担当:金野 武司
日時:10/31(金) 16:00-
場所:コラボ3
内容:記号コミュニケーションシステムにおける他者推論の計算モデル
概要:
 我々は人工言語の共創実験によって,記号的なコミュニケーション
 システムの形成過程を調べている.これまでの研究から,課題に成
 功するペアには,記号システムにおいて同意語や同音異義語が少な
 い傾向や,互いの記号システムが類似する傾向があることが分かっ
 ている.この結果に基づき,我々は計算モデルを構築してこれらの
 特徴の再現を試みた.結果,我々は記号的コミュニケーションシス
 テムの形成過程を再現するメカニズムとして,役割反転模倣(相手
 の成功事例を模倣する仕組み)および対称性推論(状態に対するメ
 ッセージの対応づけを逆にして,メッセージから相手の状態を推論
 する仕組み)があるのではないかという仮説を得た.今回のゼミで
 は計算モデルの仕組みとその動作結果を報告し,モデルの持つ意味
 を議論したい.

Speaker: KONNO Takeshi
Date&Hour: 31st Oct. (Fri) 16:00-
Place: Collaboration Room 3
Title: A computational model of inference in the formation of
      symbol communication systems