2013年6月21日(金):キャンパスプラザ京都で開催された,第5回不便益システム研究会 において,西本が「妨害による支援」と題した発表を行いました.
2013年5月28日(火):2013年3月に修了した魏建寧さんが,3月に明治大学で開催された第152回情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会で発表した「Gestalt Imprinting Method: 漢字形状記憶の損失を防ぐ漢字入力方式」が,学生奨励賞を受賞しました.
この研究は,近年計算機上で漢字変換を使って文字入力を行うことが増えた結果,漢字を手書きできない人が増えている問題を解決するために,計算・@があえて誤まった形状の漢字を出力することによって,漢字形状記憶の損失を防ぐことを目指したものです.
2013年5月14日(火):久々に酒ゼミを行いました.行き詰まりに陥ってしまった研究テーマを,酒の力を借りて熟成させることが狙いです.
2013年3月22日(金):2013年3月修了生の学位記授与式が,根上総合文化会館で開催されました.今年は,当研究室からは博士1名・修士5名を輩出しました.
伊藤君は,単位取得満期退学後の2年間の猶予期間ギリギリででの博士の学位取得です.岩本君は,神奈川工科大学の小坂先生のカバン持ちでフランスのLaval Virtual
に出かけていて不在でした.みんな,よくがんばったと思います.お疲れ様でした.社会での大活躍を期待しています.
2013年3月13日(水)〜14日(木):明治大学駿河台キャンパスで開催された情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第152回研究会において,以下の4件の発表を行いました:
古谷亘,小倉加奈代,西本一志:効率的映像コンテンツ視聴を目指して〜脳の活動部位に基づく複数動画視聴可能性の検討〜,情処研報,Vol.2013-HCI-152, No.7, pp.1-8, 2013.
魏建寧,小倉加奈代,西本一志:Gestalt Imprinting Method: 漢字形状記憶の損失を防ぐ漢字入力方式,情処研報,Vol.2013-HCI-152, No.10, pp.1-8, 2013.
岩本拓也,小倉加奈代,西本一志:ちんかも:対面状況における熱愛カップルのための愛着行動伝達メディア,情処研報,Vol.2013-HCI-152, No.19, pp.1-8, 2013.
加藤千佳,小倉加奈代,西本一志:EinfuhlungMors:非随伴的・非自立的モダリティの追加による遠隔音声会話拡張の試み,情処研報,Vol.2013-HCI-152, No.20, pp.1-8, 2013.
2013年3月11日(月):香林坊「いたる」で,修了生5名の送別会を開催しました.まだHCI研究会での発表が残っているので,終わった感が今ひとつ無いものの,楽しいひとときを過ごすことができました.
2013年2月28日(木)〜3月2日(土):東京・お台場の日本科学未来館で開催されたインタラクション2013に,例によって研究室総出で参加し,6件のインタラクティブ発表を行ってきました.
1日目
本多 翔,園城克明,永井淳之介,沼野剛志,山田彩加,于 [女]依,小倉加奈代,西本一志:TweetChair: モノへの愛着を利用した健康支援の試み ,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 1EXB-48, 2013.
本多君30秒プレゼン
椎尾先生,水口先生に説明中
2日目
加藤千佳,小倉加奈代,西本一志:EinfuhlungMors: 非随伴的・非自立的モダリティの追加による遠隔音声会話拡張の試み ,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 2EXB-13, 2013.
加藤さん30秒プレゼン
加藤さんデモ中
米田圭志,横山裕基,小倉加奈代,西本一志:減算的な演奏補助で練習継続意欲を保つギター演奏習得補助システム,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 2EXB-18, 2013.
米田君30秒プレゼン
米田君,日大の北原先生に・「じられ中
魏 建寧,小倉 加奈代,西本 一志:漢字形状記憶の損失を防ぐ漢字入力方式の提案 ,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 2EXB-28, 2013.
魏さん30秒プレゼン
魏さんデモ中
古谷 亘,小倉加奈代,西本一志:脳の活動部位による分類を用いた動画同時視聴のための基礎検討,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 2EXB-38, 2013.
古谷君30秒プレゼン
古谷君説明中
3日目
岩本拓也,小倉加奈代,西本一志:近距離恋愛者のための対面愛着行動伝達メディア実・サに向けた基礎的検討,インタラクション2013論文集(CD-ROM),情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2013, No.1, 3EXB-54, 2013.
岩本君30秒プレゼン
岩本君説明中
また,2日目の夜には,恒例の研究室同窓会を開催し,10名の修了生が駆けつけてくれました.
今年も実り多いインタラクション参加でした.皆さん,お疲れ様でした.
2013年2月26日(火):M2の岩本拓也君が,2012年11月1日(木)〜2日(金)にかけてお茶の水女子大学で開催された,情報処理学会第150回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会において発表した以下の論文:
岩本拓也,小倉加奈代,西本一志:恋愛初期における愛着行動を伝える対面コミュニケーションメディア実現に向けた基礎的検討,情処研報,Vol.2012-HCI-150,No. 16, pp.1-8, 2012.
が,ヒュー・}ンコンピュータインタラクション研究会学生奨励賞を受賞しました!恋人達のイチャイチャ行動を,フィールドワークまでしてじ・チくり調べ上げた上でのメディアデザインが高く評価されました.
2013年2月14日(木):修士の最終審査会が行われ,当研究室からは魏・岩本・加藤・古谷・米田の5名が審査に臨みました.
これまでいろいろなことがありましたが,無事全員合格となったようです.皆,良い発表であったと思います.
古谷君 米田君
2013年2月1日(金)〜2日(土):熱海の湯河原温泉で開催された,情報処理学会第151回ヒューマンコンピュー・^インタラクション研究会において,助教の小倉さんが以下の発表を行いました:
小倉加奈代,西本一志:人間的特性に立脚した次世代コミュニケーションメディアの探求,情処研報,Vol.2013-HCI-151, No.19, pp.1-8, 2013.
従来の多くのCMCメディア研究が「人間の外」にある問題を解決することを主たる取り組み対象としていたのに対し,この発表では「人間の内」にある能力をもっと活かすための研究を進めましょうということを提言し,その可能性をこれまでの我々の研究事例に基づき議論したものです.
2013年1月29日(火):当研究室修了生の大島千佳さん(現在,佐賀大),伊藤直樹君(現在,インターメディアプランニング(株))らと共同で進めていた,音楽療法支援システムMusiCuddleに関する以下の論文が,国際会議 The 1st International Conference on Global Health Challenge (GLOBAL HEALTH 2012) において Best Paper Award を受賞しました:
Chika Oshima, Naoki Itou, Kazushi Nishimoto, Kiyoshi Yasuda, Naohito Hosoi, Hiromi Yamashita, Koichi Nakayama,
and Etuso Horikawa: A Case Study of a Practical Use of "MusiCuddle" that is a Music Therapy System for
Patients with Dementia who Repeat Stereotypical Utterances, Proc. of the 1st International Conference on Global
Health Challenge (GLOBAL HEALTH 2012), pp.14-20, 2012.
以前,ICOST 2011 という学会で大島さんが発表した MusiCuddle の論文も Best Multi-disciplinary Paper Award を受賞しており,本研究は2冠となりました.
2013年1月21日(月):当研究室修了生の大島千佳さん(現在,佐賀大),伊藤直樹君(現在,インターメディアプランニング(株)らと共同で進めていた,
音楽療法支援システムMusiCuddleに関する以下の論文が,情報処理学会英文論文誌に採録決定しました:
Chika Oshima, Naoki Itou, Kazushi Nishimoto, Kiyoshi Yasuda, Naohito Hosoi, Hiromi Yamashita, Koichi Nakayama, and Etuso Horikawa:
A Music Therapy System for Patients with Dementia who Repeat Stereotypical Utterances, the Journal of Information Processing, Vol.21, No.2, 2013. (in printing)
2012年12月25日(火):ヒューマンインタフェース学会の論文誌「インタラクションのミニマムデザイン」 特集号に投稿していた以下の論文が採録決定しました:
池之上あかり,小倉加奈代,鵜木祐史,西本一志:微少遅延聴覚フィードバックを応用したドラム演奏フォーム改善支援システム,ヒューマンインタフェース学会論文誌,Vol.15, No.1, 2013年7月(印刷中)
2012年3月に修了した池之上あかりさんの修士論文研究をまとめたものです.
2012年12月22日(土):六本木のニコファーレで開催された「第3回ニコニコ学会β」の「研究100連発」セッションにおいて,西本がこれまでの研究の中から20+2個の研究紹介を行いました.
15分間で22個の研究を紹介するのはなかなかの無理難題で,けっこう苦労しました.努力の甲斐あり,評判はそこそこ良かったようです.
発表の中ではほとんど紹介できませんでしたが,それぞれの研究を実際に推進してくれた修了生・現役学生の皆さんに,この場を借りて心から御礼申し上げます.
2012年12月13日(木)〜15日(土):仙台国際センターで開催された,日本認知科学会第29回大会において,以下の2件の発表を行いました.
山本紘之,永井淳之介,奥成貴大,池田任志,小倉加奈代,西本一志:日本地図描画課題を用いた不完全な知識に基づく意思決定メカニズムの分析,日本認知科学会第29回大会講演論文集,pp.713-717, 2012.
小倉加奈代,田中唯太(グリー株式会社),西本一志:大皿料理を介した食卓における取り分け行動の分析−最後の一つは誰がいつ取り分けるのか?,日本認知科学会第29回大会講演論文集,pp.877-883, 2012.
1つめの,山本・永井・奥成・池田らによる研究は,1-1期に開催したメディア・インタラクション論(講義担当:西本・小倉)の講義中で,小倉助教の担当範囲で実施した実習課題を発展させたものです.
様々な好意的コメントや質問をいただき,研究を実施した4名のM1は,やる気が出てきたとか.さらなる展開を期待しています.
M1発表の様子
2012年11月28日(水):2011年3月に単位取得満期退学した伊藤直樹君の以下の論文が採録決定しました!
伊藤直樹,西本一志:Voice-to-MIDIのためのメロデ・Bリズムタップを用いた音数・音高の判定手法の提案,電子情報通信学会論文誌 情報・システム:D.
プロジェクト開始から丸6年をかけてジャーナル化にこぎ着けました.
2012年11月8日(木)・9日(金):メルボルンで開催された国際会議 The 7th Int'l. Conf. on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS 2012) に西本が参加し,
以下の発表を行いました:
Kazushi Nishimoto: Creativity Mining: Humane Technology for Creating a Creative Society, Proc. KICSS 2012, CD-ROM, IEEE, 2012.
内容は,今年度からライフスタイルデザイン研究センターで進めている Creativity Mining Project の基本コンセプトとその事例紹介でした.
このほかにも,同センターに所属するすべての研・・コからの取り組みが紹介され,ライフセンターが目指す方向性と実現した・「世界に関する具体的な議論を行いました.
2012年11月2日(金):お茶の水女子大で開催された,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第150回研究会において,
M2の岩本君が以下の発表を行いました:
岩本拓也,小倉加奈代,西本一志:恋愛初期における愛着行動を伝える対面コミュニケーションメディア実現に向けた基礎的検討,情処研報,Vol.2012-HCI-150,No. 16, pp.1-8, 2012.
近距離恋愛者のイチャイチャを支援するメディアに関する研究です.
お茶の水女子大の学生さんを現地調達して「裏腹的愛着行動」の説明寸劇(下の写真)を交えるなど,笑いどころ満載の爆笑発表でした.
2012年10月20日(土):M2の岩本拓也君が,Rakuten Technology Conference 2012のLightning Sessionで見事Second Prizeを受賞しました.講演題目は,
”A Basic Study for A Face-to-face Communication Medium That Conveys Cozy Actions at An Early Stage of A Romance" でした.
全編英語の発表でしたが、外人たちを終止爆笑させるすばらしいプレゼンテーションだったそうです(聴講していたM1の沼野君談).
2012年9月29日(土):JAISTフェスティバルが開催されました.ライフスタイルデザイン研究センターの研究紹介として,当研究室から2つのシステムをデモ展示しました.
1つは,HomeMadeJam.昨年のM1プロジェクトで作ったシステムで,家庭で子供がピアノ練習をしているとき,家族が他のことをしながらその演奏に伴奏を付けられるようにするシステムです.
もう1つは,2004年頃に研究開発したピアノ連弾支援システムFamily Ensemble.
多くの見学者の方々,特に家族連れの皆さんに楽しんでいただきました.
2012年9月22日(土)〜23日(日):毎年恒例の研究室合宿に出かけてきました.・。回の合宿は,Dの横山君が監修した「アニメ True Tears の聖地を巡る巡礼ツアー」ということで,
城端・高岡・氷見を訪問しました.大半が聖地巡礼は初体験だったのですが,なかなか興味深い体験をすることができたと思います.
OB/OGは,服部君,伊藤直樹君,池之上さん,田中君の4人が参加してくれました.ツアコン横山君,そして幹事の加藤さん,どうもありがとう.良い旅になりました.
氷見市藪田の海岸にて全員集合
城端駅にて 城端の市街で聖地探索 ジンギスカン食べ放題の夕食
夜の宴会 富岩水上ラインに乗船 岩瀬カナル会館にて
2012年9月21日(金):6名のM1のうち,4名の研究計画発表会を開催しました.OBの田中君も参加し,先輩としてのアドバイスをしてくれました.
いよいよ西本研究室での研究活動開始です.普通じゃない研究を期待しています.
