担当: 辻野 正訓
日時: 平成24年1月28日火曜日　16:00-
場所: コラボレーションルーム２
内容: 論文紹介 "Can The Dollar Remain The World’s Most Important Reserve Currency?"
概要:
本論文は，ドルの基軸通貨としての将来性について，過去の金融・財政政策や為替変動等の関係から
考察する．分析枠組みとしては，金融資産の着目した短期の為替変動を説明する理論であるアセット・
アプローチを用いているが，政府の財政政策や貿易収支の等の関係を考慮した分析もおこない，総合
的な視点からドルの変遷と将来について考察している．このような本論文の考察は，現在，我が国が掲
げているデフレ脱却に向けた取り組みが，どういう意味を持ち，今後，世界の経済秩序にどのような影響
を与えるかを考える糸口にもなるだろう．このような点についても，時間があれば議論したい．

論文：
Robert Caraugh, "Can The Dollar Remain The World’s Most Important Reserve Currency?,"
International Business & Economics Research Journal, 4(7), pp.9-16,2005
http://journals.cluteonline.com/index.php/IBER/article/view/3601
（添付ファルの入手先URL）

Speaker: TSUJINO Masanori
Date&Hour: 28 Jan. (Tue) 16:00-
Place: Collaboration Room 2
Title: Paper review "Can The Dollar Remain The World’s Most Important Reserve Currency?"