担当: 藤原 正幸
日時: 12/20(火)15:30-
場所: コラボレーションルーム2
紹介論文: Functional Network Dynamics of the Language System
概要:
自然言語理解課題を休止または実行している間,左前頭,側頭および頭頂皮質などの脳領域は相関の高い活動を示し,統合された機能システムを形成
することが示唆されている.しかし,このシステム内のどの領域が,課題実行中にどのようにして動的に用いられているのかは十分に理解されていな
い.そこで本論文では,言語理解課題,意味関連性課題やストーリー課題といった複合的な認知課題中の被験者22名から得られたfMRIデータに対して
ネットワーク解析の各指標(Module Allegiance, Flexibility, Laterality)を算出し,著者らが主張する「言語ネットワークが安定したコア領域と
柔軟な周辺領域で構成されている」という仮説を検定している.結果として,左半球内の領域は,右半球内の領域よりも機能的な相互作用の時間的一
貫性を強く示し安定的なコアの構築が確認されたとともに,認知機能の基礎となる機能ネットワークのcore-periphery modelが支持された.これらの
知見は,言語ネットワークの動的な組織化と左右の言語領域の機能的専門化に関する洞察をもたらすものである.

言語処理と脳機能ネットワークの関係性を述べた論文であり,ネットワークの各指標やそれらの統計検定など非常に興味深い手法を用いていることか
ら,自身が今後研究を進める上で重要な知見だと思い紹介します.


論文:
Lucy R. Chai, Marcelo G. Mattar, Idan Asher Blank, Evelina Fedorenko and Danielle S. Bassett,
Functional Network Dynamics of the Language System, Cereb. Cortex, Vol.26, No.11, pp.4148-4159, 2016.

DOI: http://dx.doi.org/10.1093/cercor/bhw238

Speaker: FUJIWARA Masayuki
Date&Hour: 20 Dec. (Tue.) 15:30-
Place: Collaboration Room 2
Title: Functional Network Dynamics of the Language System