2012年9月11日(火):M2の5名の中間審査が行われました.審査員の先生方から多くのご指摘をいただき,まだまだ詰めなければならない部分がいろいろと明らかになりましたが,
全般にはよくできていたと思います.ぜひ今の勢いを保って,あとの半年間を研究に打ち込んでください.
古谷君 米田君
2012年8月28日(火):札幌で開催されている国際会議 The Sixth International Conference on Collaboration Technologies (Collab Tech 2012) において,小倉助教が以下の発表を行いました:
Kanayo Ogura, Yuta Tanaka and Kazushi Nishimoto: GiantCutlery: A Dining Table-Talk Medium that Brings Out Mutual-Aid Interactions among Tablemates around Large Platters, Proc. Collab Tech 2012, Sapporo, 2012.
2012年3月修了の田中唯太君の研究を発展させたものです.
2012年8月28日(火):さる7月28日に京都三条ラジオカフェで収録し,8月9日に京都のNPO放送局"FM797ラジオ"でオンエアされた「くらもといたるのいたらナイト」がYouTubeにアップされました(アップされたのは,今日ではなくて8/21だったようですが).
Creativity Support や Creativity Mining などの研究の概要と,西本の「人となりw」について語っています.
よろしければお聞き下さい.
VIDEO
2012年8月25日(土):2012年度日本認知科学会第29回大会に投稿していた論文「日本地図描画課題を用いた不完全な知識に基づく意思決定メカニズムの分析」(著者:山本,池田,奥成,永井,小倉,西本)が採択となりました.
これは,1−1期のメディアインタラクション論講義における実習課題のうちの1つの成果をまとめたものです.来る12/13〜15に東北大学で発表します.
2012年7月19日(木):下関の「源平荘」で開催された,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第149回研究会において,西本が以下の発表を行いました.
西本一志:Creativity Mining:ポスト知識社会のための創造活動支援,情処研報,Vol.2012-HCI-149, No.1, pp.1-8, 2012.
昨年の秋以来提唱している,Creativity Mining 研究の概要とその目指すところについて語りました.
その日の夜は,HCIPで和歌山大学の吉野孝先生のグループに参加して議論し,吉野先生を路頭に迷わせる無茶な方向に議論を誘導して楽しみましたw.
2012年7月18日(水):新M1の配属が確定しました.当研究室には,昨年10月から研究生として所属している于さんに加え,園城君,永井君,沼野君,本多君,山田さんの,合計6名が新たに加わりました.さあ,がんばって研究に励みましょう!
2012年7月13日(金):西本研夏宴会を,木倉町の居酒屋「一合半ぶん家」で開催しました.新しいメンバーも交え,楽しいひとときを過ごしました.
2012年7月10日(火):Facebookに,研究室のページを作りました: http://www.facebook.com/pages/Jaist-Nishimoto-Laboratory/400684256655555 .
日常的な細かい活動などは,こちらで報告していきたいと思います.
2012年7月9日(月):M2の加藤千佳さんとともに,・ヨ西大学総合情報学部の松下光範先生の研究室を訪問しました.ここは,加藤さんが学部時代に所属していた研究室で,
このたびちょっと無理を言ってお邪魔しました.研究室ゼミに割り込ませていただき,1時間あまりの時間を頂戴して,「知識創造オフィスの実現に向けて」と題して,
当研究室のこれまでの取り組みから,HuNeAS,CosplayChat,Traveling Cafe,Office Buzz Channel,Giant Cutleryについて研究紹介しました.
松下研は,自由な雰囲気と活気に満ちた,たいへん魅力的な研究室だと感じました.今後ともどうぞよろしくおつきあいのほど,お願いいたします.
2012年6月8日(金):恒例のM1向け研究室オープンハ・Eスを開催しました.今年も当研究室配属希望者を中心に,多数のM1が参加してくれました.
現M2の研究を中心として,これまでの当研究室での研究内容を紹介し,議論に花が咲きました.
2012年6月5日(火):2012年3月に博士前期課程を修了した池之上あかりさんが,3月22日に情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第147回研究会で発表した論文
池之上あかり,小倉加奈代,西本一志:微少遅延聴覚フィードバックを用いたドラム演奏フォーム改善支援システム,情処研報,Vol.2012-HCI-147,No.28, pp.1-8, 2012.
が,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会学生奨励賞 を受賞しました!
この賞は,学生による優れた発表に対して授与されます.遅延聴覚フィードバックを工学的に応用した研究であり,高い新規性と有用性を持つ点が評価されたものと思います.
なお,賞状にもあるとおり,この研究会の主査は私 西本ですが,当然のこととしてこの賞の選考過程で,西本は池之上論文には投票してはおりません.
2012年6月1日(金)〜2日・i土):那覇空港近くの沖縄産業支援センターで,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会の第148回研究会が開催され,
小倉さんが以下の発表を行いました.
小倉加奈代,田中唯太,西本一志:大皿料理における取り分け行動の時系列分析の試み:「遠慮のかたまり」現象の解明を目指して,情処研報,Vol. 2012-HCI-148, No.20, pp.1-8, 2012.
遠慮のかたまり(関東のひとつ残し)という日常的な現象の分析を通じ,「共有地の悲劇」のような社会的問題の解明に取り組んだ研究で,様々な議論を喚起しました.
また,招待講演には琉球大学理学部海洋自然科学科教授の池田 譲先生をお招きし,「艶やかな知者 -イカの社会と「わたし」と-」と題したご講演をいただきました.
イカが非常に知性的で社会的な生き物で・るという数々の事例が紹介され,非常に刺激的な講演でした.まさかイカのソーシャルネットワークグラフを作ることができるとは思いもしませんでした.
1日目の夜は,「おもろ殿内(どぅんち)」という創作うちなー料理の店で懇親会が開催され,泡盛と沖縄の料理を堪能しました.庭にも席が設けられており,開放的な雰囲気の中でいろいろな議論が盛り上がった夜となりました.
2012年5月18日(金):突発的に研究室飲み会を開催しました.場所は北陸鉄道野町駅前の「山忠」.久しぶりでコンパクトになった研究室で,大いに談笑しました.
2012年4月13日(金):西本研・金井研合同で仮配属M1学生の歓迎会を開催しました.西本研に興味のあるM1学生も招待して,研究室の雰囲気を感じてもらいました.
今年のM1学生は芸達者な人が多く,自己紹介代わりの一発芸大会はたいへん面白いものでした.
2012年3月26日(月):ライフスタイルデザイン研究センターセミナーを開催しました.講師には,京都大学名誉教授の片井修先生をお招きして,「区切れない世界に在るということ」と題したご講演をいただきました.
内容は非常に哲学的で難しいものでしたが,この世界を「区切れるものである」と考えることは誤りであり,それによって見失ってしまう新たな知が存在する危険性に気づかされました.様々な議論や考察を触発する,
きわめて刺激的なご講演であったと思います.
2012年3月23日(金):修了生の送別会を,片町の「手羽先 呑平」で開催しました.今年は9名の学生が社会に巣立っていきます.2次会では例によってカラオケで大盛り上がりしました.またいつか再会できることを楽しみにしています.
2012年3月23日(金):学位記授与式が,根上総合文化会館にて執り行われました.当研究室からは,8名が修士(知識科学)の学位を授与されました.JAISTでの経験を活かして,社会でも大活躍してくれることを期待しています.
2012年3月21日(水)〜22日(木):JAIST東京サテライト(品川)で開催された,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会 第147回研究会において,以下の4件の発表を行いました.
清水 浩二,小倉 加奈代,西本 一志:意思決定プロセスの振り返り支援を重視したノミナルグループ手法に基づく意思決定支援システム,情処研報,Vol.2012-HCI-147,No.8, pp.1-8, 2012.
王曦虹,小林智也,小倉加奈代,西本一志:Q&Aサイトにおける社会調査型質問への回答者に対する信頼性判断支援システム,情処研報,Vol.2012-HCI-147,No.18, pp.1-8, 2012.
楊旭,小林智也,小倉加奈代,西本一志:集合的に収集された楽曲関連画像の演奏表情構築への影響,情処研報,Vol.2012-HCI-147,No.27, pp.1-8, 2012.
池之上あかり,小・q加奈代,西本一志:微少遅延聴覚フィードバックを用いたドラム演奏フォーム改善支援システム,情処研報,Vol.2012-HCI-147,No.28, pp.1-8, 2012.
みんなしっかりと準備を重ねた,素晴らしい発表であったと思います.
さて,これで年度末の学会発表大会はすべて終わりました.皆さん,お疲れ様でした.
2012年3月18日(日):2008年3月に修了した, 辻裕樹君の結婚式に出席してきました.同期の市川君,伊藤(丈)君,角野(清)君も出席しました.たいへん明るく楽しい,幸せさに満ちた良い結婚式&披露宴でした.お二人さん,いつまでも仲良くお幸せに!
2012年3月15日(木)〜17日(土):東京の日本科学未来館で,恒例のインタラクション2012が開催されま・オた.今回は,過去最多の9件のインタラクティブ発表を行いました.
森 郁彌,西本 一志,小倉 加奈代:BondScore: 連帯感醸成によるピアノ独習者のための練習動機づけ支援システム,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
馬場 裕,小林 智也,小倉 加奈代,西本 一志:超低音速空間による「より社会的なコミュニケーション」の実現に向けて,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
王 曦虹,小林 智也,小倉 加奈代,西本 一志:Q&Aサイトにおける社会調査型質問への回答に対する良否判断支援システム,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
(第1著者の王さんが体調不良だったため,第2著者の小林君が代理発表しました)
池之上 あかり,小倉 加奈代,西本 一志 :微少遅延聴覚フィードバックを用いたドラム演奏練習支援システムの基礎的検証,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
横山 裕基,岩本 拓也,加藤 千佳,古谷 亘,米田 圭志,魏 建寧,于 [女]依,西本 一志:HomeMadeJam: 家族が片手間に子どものピアノ練習に加われる合奏システムの提案,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
清水 浩二,小倉 加奈代,西本 一志:ノミナルグループ手法の議論構造化特性を活用した意思決定プロセスの振り返り支援手法の提案,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
楊 旭,小林 智也,小倉 加奈代,西本 一志:集合的に構築された楽譜・画像関連づけデータベースを用いたピアノ演奏表情構築支援の試み,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
田中 唯太,小倉 加奈代,西本 一志:GiantCutlery: 大皿料理が潜在的に有するコミュニケーション活性化機能を引き出す食卓メディア,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
田島 智宣,小倉 加奈代,西本 一志:聞き手によるパラ言語調整が対面対話に及ぼす影響の検討,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
また,M1の加藤さんは,学部時代の研究を発表しました.
加藤 千佳 (北陸先端大),白水 菜々重 (奈良先端大),田中 琢磨,松下 光範 (関西大):父子を対象とした家庭内非同期コミュニケーションの支援に関する基礎検討,情報処理学会シンポジウムシリーズ,Vol.2012, No.3, DVD-ROM, 2012.
2日目の終了後,銀座の「無何有」という居酒屋で,恒例の同・級・淘ナち上げ(まだ1日残っていましたが)を開催しました.今年も多くの修了生の皆さんが駆けつけてくれて,とても賑やかな会となりました.(何故か阪大のN西先生も来ましたw この写真の撮影者もN西先生です.)
昨年は地震の影響で2日目途中で中断を余儀なくされたインタラクションでしたが,今年はときどき地震がありつつも,なんとか無事に最後までスケジュールをこなすことができました.皆さん,お疲れ様でした.
2012年3月12日(月)〜13日(火):いよいよ年度末の学会発表大会が始まりました.最初は,富山大学で開催された電子情報通信学会マルチメディア・仮想環境研究会です.ここでは,森,田島,田中,馬場の4名が以下の発表を行いました:
馬場 裕,西本一志,小倉加奈代:超低音速場における対面対話の変容・ニその活用に関する研究,信学技報,Vol.111, No.478, pp.1-6, 2012.
田島智宣,小倉加奈代,西本一志:聞き手が話者のパラ言語を調整して自らの意向を反映させる対面コミュニケーションメディア,信学技報,Vol.111, No.478, pp.7-12, 2012.
森 郁彌,西本一志,小倉加奈代:ピアノ独習の動機づけを目的とした「緩い連帯感」をもたらす電子楽譜"BondScore",信学技報,Vol.111, No.478, pp.133-138, 2012.
田中唯太,小倉加奈代,西本一志:大皿料理を囲む共食者間の互助的インタラクションを引き出す食卓コミュニケーション促進ツール"GiantCutlery",信学技報,Vol.111, No.478, pp.175-180, 2012.
みんな大変良い発表だったと思います.田中君の発表は終始会場に笑いが満ちあふれ,次の発表者に「やりにくいです」と言われるようなエンターテインメント性の高い発表となりました.
さて,次はインタラクションです.
2012年2月17日(金):修士の最終審査が行われ,当研究室からは8名が審査に臨みました.ここに至るまで,いろいろ紆余曲折ありましたけれども,どうにか全員無事合格となりました.
でも,まだ学会発表が2件ずつ残っています.気を抜・ゥずに,最後までがんばりましょう.
森 郁彌 君
楊 旭 君
王 曦虹 さん
池之上あかり さん
清水浩二 君
田島智宣 君
田中唯太 君
馬場 裕 君
2012年1月19日(木)〜20日(金):大阪万博記念公園にある国立民族学博物館で開催された,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第146回研究会において,小倉さんが以下の発表を行いました.
小倉加奈代,田中唯太,西本一志:大皿を介した食卓インタラクションの分析ー「取り分ける」行為に着目したコミュニケーション活性化の試み,情処研報,Vol.2012-HCI-146,No.15, pp.1-8, 2012.
