「システムデザイン力」「マネジメント力」を併せ持つ知識社会のイノベータを育成します。社会人学生が多い点も本領域の特徴で、社会や企業の現実課題に根差した理論と実践を追求します。