担当:山田 広明 日時:2/22(金) 15:30- 場所:コラボレーションルーム2 内容:集団的健康行動における内的動機付けの変容: 規範意識の流通を考慮したエージェントシミュレーション 概要: 生活の質を総合的に向上させるためには,人々の自律的な健康行動を実現する必要がある. 一方で,人々の健康行動を長期的に適正化するためには,社会的要因や社会的相互作用からの 影響を考慮する必要がある.本論では,自律的な意志に基づく共助行動が定着する条件を 検討するために,集団的健康行動の視点に基づいたエージェントベースドモデルを提案する. 提案するモデルの特性は,義務的動機から参加する人々に支えられる共助行動は定着しやすいが, 自律的動機から参加する人々に支えられる共助行動は定着しにくいという現実の現象と合致する. また,自律的共助行動を定着させるためには,価値信念と成功体験の間に ポジティブフィードバックを作りだす制度が有効であることを示唆する. 以上の論旨で2/27-28のMPS研究会で発表をする予定である. 内容をブラッシュアップするために,みなさんと議論をさせて頂ければと思う. 議論は,1)モデルの妥当性は? 2)モデルの詳細が分からない, 3)結局目的の問題を取り扱えるのだろうか?,という辺りに集中するのではないかと思う. この辺りをクリアにしていきたい. なお当日の発表時間は10分のため,ゼミ発表の構成もそれに準じたものにする予定である. Speaker: YAMADA Hiroaki Date & Hour: 22 Feb (Fri) 15:30- Title: Alteration of Motivation on Collective Health Behavior: Agent-based Simulation by Social Interaction of Normative Belief