担当: 金野 武司
日時: 7/20（金）15:30-
場所: コラボレーションルーム２
内容: 論文紹介 "Unbroken mirrors: Challenging a theory of autism"
概要: 

今回紹介する論文は，Scientific American 誌に載った Broken mirror
theory についての論文[1]に対する意見論文である．Broken mirror theory
は，ミラーニューロンシステムの欠損が，自閉症に見られる模倣障害の原因に
なることを主張している．
これに対して，紹介する意見論文ではミラーニューロンシステムの活動と
模倣行動，そして自閉症の三者関係がどのような証拠に裏付けられるのかを
検証し，理論の不備を指摘する．
最近，我々も脳活動データを扱うようになり，脳活動と課題遂行の
パフォーマンスを関連づけるような議論を行ない始めている．今回の論文は
そういった議論の難しさを理解する助けになるのではないかと思われる．

[1] Ramachandran, V.S. and Oberman, L.M. (2006) Broken mirrors: a
theory of autism. Sci. Am. 295, 62-69.

論文：
V. Southgate and A. de C Hamilton. Unbroken mirrors: Challenging a
theory of autism. Trends in Cognitive Sciences, 12(6):225--229, 2008.
PDF : http://antoniahamilton.com/SouthgateHamilton_TICS_2008.pdf

Speaker: Takeshi Konno
Date&Hour: 20th July (Fri) 15:30-
Place: Collaboration Room 2
Title: Paper review "http://antoniahamilton.com/SouthgateHamilton_TICS_2008.pdf"