田中君のGiantCutleryの基礎実験で得たデータの分析に関する研究です.
2012年1月12日(木):インタラクション2012のインタラクティブ発表に投稿していた9本の論文への査読結果が届きました.無事,全件採録となりました.というわけで,3月には例によって研究室総出でインタラクションに繰り出します.
同窓会もいつもどおり開催する予定です(昨年は地震で開催できませんでしたが).OBの皆さん,是非ご参加ください.まだインタラクション2012の懇親会開催日が不明なので日程を確定できないのですが,
たぶん3月15日(木)の開催となると思われます.正確な情報は,後日メールおよびこのウェブページでお知らせします.
2011年12月22日(木):研究室忘年会を,片町の居酒屋「楽の市」で開催しました.他研究室からも3名の参加者があり,たいへん楽しい会となりました.来年も,楽しくがんばりましょう.
2011年12月16日(金):3月に開催されるインタラクション2012の,インタラクティブ発表論文の投稿締め切り日でした.直前まですったもんだしましたが,結局,当研究室からは当初予定通りの9本の論文をなんとか投稿できました.
さらにこの日は,情報処理学会の第146回研究会の論文投稿締切日でもあり,小倉助教が第1著者の論文を投稿しました.1日に合計10本もの論文を投稿したのは初めてです.非常に疲れました.
2011年11月17日(木):秋葉原でのJAIST Symposium 2011において,知識科学研究科セッションとして,ライフスタイルデザイン研究センターが企画した「創造的くらしのデザイン」セッションを開催しました.
招待講演として,慶応義塾大・w大学院政策・メディア研究科教授であると同時にLEADING EDGE DESIGN社の代・\でもある,インダストリアルデザイナーの山中俊治先生をお招きし,「人と人工物の未来をデザインする」と
題して講演いただきました.このほか,本学からは永井由佳里教授と宮田一乘教授が講演を行いました.
山中俊治先生による招待講演
2011年11月7日(月):久々に酒ゼミを開催しました.諸般の事情によりお題は秘密ですが,非常に面白いアイデアが多数出たと思います.やはり,研究の立ち上げ時には酒ゼミをやるといい気がします.もう少し
頻度を上げようかなと思いました.
なお,今回のメインのガソリンはこれでした.実に久々に飲みましたが,やっぱりこいつ,美味いです.
2011年10月22日(土)〜24日(月):北京のMathematics and Systems Science, Chinese Academy of Sciences で開催された,
The 6th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS 2011) に西本が参加し,
Designing Life Worth Living: Creativity Support Media Will Bring Innovative Lifestyle と題した招待講演を行ってきました.
本公演では,ライフスタイルデザイン研究センターの設立理念を述べると共に,Creativity Mining のコンセプトを提唱しました.
学会会場 招待公演中の國藤教授 Tang教授によるクロージング
2011年10月7日(金):大連から新たに研究生として 于 [女]依さん が我々の研究室に加わりました.また,10月入学生の武 蒙さんが当研究室に仮配属されました.
この2名と,金井研に仮配属となったQI Hongqiangさんの歓迎会を夕方開催しました.
2011年10月6日(木):後期課程学生の小林智也君が情報処理学会に投稿していた論文が,採録決定しました.
小林智也,西本一志:Chatplexer: チャットを併用する口頭発表における発表者のための重要発言選択支援の試み,情報処理学会論文誌,Vol.53, No.1, 2012. (採録決定)
これで小林君は,無事修了要件をクリアしました.いよいよ学位審査に挑戦です(ちょっとポカしちゃいましたが).
2011年9月17日(土)〜18日(日):恒例の研究室合宿に出かけました.行き先は白川郷と飛騨高山.OBは伊藤直樹君,市川大祐君,金屋陽介君,藤田恭平君の4名が参加してくれました.
また,他研究室からの参加者も2名あり,総勢22名の大所帯での旅でした.特に初日の夜はおおいに盛り上がり,学生諸君の裏の素顔をいろいろと知ることができました.
さて,これで気分一新,修論研究に励みましょう.幹事の田島君,楽しい旅を企画してくれて,ありがとう.
雨の白川郷散策 岩魚料理の昼食 飛騨大鍾乳洞探検
民宿での夕食 はじけまくった2次会 飛騨の里でのさるぼぼづくり体験
2011年9月16日(金):Mαの魏さんと,新M1の4名の研究計画発表会を開催しました.今のところ,コミュニケーション系3名,音楽系1名,学習系1名というところです.これからゆっくり時間をかけて,面白い研究に練っていきましょう.
古谷君 米田君
2011年9月13日(火):中間審査が実施され,西本研からは7名が審査を受けました.直前までテーマがはっきり決まらなかったりするような人もいましたが,本番ではどうにか形になったかなと思います.
また,審査終了後,リフレッシュルームで軽い打ち上げを行いました.
楊君 王さん 池之上さん
清水君 田島君 田中君
馬場君 審査終了後の打ち上げ風景
ただし,これはまだ「始まりの終わり」です.一仕事終えたような気にならずに,ますます研究を加速させるようにがんばってください.
2011年8月11日(木):恒例のビアガーデンに繰り出しました.今年は人数が少なく,総勢4名でしたが,存分に夏の夕暮れを楽しむことができました.2次会では,様々なウ・Bスキーを堪能しました.夏本番です.
2011年7月28日(木)・29日(金):宇奈月温泉で開催された情報処理学会第144回ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究会で,Dの小林智也君が以下の発表を行いました.
小林智也,西本一志:Chatplexer: チャットを併用する口頭発表における重要発言選択支援の試み,情処研報,Vol.2011-HCI-144, No.1, pp.1-8, 2011.
落ち着いた良い発表だったと思います.なお,座長は小倉加奈代さんでした.
2011年7月20日(水):M1学・カの正式配属が決まりました.すでに歓迎会は実施済みですが,予定通りの4名が当研究室に配属されました.
2011年7月8日(金):少々フライングではありますが,4名の新M1学生の歓迎会を,木倉町の居酒屋談楽で開催しました.今年もなかなか個性的なメンバーが集まったように思います.
面白い研究を期待しています.
2011年7月6日(水):2010年3月に修了し,現在田辺製薬吉城工場に勤務している木下雅斗君が,久々に来学しました.相変わらずの調子で元気に過ごしているようです.
今回の来訪は,彼女を伴っての重大発表のためでした.
2011年6月30日(木):先端知識科学コースD1の亀和田慧太君が久々に来学し,ゼミで研究計画について発表しました.内容はまだ秘密ですが,面白い研究になりそうです.
夜は,亀和田君,千葉君,横山君,西本で,野町の居酒屋「わり勘」に出かけ,うまい刺身を食いながらさらに亀和田研究について議論しました.
2011年6月30日(木):IGI Global 社から,西本が書いた章が収録されている以下の書籍が出版されました.
Tokuro Matsuo and Takayuki Fujimoto eds.: E-Activity and Intelligent Web Construction -- Effects of Social Design --, IGI Global, ISBN 978-1-61520-871-5, 2011.
西本が書いたのは,以下の章です.
Kazushi Nishimoto: E-Cocreation of Knowledge through Informal Communications, Chapter 12.
2011年6月21日(火):国際会議 9th International Conference on Smart Homes and Health Telematics (ICOST2011) で発表した以下の論文
Chika Oshima, Naoki Itou, Kazushi Nishimoto, Naohito Hosoi, Kiyoshi Yasuda and Koichi Nakayama:
An Accompaniment System for Healing Emotions of Patients with Dementia who Repeat Stereotypical Utterances,
Proc. the 9th Int'l. Conf. on Smart Homes and Health Telematics (ICOST2011), 20-22 June, Montreal, Canada, 2011.
が,Best Multi-disciplinary Paper Award を・賞しました.
この論文は,昨年度末で単位取得満期退学した伊藤直樹君のVocalPeckerを応用した,認知症のための音楽療法支援システムに関するものです.
第1著者は,本研究室博士後期課程修了者で,現在佐賀大学にいる大島千佳博士です.音楽,工学,医学の3分野の研究者が集まって実施した研究で,
その多分野性と新規性が重視され,本来予定していなかったこの賞が急遽新設されて受賞となったということです.
分野融合を標榜する知識科学的に,非常に嬉しい賞だと思います.
2011年6月10日(金):恒例のM1向け研究室オープンハウスを開催しました.今年も多くの皆さんにご参加いただき,大変盛況なオープンハウスでした.
今年からは,M2に現在進行形のポスターを作成して説明してもらったところ,これが結構好評だったようで,M1学生からM2に対して様々な質問が浴びせられていたようです.
2011年5月27日(金):名古屋大学のベンチャービジネスラボラトリーで,第143回情報処理学会ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究会が開催され,千葉君が以下の発表を行いました.
千葉慶人,西本一志:形態が異なるコミュニケーションの反復による議論の活性化と多視点化の可能性に関する検討,情処研報,Vol.2011-HCI-143, No.5, pp.1-7, 2011.
ほんとは発表中の写真も撮影したのですが,その写真を撮影したiPhoneがPC接続時にふっとんで,写真が消えて無くなりました.申し訳ない.
2011年5月9日(月)〜12日(木) バンクーバーで開催されたACM CHI2011に西本が参加し,昨年のM1プロジェクトの成果であるTableCrossについてWorks-in-Progressカテゴリで発表してきました.
CHIは相変わらず盛りだくさんの賑やかな学会です.たくさんの日本人研究者とも会い,インタラクションに参加しているかのような錯覚に陥りました.
2011年4月12日(火):当研究室に仮配属となっている2名の新M1学生と,当研究室に興味があるということがこれまでにわかっている3名の新M1学生の歓迎会をリフレッシュルームで開催しました.
5人ともやる気満々の様子で,今後が楽しみです.まだ授業も本格化していないようですが,きっとこれからどんどん大変になっていきます.まずは単位を落とさないように,うまく乗り切ってください.
2011年4月9日(土)〜10日(日):白山市白峰にある「御前荘」で,新M1と知識科学研究科・ライフスタイルデザイン研究センターの教員が泊まり込んで,キックオフ合宿を行いました.
M1学生の他己紹介,教員全員による研究室紹介,夜の懇親会,アイデアマラソンの研修会と,非常に盛りだくさんで充実したイベントでした.
西本も研究室紹介を行い,当研究室に興味があるというM1の学生さん達と研究内容についてざっくばらんに議論しました.
2011年4月1日(金):新年度が始まりました.今年度より,組織変更によって,西本の所属する組織が「ライフスタイルデザイン研究センター (Research Center for Innovative Lifestyle Design) 」
に変わりました.これ伴い,従来の知識科学教育研究センターは発展的に解消しました.
2011年3月24日(木):片町の居酒屋「魚せん」で,送別会を開催しました.思い出話やいらんことのし合いと罵詈雑言,M1の研究に関する議論など,様々な話題で大いに盛り上がりました.
修了生4名に加え,さらに2名が研究室を去ります.にぎやかなメンバーが居なくなるので,少し研究室が寂しくなりそうです.
2011年3月24日(木):根上総合文化会館において,学位記授与式が執り行われました.当研究室からは,韓超,加藤圭吾,金屋陽介,藤田恭平の4名が修士(知識科学)の学位を取得しました.
いよいよ社会人生活の始まりです.本学で培った「ねばり」を武器に,社会での獅子奮迅の活躍を期待しています.
2011年3月22日(火):電子情報通信学会論文誌Aの「料理を取り巻く情報メディア技術特集号」に投稿していた以下の論文が採録されました.
西本一志,天野健太,千葉慶人:ケーススタディに基づく食卓コミュニケーション支援メディアの機能要件に関する検討,電子情報通信学会論文誌A,2011.(印刷中)
天野君の六の膳,および千葉君のAttractiblogの研究を総合して,食卓でのコミュニケーションを支援するメディアが持つべき(あるいは持たざるべき)機能について考察した論文です.
2011年3月17日(木)〜18日(金):秋葉原の筑波大学東京リエゾンオフィスにおいて,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第142回研究会で,以下の3件の発表を行うはずでした.
しかし,東北地方太平洋沖地震の影響で,研究会が中止となってしまい,残念ながら発表できませんでした.情報処理学会の各種イベント(特に東日本で開催されるもの)は,2011年4月末まで基本的に・J催自粛となりました.
金屋陽介,西本一志:閲子:ブラウジング対象拡張のためのバランス理論を応用したウェブ閲覧履歴共有システム,情処研報,Vol.2011-HCI-142, No.5, pp.1-8, 2011.
韓超,小林智也,西本一志:学内交流促進を目的としたイントラSNSにおける友人推薦手法の検討,情処研報,Vol.2011-HCI-142, No.6, pp.1-8, 2011.
藤田恭平,西本一志:各乗員の視野の差異による認知フレームの分割と多重化が自動車内会話に与える影響について,情処研報,Vol.2011-HCI-142, No.10, pp.1-8, 2011.
2011年3月10日(木)〜12日(土):東京の日本科学未来館で開催されたインタラクション2011に,研究室全メンバーで参加してきました.当研究室は6件のインタラクティブ発表を行う予定でした.
1日目:
韓さんの「イントラSNSでの友人発見支援」
加藤君の「議論振り返り支援」
金屋君の「閲子」
このあと,金沢大学の宮下孝晴教授による,非常に刺激的な招待講演がありました.宮下教授は,当研究室修了生である宮下芳明君の御父君でいらっしゃいます.
