担当:金野 武司 日時:1/25(火) 15:30- 場所:コラボレーションルーム2 内容:調整課題における記号コミュニケーションシステムの形成実験について 電子情報通信学会「言語理解とコミュニケーション研究会(NLC)」の 第二回集合知シンポジウムで発表予定の研究内容について,発表練習を 兼ねた報告を行ないます. 大会プログラムは下記のアドレスで参照できます. http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgs_regid=965f26c3191e4caa9940fdc6e3301994f23dff48387a7e141295db593eb2d657&tgid=IEICE-NLC&lang= 投稿した論文の概要: 相互作用を通じてコミュニケーションが成立する過程とそこで働くメカニズム を調べるため,抽象的な少数の図形記号を組み合わせたメッセージの送受信を 通じて調整課題を解くという実験を行った.この実験では,記号のルールに何 の取り決めもない状態から,結果的にコミュニケーションシステムが形成され 調整課題が解けるようになることが観察された.この形成過程を分析した結果, コミュニケーションシステムは記号のルールには表れないプラグマティクスと 記号のルールとの相互循環的なプロセスを経て形成されていることが示唆された.