発表者:畠山剛臣 日 時:2003.2.14(fri)ValentineDay 20:00- 場 所:いつもの場所(2階2棟セミナールーム) 概要 構成的生物学とは!! ・複雑系として生命システムの論理を求めるとは! ・なぜいま「構成的」なのか! ・細胞分化のモデルとは! ・ルースカップリング説とは! ・自主性・自発性と個体差の関係とは! キーワード 複雑系、構成的、部分と全体の相互循環、ゆらぎ、可塑性、不可逆性、自発性 参考文献 金子邦彦「複雑系のバイオフィジックス」共立出版、2002.9 金子先生からの訓示 荘子(中国)「無用の用」 惠子(けいし)が荘子にむかっていった。「あなたの話は{現実離れで}実際の役には立ちませんね。」 荘子は答えた。「役に立たない無用ということがよくわかってこそ、はじめて有用について語ることができるのです。 いったい大地はどこまでも広々として大きなものだが、人間が使って役立てているのは足でふむその大きさだけです。 しかし、そうだからといって、足の寸法にあわせた土地を残して、周囲を黄泉にとどくまで深く掘り下げたとしたら、 人はそれでもなおその土地を役に立つ有用な土地だとするでしょうか。」惠子は「それじゃ役にたたないでしょう。」 と答えたので、荘子はいった、「してみると、役に立たない無用にみえるものが実は役にたつはたらきを持っている ということが、今やはっきりしたことでしょう。{わたしの話もそれですよ。}」 参考:http://www.portnet.ne.jp/~nice/No13page.html 真理はどこにでもある 豚が太っているかどうかを見るには肉のついたところよりも肉のついていない足を見ればいい。 多細胞を理解するために、大腸菌を使う。 普遍的な理解のために、余分な部分をとって単純なものを使う。