2日目:
大島さん&伊藤君の「音楽療法支援システム」
藤田君の「自動車内対話の分断原因の分析」
この2日目のインタラククティブ発表が終わる20分ほど前に,東北地方太平洋沖地震が発生しました.未来館は大揺れに揺れ,内装が一部損壊しました.
未来館スタッフによる落ち着いた避難誘導で全員無事屋外に退避しました.しかし,さらに津波の恐れがあるため,未来館の向かいにある東京国際会館に避難し,
結局そこでそのまま一夜を過ごすことになりました.ここでも未来館による周到な災害対策,未来館スタッフとインタラクション2011運営当局による迅速かつ適切な対応のおかげで,
避難初日としてはあり得ないほど恵まれた状況で一夜を過ごすことができました.本当にありがたいことだと思います.
未来館から退避.テレコムセンターの向こうで火災.
避難所の様子
避難所で深夜に開催された研究室交流会
結局2日目の午後の口頭発表セッション以降のプログラムはすべてキャンセルとなり,当研究室もM1によるインタラクティブ発表を行えませんでした.
残念なことではありますが,全員無事でいられたことは何よりです.
2日目夜に予定していた研究室同窓会もキャンセルせざるを得ませんでした.遠方からわざわざ東京まで出向いてくれたOBもいたようです.申し訳ありません.
来年は是非開催できることを願っています.
2011年3月7日(月):本研究室の修了生で,現在佐賀大学研究員である大島千佳さんとの共同プロジェクト研究の論文が,6月にモントリオールで開催される国際会議
9th Int'l. Conf. on Smart Homes and Health Telematics (ICOST2011)にフルペーパー採録されました.
内容は,認知症患者のための音楽療法支援システムに関するもので,伊藤直樹君のVocalPeckerの技術が応用されています.
Chika Oshima, Naoki Itou, Kazushi Nishimoto, Naohito Hosoi, Kiyoshi Yasuda and Koichi Nakayama: An Accompaniment System for Healing Emotions of Patients with Dementia who Repeat Stereotypical Utterances, Proc. the 9th Int'l. Conf. on Smart Homes and Health Telematics (ICOST2011), 20-22 June Montreal, Canada, 2011. (to appear)
2011年3月3日(木):第73回情報処理学会全国大会において,西本が平成22年度情報処理学会学会活動貢献賞を受賞しました.論文の査読を通じた学会への貢献を評価されたものです.
こういう賞があることは今回初めて知りました.無理してでも可能な限り論文査読を引き受けてきた甲斐がありました.
2011年2月16日(水):修論最終審査終了の打ち上げパーティをリフレッシュルームで行いました.まだHCI研究会の原稿を書く作業などが残っているので,今回はささやかにピザパーティとしました.
また,このパーティは,今月末から名古屋での就職が決・ワった伊藤直樹君の壮行会も兼ねました.というわけで,宴はいつものごとく,伊藤君による尻切れトンボな開会挨拶で始まりました.
なごやかで楽しいパーティでした.
2011年2月16日(水):修士の最終審査が行われました.今回は韓超,加藤圭吾,金屋陽介,藤田恭平の4名が審査を受け,無事全員合格となりました.全体として,たいへん良い発表だったと思います.
2011年2月12日(土):5月にバンクーバーで開催される ACM CHI2011 の Works-in-Progress カテゴリで以下の論文が採録されました:
Kazushi Nishimoto, Akari Ikenoue, Koji Shimizu, Tomonori Tajima, Yuta Tanaka, Yutaka Baba and Xihong Wang:
TableCross: Exuding a Shared Space into Personal Spaces to Encourage Its Voluntary Maintenance, CHI2011 Extended Abstract, 2011. (to appear)
論文の内容は,2010年後半にM1が中心となって実施した,M1プロジェクトの研究成果です.というわけで,5月にカナダに行ってきます.
2011年1月31日(月):今年の1月は25年ぶりの低温ということで,ずっと雪が降り続いています.特に30日(日)から31日(月)にかけてはかなりの雪が降りました.当地に着任して13回目くらいの冬ですが,今まででいちばん積もったように思います.
10分しか遅れない北陸鉄道
分厚い雪を載せた鶴来駅の駅舎
雪に埋もれたジャイ・oス宮竹停留所
身長よりも高い,除雪でできた雪山
審判席の座面まで雪で埋もれたテニスコート
2011年1月19日(水):H22年度10月入学生の配属先が確定し,当研究室は新たに 魏 建寧 さんと 崔 恩子 さんをメンバーとして迎えることになりました.
2人は,韓さん&王さんと同じ,大連民族学院の出身です.これから楽しく研究を進めていきましょう.
さてこれで研究室メンバーは22人.最多記録更新です.たいへんだ・・・
2011年1月19日(水):インタラクション2011のインタラクティブ発表日程が決まったようです.
3月10日(木)午後
韓 超,小林智也,西本一志:イントラSNSにおける友人リストとの類似性に基づく友人推薦手法(Paper ID: 130)
金屋陽介,西本一志:閲子:バランス理論に基づく興味拡張のための ウェブ閲覧履歴共有システム(Paper ID: 159)
加藤圭吾,小林智也,西本一志:書き込み内容のリンク機能を有するホワイトボードを用いた思考プロセスの振り返り支援(Paper ID: 161)
3月11日(金)午後
大島千佳,伊藤直樹,西本一志,細井尚人,安田 清,中山功一:認知症患者の常同言語や発声に伴奏づけして患者の感情を静穏化するシステムの提案(Paper ID: 132)
藤田恭平,西本一志:各乗員の認知フレームの違いが自動車内会話に及ぼす影響の分析(Paper ID: 148)
3月12日(土)午前
池之上あかり,清水浩二,田島智宣,田中唯太,馬場 裕,王 曦虹,西本一志:TableCross:共有空間の滲出による 共有空間の主体的維持管理促進の試み(Paper ID: 140)
今回のインタラクションでは,インタラクティブ発表の査読がありませんでしたので,基本的に投稿論文は全件採録です.
修了生の皆さん,時間があれば是非インタラクションに参加してコメントをお願いします.特に3/12(土)は一般開放されるらしいので,無料で観覧可能かと思います.
3/12の発表はM1だけで取り組んだプロジェクトですので,是非応援してあげてください.
また,3月11日(金)の夜に,恒例の西本研同窓会を開催します. 詳細は未定ですが,新橋界隈を予定しています.
多数の修了生の皆さんのご参加をお待ちしています!
2011年1月17日(月):情報処理学会論文誌「インタラクションの基盤技術、デザインおよび応用」特集号に投稿していた以下の論文が,採録決定となりました.
小倉加奈代,松本遥子,山内賢幸,西本一志:発言者の主観的判断に基づき発言のエージング速度を個別選択可能とするチャットシステム,情処論,Vol.52, No.4, 2011. (採録決定)
内容は松本さんが修士論文研究で実施したKairos Chatの研究に,さらに小倉さんが詳細な分析を加えたものです.
2010年12月22日(水):研究室忘年会を片町の焼き鳥屋「鳥・S」で開催しました.また,10月入学の大連民族学院からの学生さん2名が当研究室を第1希望として配属調査に回答したということなので,少々フライングですがこの2名の歓迎会も併せて行いました.
2次会はカラオケで新しい2名も一緒に盛り上がりました.幹事の池之上さん,どうもありがとう.
さて,いろんなことがあった2010年もそろそろ終わり.2011年も良い年にするように,みんながんばっていきましょう.
2010年12月20日(月):西本が東洋大学の総合情報学部総合情報学科の藤本先生を訪問し,「エンタテインメントと知識創造」と題して講演してきました.内容は,大月君の投機的know-who,Traveling Cafe,Kairos Chatでした.
藤本先生は,当研究室OBです.研究室も見学させてもらいました.独特な研究を,非常に精力的に進めている様子でした.また何かの機会があれば,お邪魔させてください.
2010年11月25日(木):ヒューマンインタフェース学会誌に,西本が執筆した以下の記事が掲載されました.
西本一志:「音」を使った創造活動のためのユニバーサルメディア,ヒューマンインタフェース学会誌,基礎講座「音声・音響インタフェース」第4回 ,Vol.12, No.4, pp.259-266, 2010.
本当はこの基礎講・タシリーズは,音響処理的な研究に関するものだと思うのですが,おそらく「音楽の研究をしているから」という理由で西本が指名されたものと思われます.
というわけで,過去3回分とはかなり毛色の違った記事になっていますが,創造活動のためのユニバーサルメディアについてまとめて書いたものとしては,たぶん最初です.
興味がある方はご一読ください.
2010年11月14日(日):第13回知識科学シンポジウムが東京一橋の学術総合センターで開催されました.今回は知識メディア領域が主催で,「メディア技術によるソーシャルリアリティ創出」というテーマで議論しました.
講演者は永井由佳里先生(JAIST),宮下芳明先生(明治大),大坊郁夫先生(大阪大),原島博先生(明治大)の4名でした.いずれの講演も,非常に刺激的で興味深い内容であったと思います.
もちろん明治大の宮下先生は,西本研・nBです.
ポスターセッションでは,千葉君が以下の発表を行いました:
千葉慶人,西本一志:Bolelog:様々な形態のインフォーマルコミュニケーションを用いた反復型知識創造促進システム,第13回知識科学シンポジウム「メディア技術によるソーシャルリアリティ創出」講演予稿集,p.49,2010.
講演会の終了後は,同じ会場で恒例の「修了生の会」が開催されました.西本研修了生としては,海沼賢君(2006.3.修了),高橋康浩君(2006.3.修了),亀和田慧太君(2007.3.修了.現在後期課程在学中),伊藤丈一君(2008.3.修了)が参加してくれました.
もちろん,小倉さん,宮下君も参加しましたし,修了生とはちょっと違いますが,一応OGである高木里実さんも参加してくれました.
黒歴史を語る宮下先生
ポスターの説明をする千葉君
修了生の会開始を待つ修了生達
2010年10月6日(水):10月入学の中国からの留学生である呂業壮さんが,当研究室に仮配属されたので,早速歓迎会を開催しました.初めての日本で大変だとは思いますが,良い成果を出すことを期待しています.
2010年10月4日(月):2010年度10月入学生の入学式がありました.2007年3月に修士課程を修了した亀和田慧太君が,社会人学生として先端知識科学コースに入学し,当研究室に配属となりました.博士の学位取得に向けて,じっくりがんばりましょう.
2010年9月11日(土)〜12日(日):恒例の研究室合宿に出かけました.今年は,OBの市川君,OGの松本さんに加え,他研究室からもなぜか3名の参加があり,総勢23名の大所帯での旅となりました.
行き先は若狭.まずは北陸道で藤田君の実験をしながら敦賀へ.日本海さかな街で昼食の後,レインボーラインを通って梅丈岳へ.ここでかわらけ投げなどやった後,なし狩り.21世紀や幸水をしこたま食べた後,阿納浜の民宿に入り,宴会.
舟盛りの鯛や鯵がめちゃく・ソゃ美味でした.その後は自己紹介大会.みんなの秘密の側面が少しずつ明かされて・「きました.
2日目は,5時に全員起床して,メインイベントの船釣り.2年前の舳倉島合宿に参加したメンバーには,船酔いの悪夢がよみがえります.そしてそれは現実に.
海はほぼべた凪で,波も無いに等しい状態だったのですが,それでも半数ほどのメンバーが船酔いにかかり,一部は予定を大幅に短縮して陸に戻ったようです.
今回の船釣りは,実は「あじの大物釣り競技」だったので,狙いは当然鯵だったのですが,鯵よりも鯛とかカワハギばかり釣れていました.中には,ハマチを釣り上げた者も.
サイズだけなら,これが最大でした.結局,釣り経験のあるM1の池之上さんが釣り上げた鯵が2等賞を獲得,賞品の米15kgをゲットしました.
その後,釣った魚を焼いて賞味.鯛やカワハギは刺身にもしました.とれとれの魚は,どれもとても美味しいものでした.
というわけで,船酔いという苦難を乗り越え,研究室の結束が少し固くなったかもな,という合宿でした.幹事の金屋君,いろいろ楽しい企画をありがとう.お疲れ様でした.
2010年9月10日(金):M1による夏休・ンの宿題と研究計画の発表会を行いました.まだまだ未完成ですが,それは当然.ここからじっくりと広げていってもらいたいと思います.
全体としてはなかなか面白い発表会でした.「信頼性」という流行語も誕生しました.OBの市川君が参加してくれて,いろいろとコメントをいただきました.
2010年9月2日(木):4名のM2の中間審査が実施されました.直前まで一部あたふたしましたが,なんとか形にはなったかなと思います.
とはいえ,これはまだ「始まりの終わり」です.ここからが本番の研究ですから,スピードを落とさずに修了までを駆け抜けてください.
毎年,9月は空白の1ヶ月になりますが,是非そうならないようにお願いします.
また,その夜,四十万のキングストングリルで,打ち上げ会兼横山君のトロントからの無事帰国祝いを開催しました.楽しいひとときでした.
2010年8月29日(日):カナダのトロントで開催されている国際会議 Active Media Technology 2010において,D1の横山君が以下の発表を行いました.
Yuki Yokoyama and Kazushi Nishimoto: Apollon13: A Training System for Emergency Situations in a Piano Performance
内容は,横山君の修士論文研究をまとめたものです.
2010年8月6日(金):ComInnovationと当研究室の共同企画で,JAIST Beer Garden 2010 を開催しました.ビールは,わくわく手づくりファームの生地ビール,つまみは「秋吉」の焼き鳥出張サービス.120リットルのビールと2500本の焼き鳥を用意しましたが,
3研究科から40数名ずつ,教員も含めて130名ほどの参加応募があったおかげで,見事に全部無くなりました.
