担当:関根 有宏 日時:10/15(木) 15:30- 場所:コラボレーションルーム3 論文: Cariani, P., ``Emergence and Artificial Life",     Artificial Life II, pp. 775-797, 1992. 論文入手先:http://cen.jaist.ac.jp/archive/OLD/Biblio/ArtificialLife/ 概要:人工生命における創発について広く議論しているレビュー論文で、 特に後半部分で述べられていることが興味深い。 シュミレーションによっては観測を行うことができないが、人工環境(simulated environment) における人工生命(simulated organisms)ならば観測が行えるのではないかと著者は考えており、 その場合に、全てのシュミレーション状態を知ることができると、そのシュミレーションは ただの巨大な状態決定システムになってしまうというジレンマがあるが 人工環境に関する知識を捨て、さらに外部観測者として人工生命に対する制御を制限することで、 人工生命に非決定的な挙動をさせられると考えている。 当り前のことかもしれないけど、自己組織化という現象において考えてみると、 実は自己的に組織化していくという不思議に見える この現象もそのメカニズムを完全に知らないからそう見えるのであって、もしメカニズムが完全に わかってしまったら、もうなんら不思議な現象に見えないのかな(自己組織化的にも見えなくなる)? と思って一人で感心しました。 Presenter : sekine tomohiro Date & Hour : 15th Oct. (Thu) 15:30- Title : emergence and artificial life