担当:外谷 弦太
日時:6/10(金) 13:30-
場所:コラボレーションルーム2
紹介論文:"Distinctive signatures of recursion"

概要:
再帰性(Recursion)は言語進化研究において非常に重要な用語であるが,これまで非再帰的な累積や階層的埋め込み(Hierarchical embedding),再帰的埋め込み(Recursive embedding)といった複数の意味解釈がなされ,多くの実験において各々の解釈が使われてきた.本論文は,この状況を解決するために再帰性概念の整理を行い,それに基づいた新たな実験の提案を行うものである.
論文ではまず,一般に「再帰性」と称される複数の概念が列挙され,それらがどのような点で互いに異なるかが論じられる.次に著者が再帰性と呼ぶ「再帰的埋め込み」のどのような特徴がヒトの行動にとって有効になりうるかが述べられ,最後に再帰性に関する実験パラダイムが提案される,

「再帰性」は自分の研究の根幹をなす概念ですが,いままで何度も指摘されているように自分の中でも定義がはっきりしていません.そこで再帰に関して概念的な分析を行った論文をたたき台に,自分の研究を捉えなおそうと考えています.ゼミでは著者の再帰性の定義を検討し,自分のシミュレーションにおける再帰的操作における再帰性との共通点・相違点を議論しようと思います.


書誌情報:Maurício
 Dias Martins, "Distinctive signatures of recursion", Phil. Trans. R. Soc. B, 367, 2055-2064, 2012.
PDF: http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3367689/
Speaker: Toya Genta
Date&Hour: 10 Jun. (Fri.) 13:30-
Place: Collaboration room 2
Title: "Distinctive signatures of recursion"