片山学長,日比野副学長もご参加くださり,全学的に盛り上がった夏のレクリエーション企画となりました.宴が進むにつれ,アカペラやギター弾き語りなども飛び出し,非常に楽しい集いとなったと思います.
企画運営を担当してくれたComInnovationの皆さんと,西本研の皆さん,お疲れ様でした.ありがとう.
2010年7月30日(金)〜31日(土):長崎県の小浜温泉にある伊勢屋旅館で,情報処理学会のヒューマンコンピュータインタラクション研究会第139回研究会が開催され,参加してきました.一応,以下の論文の連名者ってことで.
大島千佳,中山功一(・イ賀大学),安田清(京都工芸繊維大,千葉労災病院),西本一志(JAIST),奥村浩・i佐賀大学):高齢者が1人でも継続できる音楽療法システムの構築に向けて ,情処研報,Vol.2010-HCO\I-139,No.1, pp. 1-8, 2010.
2010年7月23日(金):西本研配属の5名のM1の歓迎会を片町の「とり丸」で開催しました.今回の新メンバーも,皆一癖ありそうで,面白くなりそうです.活躍を大いに期待しています.2次会はカラオケに行き,一部はさらに3次会,4次会と翌朝まで暴れていたようです.
2010年7月21日(水):2010年4月入学のM1学生から,今年も5名が西本研究室配属となりました.これで学生数は全部で18名.過去最大規模となってしまいました.果たして切り回せるか・・・・D^^;
2010年6月28日(月):先般採択された平成22年度国立情報学研究所公募型共同研究のキックオフミーティングを,国立情報学研究所で開催しました.参加者は坊農先生,小倉さん,山内君,西本の4名です.注目点と目的がおおむね絞り込まれ,新たな実験を行うことも決まりました.さあ,山内君,がんばってくれ!
2010年6月5日(土):恒例のオープンキャンパスが開催されました.今年の当研究室からのデモ展示は,小林君:チャット併用型会議のためのチャットシステム,山内君:立食パーティにおける多人数インタラクション分析,横山君:ピアノ演奏における非常事態訓練システムApollon13,およびKairosChatでした.
修了生では,市川大祐君と松本遥子さんが駆けつけてくれました.
2010年6月3日(木):D1の横山裕基君が国際会議(AMT2010: The 2010 International Conference on Active Media Technology) に投稿していた以下の論文が,口頭発表Regular paperとして採録となりました.
Yuki Yokoyama and Kazushi Nishimoto: Apollon13: A Training System for Emergency Situations in a Piano Performance
内容は,修士論文の内容をまと・゚たものです.この会議は,2010年8月28日〜30日に,カナダのトロントで開催されます.久しぶりの学生による国際会議発表です.行ってらっしゃい,横山君:)
2010年5月26日(水):平成22年度国立情報学研究所公募型共同研究に応募していた以下の研究が採択となりました.
立食形式パーティにおける多人数インタラクションの分析手法の研究 〜孤立者支援を目的として〜
内容は,山内君の研究テーマです.NIIの坊農真弓先生にご指導いただきつつ,研究を進めていきます.
2010年5月21日(金):恒例のM1向け研究室オープンハウスを開催しました.今年は例年よりも参加者数が非常に多く,大変活気あるオープンハウスとなりました.
2010年5月7日(金):M1向けの研究室紹介を行いました.当日使った説明資料はこれです. 時間が無くて説明できなかった研究事例も併せて掲載しておきます.
2010年4月12日(月)〜15日(木):米国アトランタで開催された,CHI2010に西本が参加し,Kairosチャットについて発表してきました.4年ぶりのCHI参加でしたが,発表の内容が以前とは異なり,エスノ的な定性的分析が多くなってきていると実感しました.また,今回のはやりはTwitterとFacebookでした.
2010年4月9日(金):当研究室に仮配属された5名のM1の学生さんと,入試時に当研究室配属を希望していたM1の学生さんを招いて,歓迎会を開催しました.これまで知識センタ教員には仮配属学生は割り当てられませんでしたので,今回が初となります.歓迎会は,途中からなぜかジャムセッション大会になってしまいました.
2010年3月24日(水):学位記授与式終了後の夜,片町の居酒屋「とと桜」で,M2の送別会を開催しました.昨年度修了生の滝沢君も駆けつけてくれました.なんだかんだで盛り上がった会になったと思います.でも,実は就職してJAISTを離れ・驍フはわずかに2名.来年度もますますの大所帯になりそうです.
2010年3月24日(水):根上総合文化会館音楽ホールにて,H21年度学位記授与式が開催され,当研究室の4名のM2が修士(知識科学)の学位を授与されました.今後のますますの活躍を祈ります.
2010年3月19日(金):川越にある東洋大学で,情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会第137回研究会が開催され,当研究室のM2の4人が以下の発表をしてきました.
松本遥子,小倉加奈代,西本一志:主観的時間制御の相互作用により集合的議論記憶を構成するチャットシステム,情処研報,Vol.2010-HCI-13, No.1,pp.1-8,2010.
木下雅斗,西本一志:思いやりコミュニケーションのための呼吸行動情報伝達,情処研報,Vol.2010-HCI-13, No.2,pp.1-8,2010.
横山裕基,西本一志:選択的音高差し替えによるピアノ通し演奏の中断防止訓練システム,情処研報,Vol.2010-HCI-13, No.9,pp.1-8,2010.
山内賢幸,坊農真弓,相原健郎,西本一志:孤立者検出のための立食形式パーティー映像のハンドアノテーション分析,情処研報,Vol.2010-HCI-13, No.10,pp.1-8,2010.
4人ともしっかりした発表をできたのではないかと思います.質問・コメントもたくさんいただき,大変実り多き研究会参加となりました.終了後,川越の街に繰り出し,ステラという西洋料理店でワインで乾杯しました.これにてM2のお仕事はすべて完了です.お疲れ様でした.
2010年3月1日(月)・2日(火):インタラクション2010が学術総合センターで開催され,例年通り研究室総出で参加・発表してきました.今年は西本が大会委員長だったため,普段以上?に気合いを込めての発表となりました.
なお,今回新設されたFresh From the Oven Session (FFO Session) において,M1プロジェクトの成果を楊君が発表しました:
楊 ・ョ,藤田恭平,森 郁彌,金屋陽介,加藤圭吾,西本一志:未病者のための情報提示手法の提案,インタラクション2010 Fresh From the Oven Session,一橋記念講堂,2010年3月1日(月).
楊君にとって学会発表は初めてだったわけですが,非常に落ち着いて上手な発表を行い,きっちり笑いをとることもできました.
山内君:壁の花を救え!
楊君:未病対策ディスプレイ(FFO)
伊藤君:Vocalpeckerロング発表で心の病を告白
伊藤君:昼休みのゲリラデモ
横山君:Apollon13の説明中に非常事態発生?
松本さん:C-Kairos初披露
木下君:HAAHAAの説明でHIIHII
小倉さん:KairosChatロング発表でエンドレスQA攻撃
同窓会:たくさんのOB達とともに
集合写真:このパターンが恒例化した模様
発表に対しては多くの反響をいただき,大変有意義な会議となりました.特に座長判断で,小倉さんの発表への質問がエンドレス状態となったため,20分くらい議論していたような気がします.終了後のOB会には,藤本君,天野君,高橋・N,伊豫田君,亀和田君,永岡君,中野君,角野(清)君,鈴木君もかけつけてくれ,・ニても楽しいひとときとなりました.皆さん,本当にお疲れ様でした.私も大会委員長の任を無事?終えることができ,正直ほっとしました.
2010年2月25日(木)・26日(金):毎年恒例の第7回知識創造支援システムシンポジウムが本学にて開催され,我々の研究室からは,松本遥子さんが以下の発表をしました:
松本遥子,小倉加奈代,山内賢幸,西本一志:Kairos Chat:自発的な議論記憶の精練化を誘発するチャットシステム,第7回知識創造支援システムシンポジウム予稿集,pp.81-88,2010.
発表は良かったと思います.んが,質疑は・・・まあ・・・いろいろとw.いえ,松本さんの問題ではなくて・・・.
2010年2月17日(水):M2の最終審査が行われました.当研究室からは4名が審査に臨み,全員無事合格しました.
木下君:HAAHAA
松本さん:Kairos Chat
山内君:孤立者検出
横山君:Apollon13
また,併せて韓超さんの中間審査も実施され・C無事合格のお墨付きをいただきました.
その後,リフレッシュルームで打ち上げを催しました.人数が増えたので,そろそろリフレッシュルームでは広さ的に少々つらいものがありますが,ここまでの苦労を忘れるひとときになったと思います.しかしまだインタラクションに研究会と発表が目白押し.あともう一踏ん張り,がんばりましょう.
2010年1月30日(土):CHI2010のWorks-in-progressに投稿していた,以下の論文が採録されました.
Kanayo Ogura, Yoko Matsumoto, Yoshiyuki Yamauchi and Kazushi Nishimoto: Kairos Chat: A Novel Text-Based Chat System that has Multiple Streams of Time, CHI2010 Extended Abstract, 2010. (to appear)
これで4月のアトランタ行きが決定です.
2010年1月14日(木):研究室新メンバーとして,中国からの留学生である 王 曦虹 さんが加入しました.これで学生数は16名となり,研究室規模はこれまでで最大となりました.
そこで早速,鶴来の居酒屋「鶴の家」で王さんの歓迎会を開催しました.修論の追い込みで,何名かのM2の体調が思わしく無い中でしたが,楽しいひとときを過ごすことができました.さあ,これからまた皆一丸となって研究に励みましょう!
2009年12月29日(火):インタラクション2010の採録通知が届きました.今回は以下の5件の発表を行います.
口頭ロング発表 :採録率28.6%
小倉 加奈代,松本 遥子,山内 賢幸,西本 一志:Kairos Chat: 主観的時間の概念を導入したチャットシステム
伊藤 直樹,西本 一志:メロディリズムのタップを併用するVoice-to-MIDI変換手法の音高変換精度評価
インタラクティブ発表(デモ部門)
プレミアム:採録率43.3%
横山 裕基,西本 一志:ピアノ通し演奏における演奏ミスによる中断を防ぐための練習支援システム
スタンダード
木下 雅斗,西本 一志:呼吸変動情報を用いた心理状態アウェアネス伝達の試み
インタラクティブ発表(議論部門)
スタンダード
山内 賢幸,坊農 真弓,相原 健郎,西本 一志:ハンドアノテーション分析からのメディアデザイン ―立食多人数パーティにおける孤立者支援を例として―
というわけで,今回も研究室員全員で大挙してインタラクション2010に押しかけます.修了生の皆さん,3月2日(火)の夜に,神保町でお会いしましょう! 詳細は追って連絡いたします.多数の皆さんのご参加を期待しています.
2009年12月25日(金):M2の松本遥子さんが,情報処理学会ヒューマンコンピュータイン・^ラクション研究会より学生奨励賞を受賞 しました! 受賞対象は,7月に鳥海山で発表した以下の論文に関する発表です:
松本遥子,山内賢幸,小倉加奈代,西本一志:複数の時間流を持つチャットシステムの提案,情処研報,Vol.2009-HCI-134, No.8, pp.1-8,2009.
おめでとう!これを励みに,さらなる成果を期待します.
2009年12月22日(火):年内最終ゼミ(M1の進捗発表会)の後,研究室忘年会を柿木畠の「魚焼 いたる」で開催しました.たいへん楽しい年忘れの宴でした.また,2次会はいつもの「ジガーバー」でカクテルを楽しみました.幹事の森君,お疲れ様でした.ありがとう,
2009年12月2日(水)〜4日(金):熱海で開催された,第17回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2009)に参加し,D4の小林智也君が以下の発表を行いました.
小林 智也,西本 一志:超メディア参照機能を有するチャット併用会議のためのチャットシステム,WISS2009論文集,pp.101-106,2009.
またWISSでは,WISS Challengeとして,口頭発表と併用するための新奇なオンライン議論システムを毎回募集し,実際に会議中に運用実験するという試みをやっています.今回我々は,7月のHCI研究会で発表した Kairos Chat をWISS Challengeに応募し,実際に運用してみました.140人が接続する負荷にも耐え,無事に運用することができました.
2009年11月25日(水)〜27日(金):韓国ソウルの高麗大学で開催された,The 4th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2009)に西本が参加し,以下の論文について発表してきました.
Kazushi Nishimoto and Hui Wang: CosplayChat: An Online Discussion System to Elicit Diverse Viewpoints within Individuals, Proc. The 4th International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2009), pp. 89-96, 2009.
エクスカーションでは,韓国のユビキタス事情を見学してきました.韓国では,産学一体となって,ユビキタスを盛り上げようとがんばっているようです.
2009年11月22日(日):東京一橋の学術総合センターにおいて,恒例の知識科学シンポジウムが開催されました.その後,引き続き夜には知識科学研究科修了生の会が開かれ,多くの修了生が集いました.当研究室の出身者では,海沼賢君,市川大祐君,伊藤丈一君らが参加してくれました.久々に楽しい時間を過ごせました.
2009年10月26日(月):東京一橋の学術総合センターにおいて,JAISTシンポジウム2009 が開催されました.西本は「知識基盤社会の構築を目指して 〜知識メディア創造の観点から〜」と題して講演しました.
2009年10月3日(土):2008年3月修了の市川大祐君の結婚披露宴が岐阜とり行われました.とてもアットホームな,楽しい雰囲気の披露宴でした.どうぞ末長くお幸せに!また,久々に伊藤丈一君,角野清久君,辻裕樹君にも会うことができました.彼らも仕事に頑張っている様子でした.
