担当: 田村 香織
日時: 2/20(木)15:30-
場所: コラボ2
紹介論文: "How to Bootstrap a Human Communication System"

概要: 筆者らは、ヒトのコミュニケーションシステムが既存の言語がないところからどのようにして
始まったのかという問いに対し、動機づけられた記号(類似性や連合によって意味と結びつけられて
いる記号)の重要性を主張している。
この論文では、動機づけられた記号を生み出しやすいジェスチャーと、生み出しにくい非言語的音声、
またその両方のコミュニケーション手段によるやりとりをペア間で繰り返す実験を行い、ジェスチャー
のみの場合がヒトのコミュニケーションシステムを始めるのにより有効であると結論づけている。
しかしながら、いくつかの条件設定の違いなどにより、ここで得られた結果は妥当性を欠くのではないかと
田村は考えている。
ゼミで実験の改善点や他の分析方法を議論し、自身の実験設定の改善に役立てたい。

論文:"How to Bootstrap a Human Communication System",
Fay N.,Arbib M.,Garrod S.,Cognitive Science,374,1356-1367,2013
PDF: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/cogs.12048/full

Speaker: Kaori Tamura
Date&Hour: 20 Feb. (Thu.) 15:30-
Place: Collaboration room 2
Title: Paper review "How to Bootstrap a Human Communication System"