担当：小林 重人
日時：11/25(水) 15:30-
場所：コラボレーションルーム2
論文：Samuel M. McClure, David I. Laibson, George Loewenstein, Jonathan D. Cohen, 
      "Separate Neural Systems Value Immediate and Delayed Monetary Rewards",
      Science 306, pp.503-507, 15 October, 2004.
      URL:<http://www.sciencemag.org/cgi/reprint/306/5695/503.pdf>

内容：直近の選択と将来的な選択において人間が同じ基準をもって
　　　合理的に振る舞わないことが行動経済学や心理学の研究で知られています．
　　　本論文ではこのような知見が人間の脳内でどのような違いとして現れるのかを
　　　金銭的報酬と受け取るまでの時間を操作した実験から明らかにしようとするものです．
　　　
　　　取引エージェントを作成する際の指数割引や双曲割引の考慮，
　　　また年金未払いやカード破産など私が興味を持っている
　　　金融リテラシーについても関係のある論文かと思います．

　　　短い論文なので詳細についてはできる限りフォローしていますが，
　　　しきれていない部分についてはエッセンスだけを伝えられたらと思います．