2009年10月1日(木):M2の山内君が,本日から11月いっぱい,武者修行で国立情報学研究所の相原健郎先生と坊農真弓先生のもとに「特別共同利用研究員」として出向き,多人数インタラクション分析について学ぶことになりました.短い期間ですが,しっかりとワザを身につけて欲しいと思います.
2009年9月18日(金):2005年度入学の杉戸準君が,久々に研究室を訪問してくれました.現在は日本信号(株)に勤めており,鉄道などの安全に関する国際規格作りの仕事をしているのだそうです.明るい表情で生き生きとしていたので,安心しました.:)
2009年9月17日(木):エンタテインメントコンピュー・eィング2009で,伊藤直樹君が以下の発表を行いました:
伊藤直樹,西本一志:EnvJamm: 環境からの触発を受けて音情景を再構成するための楽器,エンタテインメント2009講演論文集,2009.
これまでつくり続けてきた,Tap併用型のVoice-to-MIDI変換システムを用いた,音環境を音楽に編み直す試みです.
2009年9月12日(土)〜13日(日):恒例の研究室合宿を行いました.OBからは2008年3月修了の市川大祐君が駆け付けて参加してくれました.
今年の行き先は郡上八幡とひるがの高原でした.郡上八幡は長良川沿いの水が美しい町として有名ですが,食品サンプル産業が盛んな町としても有名です.というわけで,毎年研究室合宿では何かの体験を行うのが恒例となっていますので,今年はまず食品サンプル作りに挑戦しました.てんぷら,フルーツパフェ,フラッペの3種から各自ひとつを選んで挑戦しました.非常に面白い体験でした.
夜はひるがの高原の「和み舎」という貸別荘2棟を借りきって宿泊と宴会.天候はあいにくの雨模様でしたが,屋内に囲炉裏があり,またベランダも屋根で覆われていたので特に問題はなく,予定通り芋煮とBBQを楽しみました.大いに盛り上がりました.
2日目は,ひるがの高原の牧場と遊園地が一体になったよ・、な娯楽施設「牧歌の里」で過ごしました.この日は天候も回復し,さわやかな日和で屋外活動には最適でした.この日も体験学習?は続き,ジャージー種の牛の搾乳体験や,パン焼き体験などを行いました.ここでもいろいろな発見がありました.
というわけで,今年も大いに有意義で,親睦を深められた合宿だったと思います.幹事を担当してくれた松本さん,どうもありがとう.
2009年9月11日(金):本年度配属の5名のM1による夏休みの宿題&研究計画の発表会を行いました.今年は,知識創造支援系が2名,インフォーマルコミュニケーション支援系が1名,音楽支援系が2名という・\成のようです.さて,これらのプランがこれからどうなっていきますやら.楽しみにしています.
藤田君の発表の様子
加藤君の発表の様子
2009年9月9日(水):中間審査の打ち上げをリフレッシュルームで行いました.緊張からとりあえず解放されて?,のびのびとした雰囲気の飲み会でした.一部は徹夜で飲み,語っていたそうです.
2009年9月8日(火):5人のM2の中間審査が終わりました.一応みなそれなりに形にはなったと思うのですが,まだまだ中身が伴っていないのも事実です.これで安心しないで,さらに研究に励んで,良い修論を書くようにして欲しいと思います.
2009年8月21日(金):以前大島さんと一緒にやっていたプロジェクト FamilyEnsemble の特許が登録となりました.特許第4360356号です.
2009年8月7日(金):有志でビアガーデンに繰り出しました.今年は天候不順で,この日も雨が今にも降りそうな空模様でしたが,なんとか雨に降られることなく,屋外でのビールを楽しむことができました.夏の儀式です.明日から1週間,研究室は夏休みに入ります.
2009年7月31日(金):新入生歓迎会を,野々市の「和楽」で開催しました.5人の新しいメンバーを迎え,なんだか大いに盛り上がった会となりました.
2009年7月22日(水):今年度の新M1の配属が決定しました.今年は配属枠いっぱいの5名の希望があ・閧ワした.これで室員は総勢16名で,これまでの最多タイとなりました.にぎやかに頑張っていきましょう!
2009年7月16日(木)・17日(金):秋田県のフォレスタ鳥海で開催された,情報処理学会第134回ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)研究会&第14回ヒューマン・コンピュータ・インタラクション・プロフェッショナル・シンポジウム(HCIP)に,西本,小倉,松本,山内の4名で参加し,以下の発表をデモ付きで行ってきました.
松本遥子,山内賢幸,小倉加奈代,西本一志:複数の時間流を持つチャットシステムの提案,情処研報,Vol.2009-HCI-134, No.8, pp.1-8,2009.
発表中,聴衆の方々に実際に実装したチャットシステムを自由に利用していただきました.
原稿提出締切の約1ヶ月前に思いついたシステムを一気に実装し,初期的な評価実験を行って投稿したという,超高速プロジェクトの発表でした.時間がなかったわりには良い内容になったのではないかなと思っています.石川から秋田に行くのは非常にたいへんでしたが,とても良い会場で,HCI・HCIPともに大いに楽しめました.
2009年6月30日(火):国立情報学研究所の坊農真弓先生をお招きして,第3回知識科学研究科セミナを開催し,「情報学がインタラクション研究に出会うとき」と題したご講演をいただきました.言語学者,あるいはインタラクションの分析研究者としての視点からのインタラクション研究のあり方,そして情報学やIT技術がその研究の中でどのように活かされうるのかについて,主としてお話ししていただきました.講演後は,我々の研究室で,M2の山内君の研究についてアドバイスをいただきました.その後,片町の「山下」に小倉さんも交えて繰り出し,分析系のインタラクション研究(者)と工学(情報学)系のインタラクション研究(者)とがどのように力を合わせて行くべきかについて,さらに議論を重ねました.非常に刺激的なセミナでした.
2009年6月6日(土):オープンキャンパスが開催され,多数の見学者の方々に研究成果を発表しました.今年のデモ展示は,伊藤直樹君の「吟たぁ」と,今年の3月に修了した王慧さんの「コスプレチャット」でした.
2009年6月1日(月):西本研究室が発足後まる10年を迎えました.
1999年6月1日に西本はJAISTに着任したのですが,あっと言う間に10年が過ぎてしまいました.たくさんの(いろんな意味で)思い出深い学生さん達に恵まれ,良い成果をたくさん出せた10年間だったと思います.これからもさらに良い成果を産み出していきたいと思いますので,皆さん,応援よろしくお願い申し上げます.
2009年5月29日(金):恒例の研究室オープンハウスを開催しました.今年も興味を持ってくれたM1がたくさん来てくれました.さらに,研究室配属とは関係のないM2やDの学生さん達も多数参加してくれて(みんなウェルカムです:),盛況な会となりました.最後には,車座になった不思議な団体もできていました.
2009年5月15日(金)・16日(土):情報処理学会ヒューマンインタラクション研究会の第133回研究会が,石川文教会館で開催されました.残念ながら今回当研究室からの発表はありませんでしたが,アルバイトと聴講で数名参加しました.今年度から西本が当研究会の主査を担当していますので,是非今後は発表数を増やしていきたいと思います.次会は,7月に,はるか秋田県は鳥海山の麓での開催です.
2009年4月28日(火):恒例の研究室紹介を行いました.今年も結構たくさんのM1の学生さんが参加してくれました.当日の資料はこれ です.
2009年4月13日(月):石川県ハイテクリサーチセンターの横に・る広場で,恒例の花見を開催しました.毎年花見は寒さにふるえながらすることが多いのですが,今年はぽかぽか陽気に恵まれ,とても気持の良い花見でした.
2009年3月24日(火):M2の王 慧さんが修士論文研究で開発した,Cosplay Chatシステムが,オンラインマガジンの ITmedia Biz.ID の連載記事「創造する人々」で紹介されました.
相手の立場でブレスト --- 「コスプレチャット」の開発者に聞く
2009年3月24日(火):2008年度学位記授与式が根上総合文化会館音楽ホールで挙行されました.当研究室からは,王慧さんと滝澤勇介君の2名が修士(知識科学)の学位を授与されました.2人の新天地での活躍を期待します.
2009年3月19日(木):M2の王 慧さんと滝澤勇介君の送別会を開きました.1次会は片町の「素材や Jinen」,2次会は全員でカラオケへ.特にカラオケでは,本来 Head-banger の滝澤君の本領(本性?)が発揮され,大盛り上がり.M1の木下君が弟子となって教えをうけていました.また,王さんは,M1の韓さんと一緒に中国の歌を美しく歌いました.楽しい送別会になったと思います.
2009年3月13日(金):明治大学生田キャンパスで開催された,情報処理学会第132回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会で,M2の滝澤君と王さんが以下の発表をいたしました:
滝澤勇介,西本一志:作業状況に基づく「ながら聴き」用自動選曲プレーヤ "LISWO",情処研報,Vol.2009, No.28, pp.115-122, 2009.
王 慧,西本一志:Cosplay Chat:多様な視点からの意見を引き出すチャットシステムの試み,情処研報,Vol.2009, No.28, pp.145-152, 2009.
結構大きなホールでの研究会で,登壇発表は結構緊張したのではないかと思いますが,二人とも今までで一番良い発表をしてくれました.
滝澤勇介君
王 慧さん
これでM2の二人の学会発表シリーズもすべ完了です.お疲れ様でした.
2009年3月5日(木)・6日(金):東京の一橋記念講堂で開催された,恒例のインタラクション2009シンポジウムに研究室員全員で参加してきました.発表はM2の二人と,「かおさがし」チームのM1の2名が行いました.相変わらず参加者が多い大規模シンポジウムで,発表者も多くの意見をいただいたようです.
滝澤勇介君:LISWO
王慧さん:Cosplay Chat
松本遥子さん,寺澤玲緒君,他:かおさがし
2日目の終了後,いつものとおり研究室同窓会を開催しました.今年もたくさんのOBが集まってくれて,たいへん盛り上がりました.またしても閉店まで1個所で粘ってしまいました.
さて,次回のインタラクション2010では西本が実行委員長を担当 します.多くのみなさまのご参加,ご発表をお待ちしています.
2009年2月27日(金):本学で開催された,第6回知識創造支援システムシンポジウムで,M2の王慧さんが以下の発表を行いました.
王 慧,西本一志:多様な観点からの意見を引き出すチャットシステムの提案と評価
修士論文発表のときよりもさらに突っ込んだ分析の結果を加え,非常に良い内容になったと思います.発表終了後,参加していたとあるオンラインマガジンのライターさんから,このシステムを非常に気に入ったということで取材を申し込まれ,実機デモを交えて詳細なシステム紹介を行いました.まだ実際に記事が載るかどうかは不明ですが,掲載されたらここで紹介します.(西本が座長をしていたので写真が撮れませんでした.)
2009年2月13日(金):研究会の投稿も完了し,一息ついたところで修士論文の・ナち上げ会をリフレッシュルームで開催しました.メニューはしゃぶしゃぶと寄せ鍋とお刺身.鍋はなぜか慰労される側の王さんがつくってくれました.刺身は林研のO君が引いてくれました(彼は造っただけで,食べませんでしたが).また,韓さんの手作りの里芋でできたお餅も登場しました.和気藹々と楽しいパーティでした.
2009年2月9日(月):M2の最終審査が実施されました.当研究室からは,王慧さんと滝澤勇介君が審査に臨み,無事合格となりました.発表題目は,以下の通りです:
王慧:多様な視点からの意見表出を促す非対面同期型議論システムの研究
滝澤勇介:ユーザの作業状況に基づく「ながら聴き」用自動選曲システムの研究
これで一息と言いたいところですが,まだ研究会もインタラクションも残っています.もうひと踏ん張り,がんばりましょう.
2009年1月15日(木):2008年10月修士過程入学の韓超さんの歓迎会を開催しました.当研究室2人目の留学生です.これから楽しく研究を進めて行きましょう.
また,併せて久々に酒ゼミを開催しました.今回の酒ゼミでは,M1(2008年4月入学生)の主テーマに関して皆でざっくばらんな議論をしました.やはり普通のゼミよりも幅広い(変な)アイディアが出て,たいへん面白かったです.たまには酒ゼミをやらないといけないと思いました.
2009年1月14日(水):インタラクション2009の採否通知がありました.今年は,当研究室関係の発表は以下の通りです:
インタラクティブ発表:
滝澤勇介,西本一志:LISWO: 「ながら聴き」用音楽プレーヤ
松本遥子,寺澤玲緒,他:かおさがし:顔に見えるものとのインタラクションを実現するシステム
ポスター発表:
王慧,西本一志:Cosplay Chat:多様な観点に基づく意見表出を促進する チャットシステム
修了生のみなさん,今年もインタラクションでお会いしましょう!(西本も今回は必ず参加します)
2008年12月22日(月)〜23日(火):ベトナムの国立ハノイ教育大学で開催された The Third International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2008) に西本が参加し,以下の発表を行ってきました:
Kazushi Nishimoto and Daisuke Ichikawa: BrainResketching: A Collaborative Method for Creating Design Concepts, Proc. The Third International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2008), pp.169-176, 2008.
2008年度修了生の市川君の修士論文研究をまとめたものです.ベトナムは初訪問だったのですが,2泊4日の弾丸ツアーで,学会前日深夜にハノイ入りし,学会終了直後の同じ日の深夜便で帰国したので,観光などは全く楽しめませんでした.しかし,うわさ通りのバイクだらけの街には,見ただけでもカルチャーショックを受けました.
