担当:真隅 暁
日時:2/28(金) 15:30-
場所:橋本研お茶スペース
内容:論文紹介

紹介論文:

C. F. Camerer,
"Behavioural studies of strategic thinking in games",
TRENDS in Cognitive Science, 7(5), pp.225-231, (2003).


論文入手先:
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1364661303000949

概要:

本論文は,行動ゲーム理論についての最近の研究成果をまとめた
簡単なレビュー論文である.

行動ゲーム理論は,数学的な理論であるゲーム理論に対し,認知
科学的・心理学的な基礎づけを与えることを目指す研究分野であ
る.本論文では,近年とくに進展が見られるトピックとして,戦
略的思考の限定性,学習,社会的選好の三点に焦点を当て,これ
らについて近年得られた知見を整理している.

少し古い論文だが,自分の研究との関連では学習についての知見
の整理が有用だった.ゼミでは,ゲームにおける主体のモデルを
構築する際に,これらの知見をどのような仕方で取り入れること
ができるかについて議論したいと考えている.


Speaker: Akira Masumi
Date&Hour: 28 Feb. (Fri.) 15:30-
Place: Tea room in Hashimoto Lab.
Title: Paper review "Behavioural studies of strategic thinking in games"