担当: 田村香織 日時: 11/1(木)15:30~ 場所: コラボ2 内容: 論文紹介”On homesign systems as a potential window on language evolution” 概要: 著者のBothaは言語進化研究における直接的証拠の欠如という問題に対し、他の言語現象を 観察することでその代わりとなる証拠を得ようというWindows Approach(Botha,2006)を提唱している。 ここでは、そのような現象の一つとしてホームサインを取り上げ、言語進化研究における観察手段としての 発見的可能性について検討する。ホームサインとは、通常の話し言葉や手話にさらされていない、 聴覚障害を持つ子どもたちが発達させたジェスチャーによるコミュニケーションシステムのことであり、 これまでにGoldin-Meadowらによる研究が行われている。本稿で検討されている言語現象の発見的可能性が どこにあるのか、観察手段の構築に何が必要なのかという問いは自身が行っている超越性の実験においても 重要な点であり、今後実験を考察、設計する際の参考としたい。 論文: ”On homesign systems as a potential window on language evolution”    Rudolf Botha, Language & Communication, 27, 41-53,2007 PDF: http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0271530905000443 Speaker: Kaori Tamura Date&Hour: 1 November (Thu) 15:30- Place: Collaboration Room 2