担当:篠原 直登 日時:01/17(木) 15:30- 場所:コラボレーションルーム3 論文:Masahiko Aoki (2007) "Linking Economic and Social-Exchange Games: From the Community Norm to CSR"    URL:http://www.stanford.edu/~aoki/papers/Linked-games.pdf 内容:CSR(企業の社会的責任)プログラムを社会規範の観点から説明した論文を紹介します.    その際に,経済的取引のゲームを社会的交換のゲームとリンクさせた,    連結ゲームの考え方を用います.これを踏まえて,研究についてご意見お願いします. 概要:この論文は,経済的外部性を扱う社会規範の役割に対する分析的アプローチを提案する.    伝統的に社会規範は外生的な制約として,または,経済的取引を繰り返すことによる内生的結果として扱われてきた.    対照的に,この論文は社会的交換ゲームを考案し,経済的取引のゲームを制限する社会規範の役割を    リンクドゲームの均衡として特徴付ける.このアプローチの利点は多岐に亘る.    社会規範が,内生的な評判原理が失敗した場合に経済的外部性を制限する,    また,経済的制度の変化を防ぐというよりは促進する,条件を明確化する.    さらにとりわけ,それは経験的なパラドックスを解決できる.    そのパラドックスとは,なぜCSRプログラムは時々,    法人企業の株式市場でのパフォーマンスによい貢献をするのかということである. Presenter: Naoto Shinohara Date & Hour: 17 Jan. (Thu) 15:30- Title: Thesis introduction "Linling Economic and Social-Exchange Games:From the Community Norm to CSR"