担当: 辻野 正訓 日時: 3/14(木)10:00~ 場所: コラボ2 内容: 通貨の生成崩壊を考慮した通貨戦争シミュレーション構想 概要: [進化経済学会での発表に向けたのデモンストレーション] 通貨安競争(通貨戦争)は,経済に影響を与えるだけでなく政権交代や革命,ひいては 戦争の引き金にもなる.例えば,ドル安となれば,米国の輸出は拡大し,一方で,輸入 が減ることになる.そうなれば,米国への輸出に頼る国では,景気が悪化し,失業率が 高まる.失業者が増大することになれば,社会不安は増大,人々の不満は政府に向くこ とになる.結果,政権交代や革命,あるいは,政府が現状をより積極的な手段で解決し ようとすれば戦争になることもあり得る.すでに,米国は通貨戦争シミュレーションの重 要性を認識し国防総省において研究を進めているが,ロールプレイングのシミュレーショ ン段階であり,市場で価格変動等を考慮したシミュレーションはまだ十分に進んでいない. また,新たな通貨の登場や既存通貨の崩壊も極めて重要な要素として考えられているが, 未だ十分に研究が進んでいない.本報告では,価格変動と通貨の生成崩壊を考慮した通 貨戦争シミュレーションに向けた研究構想について発表する. Speaker:TSUJINO Masanori Date&Hour: 14 March (Thur) 10:00~ Place: Collaboration Room 2 Title: Idea to Currency War Simulation