担当: 金野 武司
日時: 5/18（金）15:30-
場所: コラボレーションルーム２
内容: 論文紹介 "Brain-to-brain coupling: a mechanism for creating and sharing a social world"
概要: 人の心的現象を解明する手法の１つに脳活動計測がある．人固有の
現象を見ることができるコミュニケーション場面では二者以上が関わるの
が普通である．ところが，これまでの脳計測実験は単一の脳と刺激のカッ
プリングを取り扱うのみであった．今回紹介する論文は，こういった現状
を問題視し，脳と脳のカップリングを扱うべきであることを主張するレビ
ュー論文である．二つ（以上）の脳活動を分析する研究がどのように展開
されているのかを説明しながら，脳間でやりとりされる情報の特徴をいか
にして捉えていく必要があるのかを問い掛けている．
橋本研でも昨年から二者同時の脳波計測実験が始まっているので，この論
文紹介を通じて，メンバーと基本的な問題意識を共有したい．

論文：
U. Hasson, A. Ghazanfar, B. Galantucci, S. Garrod, and C. Keysers.
Brain-to-brain coupling: a mechanism for creating and sharing a social world.
Trends in Cognitive Sciences, 16(2):114--121, 2012.
PDF : http://www.nin.knaw.nl/Portals/0/Department/keysers/Hasson_et_al_2012.pdf

Speaker: Takeshi Konno
Date&Hour: 18th May (Fri) 15:30-
Place: Collaboration Room 2
Title: Paper review "Brain-to-brain coupling: a mechanism for creating and sharing a social world"