担当:毛利 彩子 日時:2月20日 14:00〜 場所:3練2階小スペースゼミ部屋 タイトル:論文紹介 論文:John Batali, ``Computational Simulations of the Emergence of Grammer,"    In: James, R.H., Michael, S-K., Chris, K., (eds), Approaches to the Evolution of    Language: Social and Cognitive Base, Cambridge Univ. Press, 1998. 論文の概要: 人間の言語は、膨大で、複雑な、異なる意味を持つ文字列から生成される。 人間の言語に現れる普遍の文法は、認知能力を持つ動物が個体群の中で コミュニケートをするという文化的プロセスの結果として創発されたものであると 考えられる。 本論では、上記創発現象が生じるかどうかを確かめるために、コミュニケーションの モデルを考える。 ここでは、単純再起型ネットワークをエージェントのモデルとして用いる。 文字列を生成する話し手としてのエージェントとそのエージェントが生成した文字列を 受理する聞き手としてのエージェントとの間のコミュニケーションを通して、 文字列がどのように解釈されていくかを観察した。 シミュレーションの結果として、系統だったある種の文法構造が現れた。