担当: 外谷 弦太
日時: 5/12(金) 15:30-
場所: コラボ2
内容: The computational advantage of recursive combination operation

概要:
ヒトで頻繁に観察される階層的な埋め込み構造の生成は,動物ではほとんど観察されない.
階層的な埋め込み構造を際限なく生成するには再帰的な組み合わせ操作の能力が必要だとされており,
これまでにこのヒト特有とされる能力についてティンバーゲンの四つの問いのうち発達,メカニズム,系統発生の観点から調査が進められてきた.
しかし,未だ再帰的な組み合わせ操作の適応,すなわち生存・生殖に対する有効性はわかっていない.
本研究は再帰的組み合わせ操作が生存・生殖に有効となる環境の性質を特定することを目的とした.
この目的に対して我々は,埋め込み構造を組み合わせ操作によって生成するエージェントの進化シミュレーションを構成し,
幾つかの適応度関数で再帰的組み合わせ操作が進化するかどうかを確かめるという方法でアプローチした.
結果として,(1)多様な埋め込み構造を生成することが有利になる環境において,再帰的組み合わせ操作が有効となること,
また,(2)単一の埋め込み構造を生成することが有利になる環境であっても,製作物に含まれる組み合わせ要素の数が多い場合に,
埋め込み構造の探索において再帰的な組み合わせ操作が有効になること,が明らかとなった.

ゼミでは,現在執筆中のAdaptive Behaviorという論文誌に投稿する論文のロジックについて紹介し,議論を行おうと考えています.
今回は,論文の論理構成に焦点を当てるため,論文紹介のときようにプリントを配布して読み上げることにします.
資料は後ほど送りますので,時間がありましたら目を通しておいていただけるとありがたいです.
(細かな部分の説明は時間の都合上省きます)

Speaker: Genta Toya
Date&Hour: 5/12(Fri.) 15:30-
Place: Collaboration room 2
Title: The computational advantage of recursive combination operation