2008年12月19日(金)〜20日(土):龍谷大学瀬田キャンパスで開催さ・黷ス,第78回音楽情報科学研究会(日本音響学会音楽音響研究会と共催)に,伊藤直樹君が参加して以下の発表を行いました:
伊藤直樹,西本一志:吟たぁ:ギター型インタフェイスによる弾弦併用型Voice-to-MIDIシステム,情処研報MUS-78,2008.
2008年12月16日(火):少し早めの忘年会を開催しました.一次会は木倉町の「源左エ門」で日本酒を楽しみ,二次会はいつものジガーバーに出向きました.まだゼミや学会発表など残っているので,年を忘れてしまうわけにはいきませんでしたが.
2008年12月5日(金):電子情報通信学会マルチメディア・仮想環境基礎研究会の2008年度第3回MVE賞 を,西本が釧路で発表した以下の論文が受賞しました.
西本一志:区分・分散オフィスを仮想的に大部屋化する軽量なコミュニケーションメディア,信学技報,Vol.108, No.226, pp.55-60, 2008.
この研究会は,主としてバーチャルリアリティ関係の研究が中心なので,この発表の内容はどちらかというと異端で,無理無理「仮想的」という言葉で関連を持たせた観があり,まさか賞をいただけるとは思ってもいませんでした.久しぶりに賞をいただき,大いに励みになります.
2008年12月3日(火):NTT東日本の教育ICTイノベーションプロジェクトから,西本がインタビューを受けました.西本の研究の紹介と,ICTをどう教育で活かしているかといったことに関して,いろいろな話をしました.12月末くらいに,このページ に記事が掲載されるそうです.
2008年11月28日(金):M1プロジェクト発表会の終了後,M2の王さんが中心となり,昨年末に続いて手作り餃子パーティを開催しました.昨年は水餃子でしたが,今年は焼き餃子大会でした.普通の挽き肉中心の餃子の他に,日本ではあまり見掛けない韮と卵だけの餃子も登場しました.また,中国風の肉じゃがもありました.どれも非常に美味しかったです.王さん,どうもありがとう.
2008年11月28日(金):WISSを少しだけ早退して午後イチで学校に戻り,ゼミを行いました.この日のゼミは「M1プロジェクト発表会」でした.当研究室では,M1プロジェクトという,主として「研究活動の後半を一通り体験する」ことを目的とした活動を実施しています.年によっていろいろやり方を変えていますが,今年はドクターの3人に5人のM1を割り振り,それぞれドクターの学生とテーマを考えてモノをつくるというやり方にしました.この日はその成果の発表会.発表するM1本人よりも,指導したドクターの学生の方が緊張していたような感もありました.なかなか面白かったです.
2008年11月26日(水)〜28日(金):神戸のポートピアホテルで・J催されたWISS2008という学会に西本が参加してきました.インタラクティブシステムとソ・tトウェアに関する学会なので,分野的には当研究室と密接な関係があるのですが,これまで縁がなくて参加していなかったので,今回が初参加です.以前から「濃い学会」だと聞いていたのですが,うわさに違わぬ濃さでした.特に夜の宴会のようなディスカッションは,18時から翌朝5時まで飲み続けつつ語り合うということを2日連続でやるという異常さ.さすがに私は最後までつきあうのは無理で,初日は1時くらい,2日目も2時くらいで退散しました.口頭発表もほぼ必ずデモ付きで,学会の性格が良くあらわれておりました.また,WISSと言えば,口頭発表の裏で同時に行われるチャットが有名ですが,これもしっかり楽しんできました.
2008年11月21日(金):2008年3月に卒業して現在タック(株)に勤務している市川大祐君が本学に来訪しました.現在は,医療事務のサポートシステムを開発しているそうです.夜は千葉君,小林君,王さん,長船君(國藤研)とともに,新庄の居酒屋「海都」に繰り出し,市川君のプライベート事情を肴に痛飲しました.
2008年11月11日(火):研究室有志で,手取川で芋煮会を開催しました.芋煮会は東北地方で秋に行われる名物行事で,仙台出身の千葉君がいるので以前からやろうやろうと言い続けていたのですが,なかなか実行できず,ようやく今年開催に至りました.通常の開催時期よりも1ヶ月ほど遅く,ここ数日の寒波の影響もあって,寒くまた風がかなり強い中での開催となりましたが,それだけに芋煮の温かさがありがたく感じられました.ごくシンプルな料理なのですが,柔らかく炊き上がった里芋の旨さは絶品でした.そのほか,秋刀魚も焼いたし,焼き肉もしました.ECやIVRCの疲れを癒す会でした.
2008年11月10日(月):知識メディア創造教育コースの修了証授与式が開催されました.今回の修了者は6名でした.
2008年10月29日(水)〜31日(金):金沢歌劇場と21世紀美術館を会場として,エンタテインメントコンピューティング2008が開催されました.・{田教授が実行委員長,西本が実行副委員長を担当し,さらに当研究室修了生の宮下芳明君@明治大講師が広報・デザインを担当し,小倉加奈代さん@本学助教が会計を担当しました.当研究室からは以下の研究発表を行いました.また,当研究室に本年2月にインターンで滞在していた大阪府立工業高専の金屋君も研究発表を行いました.
伊藤直樹,西本一志:吟たぁ:ギター型インタフェイスを用いた鼻歌作曲家のためのフレーズ入力システム,エンタテインメントコンピューティング2008論文集,pp.169-170, 2008.
滝澤勇介,西本一志:「聴かれ方」に応える状況感知音楽プレーヤ,エンタテインメントコンピューティング2008論文集,pp.155-156, 2008.
松本遥子,堤 孝広,寺澤玲緒,宮田直貴,藪慎一郎,宮田一乘:かおさがし:顔に見えるものとのインタラクション,エンタテインメントコンピューティング2008論文集,pp.149-150, 2008.
このうち,松本さん達の「かおさがし」は,EC2008ベストデモンストレーション賞と,芸術科学会審査員特別賞を受賞しました.
YouTubeに,EC2008チャンネル を作成しましたのでよろしければご覧下さい.
ECという研究分野が立ち上がってから8年ほど経というかというところです.当シンポジウムも結構盛り上がってきている感じですが,研究分野として確立されるかどうかは,今の取り組みにかかっていると思います.今後も,EC分野に貢献できるような研究開発を続けていきたいと考えています.(ビデオばかり撮っていたので,写真がありません.ご了承下さい)
2008年10月19日(日):一橋記念講堂で,第11回知識科学シンポジウムが開催されました.例年3月に開催していたのですが,今回から秋開催に変更となりました.西本は,今回のシンポジウムの運営担当でした.招待講演は,海馬の研究で有名な,東京大学の池谷裕二先生をお招きし, 「脳から見たアイディアと創造性」というタイトルでご講演いただきました.めちゃくちゃ面白くて,非常に刺激的なお話でした.また,パネルディスカッションには知識科学研究科OB教員の櫻井先生(現在慶應大),永田先生(現在文部科学省),下嶋先生(現在同志社大)をお招きし,知識科学の今後の方向性について熱い議論をしていただきました.
シンポジウム終了後,はじめての試みとして,知・ッ科学研究科修了生の会を同じ会場で開催しました.会にはたくさんの修了生と,OB教員の方々にご参加いただき,たいへん盛り上がりました.西本研の出身者は,小倉さん(現教員でもありますが),天野君,中野君が参加してくれました.またその後の2次会には亀和田君(シンポジウムにも参加),永岡君,鈴木君が参加してくれました.日比谷バーで6人でのんだくれました.
2008年10月8日(水):2008年3月に修了した角野清久君の修士論文研究をまとめた以下の論文が,情報処理学会論文誌に採録されました.
角野清久,西本一志:言外の情報としての編集過程情報を伝えるメールシステムの提案と評価,情報処理学会論文誌,Vol.50, No.1, 2009.(採録決定)
メールを作成するときの時間や打鍵速度などの普段との差分をひとめで読み取れる形でメール本文に埋め込むことにより,文字だけからでは読み取れない送信者のメール作成態度を伝えるシステムに関する研究です.
2008年10月2日(木)・3日(金):釧路観光国際交流センターで開催された電子情報通信学会 マルチメディア・仮想環境基礎研究会で,西本が以下の発表をしてきました:
西本一志:区分・分散オフィスを仮想的に大部屋化する軽量なコミュニケーションメディア,信学技報,Vol.108, No.226, pp.55-60, 2008.
内容は,3月にも発表したOffice Buzz Channelについてです.3月のときからいくつか新機能が追加されています.釧路を訪れるのはすごく久しぶりだったので,釧路グルメを存分に堪能して参りました.
2008年9月22日(月):社会人学生でD1の天野健太君が久しぶりで研究室に来て,研究計画について議論しました.天野君は,ボーイスカウトの指導者を10・Nほどやっていることもあり,子供たちの教育について非常に興味があります.彼が修士時代に行った「六の膳」の研究も,家庭での食事時における団らんを促進したいという思いで行われた研究でした.博士でもその延長線上で,家族内コミュニケーションを活性化する研究を進める予定です.
2008年9月20日(土)・21日(日):恒例の研究室合宿を行いました.今年は輪島の沖合50kmにある「舳倉島」探訪がメインイベントでした.台風13号が心配されつつも,結局ほとんど影響なく,初日は好天に恵まれ,絶好の日和となりました.…が,海にはまだ少しうねりがあり,往路の船は揺れに揺れました.1時間半の航海なのですが,最初の15分で船酔いに襲われはじめ,以後討ち死に続出,結局10名中7名がダウンしました.到着後,船酔いがおさまってから舳倉島を散策.岩場と神社・祠ばかりの島という印象でした.戦々恐々としつつ帰りの船に乗りましたが,帰りはうねりがおさまったのか,波の向きがよかったのか,あまり揺れずに快適な航海を楽しめました.宿泊は国民宿舎輪島荘で,夜は1:30まで皆で飲んで話しました.翌日は輪島の朝市をひやかした後,穴水で能登丼(ステーキ丼組と海鮮天丼組に分かれました)を堪能してから,能登島水族館へ.イルカ達の妙技を楽しんだ後,気多大社に「彼女いない歴ウン年」の恵まれない連中が参詣.ところがおみくじが超辛口で,結局かえって打ちのめされてしまいました.舳倉行の船はほんとにたいへんで死ぬかと思いましたが,苦難を乗り越えたおかげで皆の結束が高ま・チたように思います(笑).幹事の滝澤君,いい旅でした.どうもありがとう.
舳倉航路の船.意外に小さく,揺れが懸念される.案の定大揺れ.
舳倉島到着直後の戦死者達のむくろ.
舳倉島の町並み.つげ義春ワールド.店が全く見当たらない.
舳倉島でもっともポピュラーな交通手段・D
帰りの船から望む舳倉島.高い山が全くない平坦な島.
帰りの快適な航海で調子に乗る往路の戦死者達.
無事生還して,全員集合の図.
2008年9月19日(金):M1の5名による研究計画発表会を行いました.今年はコミュニケーション支援系が4名,音楽系が1名という構成です.研究計画を立てるということはとても難しいので,さすがにまだまだ満足の行くものではありませんでしたが,今の段階ではそんなものでしょう.これから少しずつ,計画に磨きをかけていってください.1年後におおいに期待しています.
2008年9月?日(火):M2の中間審査会が実施されました.今回の当研究室からの受験者と発表題目は以下の通りです:
王 慧:個人の中の多様な観点に基づく意見表出を可能とするチャットシステムの研究
滝澤勇介:「聴かれ方」に応える状況感知音楽プレーヤの研究
二人とも練習の甲斐あって良い発表だったと思います.評価も上々でした.この勢いで,中だるみせずにゴールに向かって突き進んでください.
その後,リフレッシュルームで打ち上げ会を開催しました.
2008年8月10日(日):研究室有志(=飲んべえ)で,片町のビヤガーデンに出かけ,夏の夕暮れの空の下,ビールを堪能しました.その後カラオケにも出かけ,おおいに盛り上がりました.これで夏のノルマは達成です.:)
2008年8月7日(木)・8日(金):志賀高原で開催された,情報処理学会の第129回ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究会に参加してきました.HCIの夏の研究会は,毎回HCIPというシンポジウムを併設しています.今回・焉u未知なるインタラクションへの挑戦」というテーマで様々な提案や議論が行われました.非常に刺激的な会でした.修了生の宮下君も学生をたくさん引き連れて参加していました.久しぶりでゆっくり話ができて,楽しい2日間でした.
2008年8月1日(金):新M1の歓迎会を鶴来の「鶴の家」で開催しました.今年も個性豊かな面々で,酒飲みもたくさんいることがわかりました.また,2月にインターンシップで当研究室に滞在していた金屋陽介君も,ちょうどJAISTに来る用事があったので,参加してくれました.
2008年7月23日(水):知識メディア創造教育コースの修了証授与式が開催されました.通常1-1期終了時に本コースを修了する人は少なく,今回も1名だけでした.本コースで身につけた知識を,修士論文研究や企業での仕事に活かしてもらえればと思います.
2008年7月17日(木):2008年度の新M1学生の配属が決まりました.当研究室には7名もの学生さん達が第1希望として申し込んでくれたのですが,1研究室あたり最大5名までという上限枠があるため,涙を飲んで2名の学生さん達に他研究室に移動していただき,結局5名が当研究室配属となりました.また人数が増えて,にぎやかになりそうです.良い成果を出していきましょう!
