知識科学とは

前身の知識科学研究科は「知識」をテーマとして設立された世界で初めての研究・教育機関です。社会科学的観点から組織における知識の形成と伝達過程を研究したり、認知科学的視点からグループでの意思決定を調べてグループウェアなど知識創造を支援する情報システムを構築したり、複雑系や遺伝子情報の研究を通して知の本質を解明しようとしています。「知識」という新しい視点で、既存の学問領域に囚われることなく、自由に、あらゆる手段を使って様々な問題に取り組んでいます。これから社会が進んでいくべき方向を考える上で、「知識」が非常に重要なコンセプトであることは明らかでしょう。しかし、その一方で「知識とは何か」、「知識は何の役に立つのか」、「いかにして知識を創り出せるのか」といった重要な問題については、ほとんど何もわかっていません。このような状況を打破し、「知識」を中心に据えて未来を考えていく、それが我々の姿勢です。


知識科学を理解するための書籍

ナレッジサイエンス 改訂増補版

監修:北陸先端科学技術大学院大学                   知識科学研究科
編者:杉山公造、永田晃也、下嶋 篤、        梅本勝博、橋本 敬

知識科学が扱う領域や成果について解説されています。

知識社会で活躍しよう

著:JAIST知識科学研究科

知識科学の学術的・社会的意義や最新成果のみならず、知識科学的アプローチによる教育体系についても記されています。