2008年7月4日(金):三谷研究開発支援財団の平成20年度支援対象研究開発として,西本らによる「マルチモーダルコミュニケーションを基盤とする知識創造支援メディアの研究」が採択され,その贈呈式が三谷産業株式会社本社で行われました.良い成果を出して行きたいと思います.
2008年6月28日(土):2003年度修士修了生で,現在当研究室の社会人ドクター1年生でもある天野健太君の結婚式が,横浜の三渓園で挙式されました.西本,千葉,根本,藤田が出席しました.会場は約100年前に建てられたという純和風の建物で,金屏風や和装がものすごく似合うところでした.天野君のボーイスカウト仲間のアトラクションもあり,楽しく和やかな式でした.
2008年6月26日(木):第2回学内連携セミナが開催され,西本が「知識創造の裾野を広げるユニバーサル・メディアの実現を目指して」と題して講演しました.
学内連携セミナーは,先端融合領域研究院が主催するセミナシリーズで,学内の教職員・学生の交流と連携の促進を目指して設置されたものです.
昼休みに,開放的な空間で多くの人たちと有意義な議論をすることができました.
2008年6月7日(土):恒例のオープンキャンパスが開催されました.今年の当研究室からのデモは,ジェスチャ併用型Voice-to-MIDIシステム(伊藤直樹君)と,Bolelog(千葉慶人君)でした.冬に体験入学生として当研究室に1ヶ月滞在していた,金屋君もかけつけてくれました.
辻の手相見としか思えない伊藤君のデモ風景
後輩の研究を熱心に説明する千葉君
2008年5月28日(水)〜29日(木):第128回ヒューマンコンピュータインタラクション研究会&第75回音楽情報科学研究会が,神戸のポートアイランドにある臨床研究情報センターで開催されました.当研究室からは,D5の伊藤直樹君が以下の発表を行い,活発な議論が交わされました.
伊藤直樹,西本一志:Voice-to-MIDIシステムのためのジェスチャを用いた音高補正手法の検討
この研究会には,修了生の大島さん@NICT,宮下君@明治大学,宮川君@任天堂も参加していたので,ちょっとした同窓会状態でした.
2008年5月27日(火):宮田先生の発案で,久々に知識科学教育研究センター全体での宴会を開催しました.会場は,小松の「上海老街」でした.センター教員研究室配属希望のM1も多数参加してくれたおかげで,総勢25名のにぎやかで楽しい宴会となりました.幹事の山本君@宮田研,お疲れ様でした.
2008年5月24日(土):2003年度修了生の藤田英徳君の結婚式が,デ・Bズニーリゾートに隣接するヒルトン東京ベイで挙式され,西本,小倉,千葉,天野,根本が
出席しました.場所柄もあって,非常に華やかで明るい,良い結婚式でした.
2008年5月16日(金):恒例のオープンハウスを開催しました.多数のM1諸君が来場してくれ,当研究室でのこれまでの研究内容について紹介しました.
2008年5月15日(木):M1への研究室紹介を行いました.紹介に用いた資料はここにあります.
2008年4月9日(水):恒例の花見会を開催しました.今年は人数が少ないので,遠出せずに寮の裏にある小さな桜の下でささやかな宴を開きました.昨年のように飲酒サッカーで燃えたりすることなく,のんびり・まったりとした花見でした.
2008年3月24日(月):平成19年度学位記授与式が開催されました.当研究室からはM2の5名が式に臨みました.また,市川大祐君が,前期課程の優秀修了者賞を受賞しました! 昨年の亀和田君に続き,2年連続での受賞です.
これで5人減るわけで,毎年のことながら寂しくなります.修了生のみなさんには,それぞれの会社での大活躍を期待します.がんばってください.
2008年3月21日(金):八王子の東京工科大学で開催された情報処理学会グループウェアとネットワーク研究会第67回研究会において,当研究室M2の鈴木君,辻君,市川君,角野君が発表を行いました.題目は以下の通りです.みんな非常に落ち着いてまとまりのある良い発表をしたと思います.
鈴木真一朗,西本一志:位置情報を用いた体験共有コミュニケーションメディアによる恋人達の追体験支援の試み,情処研報2008-GN-67,Vol.2008, No.31, pp.37-42, 2008.
辻裕樹,西本一志:組織知の発見と再構成を促進する知識ベースインタフェースの提案と評価,情処研報2008-GN-67,Vol.2008, No.31, pp.91-96, 2008.
市川大祐,西本一志・F他者のアイディアを再構成することがデザインコンセプト発想に及ぼす影響の分析,情処研報2008-GN-67,Vol.2008, No.31, pp.115-120, 2008.
角野清久,西本一志:編集過程情報で「手間」を伝えるメーラーの提案とメール受信者の解釈傾向:情処研報2008-GN-67,Vol.2008, No.31, pp.121-126, 2008.
鈴木君
辻君
市川君
角野君
2008年3月18日(火)〜20日(木):マレーシアのクアラルンプールで開催された国際会議 21st International Symposium Human Factors in Telecommunications (HFT2008) で,杉山研の小倉助教が以下の論文についての発表を行いました.内容はChaTELの拡張版についてです.
Kanayo Ogura, Kazushi Nishimoto and Kozo Sugiyama: How People Communicate in a Multithreaded Manner Using Text and Voice: A Pilot Study, 21st International Symposium Human Factors in Telecommunications "User Experience of ICTs", pp.425-432, Prentice Hall, 2008.
2008年3月18日(火):本日のゼミでは,M1の2名による研究プロポーザル発表会と,M2の4名による,情報処理学会グループウェア研究会での発表練習を行いました.その後,鶴来の居酒屋「ときを」で,M2の追い出し宴会を開催しました.たまたま来ていた松本遥子さんも,ゼミと宴会に参加してくれました.
2008年3月3日(月)・4日(火):インタラクション2008が開催され,例年通り研究室全員で参加・発表してきました.今回,諸般の事情により西本は参加できなかったのですが,伊藤直樹君を中心として学生達だけでしっかりと発表をこなしてくれたようです.
1日目:インタラクティブ発表
千葉君:Bolelog
辻君:Knowledge Base Remixer
2日目:ポスター発表
市川君:BrainResketching
伊藤丈一君:mu-cept
角野君:PAdd Mail
鈴木君:Lovebird's-Eye
終了後,恒例の同窓会を開催しました.OBも多数参加してくれて,非常に盛り上がったようです.
2008年3月2日(日):毎年恒例の知識科学シンポジウム が東京・一ツ橋講堂で開催されました.今回は,知識科学研究科設立10周年記念ということで,「知識科学の成果と展望 −最初の10年から次の10年へ−」と題して開催されました.2009年度から専攻が廃止されて領域制となることを踏まえ,3つの領域から教員が2人ずつ講演しました.西本も,知識メディア領域の教員として「知識創造の裾野を広げるユニバーサル・メディアの実現を目指して」と題して講演しました.発表資料はここにあります .
2008年2月21日(木)〜23日(土):JAISTにおいて,恒例の知識創造支援システムシンポジウムが開催されました.今回は,研究室からは以下の3件を発表しました.また國藤研のKIM君も嗅覚ディスプレイに関する発表を行いました.
西本一志:Office Buzz Channel: 区分・分散オフィスの風通しを良くするブロードキャスト型アウェアネス伝達チャネルとその応用,第五回知識創造・x援システムシンポジウム予稿集,pp.141-148, 2008.
千葉慶人,西本一志:分散・区分オフィス環境のための反復型知識創造促進システム,第五回知識創造支援システムシンポジウム予稿集,pp.149-156, 2008.
伊藤直樹,西本一志:ジェスチャ併用型Voice-to-MIDIシステムの提案,第五回知識創造支援システムシンポジウム予稿集,2008.
KIM Dong Wook,三浦元喜,西本一志,川上雄資,國藤進:機能性ゲルを用いたカード型無音嗅覚ディスプレイの開発,第五回知識創造支援システムシンポジウム予稿集,pp.127-134, 2008.
2008年2月12日(火):M2の修士論文の最終審査会が開催されました.当研究室からの発表は以下の通りでした:
市川大祐:他者のアイディアを再構成することによるデザインコンセプト創作支援に関する研究
伊藤丈一:音楽的特徴量と作曲者の主観評価の関連性を用いたフレーズ作成支援システムに関する研究
角野清久:編集過程情報で「手間」を伝える電子メールシステムに関する研究
鈴木真一朗:恋人達のための思い出共有コミュニケーションメディアの研究
辻 裕樹:組織知の発見と再構成を促進する知識ベースインタフェースの研究
鈴木君
辻 君
どれも非常によくまとまった,良い発表だったと思います.
2008年2月8日(金)・9日(土):伊東温泉で開催された,情報処理学会音楽情報科学研究会第74回研究会において,M2の伊藤丈一君がデモ発表と口頭発表を行いました.発表論文は以下の通りです.
伊・。丈一,伊藤直樹,西本一志:音楽的特徴量と作曲者の主観評価の関連性を用いたフレーズ作成支援システムの構築,情処研報2008-MUS-74,Vol.2008, No.12, pp.145-150, 2008.
2008年2月2日(土):2004年3月修士卒業で,現在日産自動車に勤めている根本博明君の結婚式が挙式されました.根本君の同期の天野君,千葉君,藤田君も参加しました.明るく和やかな,楽しい披露宴でした.
2008年1月30日(水):金屋君の歓迎会を,鶴来の「若竹」で行いました.ここはお好み焼きが主なメニューなのですが,大阪から来たばかりの人の歓迎会をお好み焼き・ョで,ってのは,どうなんでしょうね.^^;でもまあ,楽しかったからいいのです.
2008年1月29日(火):大阪府立工業高等専門学校 専攻科1年生の金屋陽介君が,体験入学生として2008年2月末までの1ヶ月間,我々の研究室に滞在することになりました.千葉君の指導の下で,インフォーマルコミュニケーションによる知識創造支援システムの研究開発を行ってもらう予定です.
2008年1月25日(金):西本と小倉さんによる特許「コミュニケーション装置」が,特許第4069207号として登録されました.内容はChaTELに関するものです.これで当研究室から二つ目の特許登録となりました.
2008年1月24日(木)〜25日(金):伊香保温泉で開催された,情報処理学会 グループウェアとネットワーク研究会第66回研究会で,D2の千葉君が以下の論文を発表しました.
千葉慶人,西本一志:様々な形態のインフォーマルコミュニケーションをシームレスに繋ぐ知識創造促進システムの開発,情処研報2008-GN-66,Vol.2008, No.7, pp.135-140, 2008.
2008年1月14日(月):國藤研の川路崇博君が副テーマで実施している研究に関する論文が,日本創造学会の論文誌に採録となりました.
川路崇博,西本一志,國藤 進:発散的思考支援ツールのアイデア一覧機能と個人的ワークスペース機能による連想プロセスへの影響
2008年1月9日(水):インタラクション2008 インタラクティブ発表の採否通知が届きました.今回は採録率が40%を切り,口頭発表と同等の難関となりました.というわけで,今回は以下のような発表を3月3・4日に行うことになりました.
インタラクティブ発表:
千葉慶人,西本一志:Bolelog:様々な形態のインフォーマルコミュニケーションを有機的に繋ぐ知識創造促進システム
辻 裕樹,西本一志:組織知の発見と再構成を促進するKnowledge Base Remixer
田中 郁,西本一志,國藤 進:Aware Topics: 非同期的な議論参加を促す話題に基づく対話キャプチャシステムの提案
ポスター発表:
市川大祐,西本一志:BrainResketching : 他者のアイディアの再構成をきっかけとするデザインコンセプト生成手法の提案
伊藤丈一,伊藤直樹,西本一志:mu-cept:作曲者の嗜好と意図の関係性を外在化することによるフレーズ作成支援システム
角野清久,西本一志:PAdd Mail:メッセージ編集過程情報で「手間」を伝えるメールシステム
鈴木真一朗,西本一志:Lovebird’s-Eye: 恋人たちのための思い出共有コミュニケーションメディア
卒業生のみなさん,インタラクションの会場でお会いしましょう.
2007年12月27日(木):M1の王慧さんの企画で,中国の新年にはつきものの「餃子」をみんなで手作りして食べました.煎り玉子とニラの餃子,セロリ入り肉餃子など,日本の感覚とは少し違う餡が入った餃子でしたが,どれもとても美味しかったです.王さん,どうもありがとう.留学生の人がいると,こういうことができるのが楽しいですね.それではみなさん,良いお年を.
2007年12月25日(火):M2の5名による,第1回修士論文研究最終審査発表予行演習を実施しました.最終審査本番は2月半ばですので少々気が早いのですが,天野君からのコメントをもらうことを主眼に,年明けの学会投稿締切のラッシュに備えて,一度ここで研究をまとめておくのが良いだろうという判断で実施しました.まあそこそこ順調な方かな,というところですが,気を緩めないでください.終了後,研究室メンバーでクリスマスケーキをつくりました.家庭的な雰囲気のクリスマスでした.
2007年12月21日(金):忘年会を片町の居酒屋「汁べゑ」で開催しました.修了生の小倉さんも参加してくれました.その後バーで二次会,カラオケで三次会と,夜を徹してもりあがったようです.
2007年12月21・(金):天野君(社会人学生D1)がJAISTを来訪し,ゼミで研究計画について発表し,全員で議論しました.ボーイスカウト指導経験が長い天野君の興味は,子供たちとインターネットやメディアとの接点にあるようです.「臭いものには蓋」的に,子供たちからむやみに携帯電話を取り上げたりするのではなく,いかにしてメディアやインターネットとのつきあい方を体得させるか.そのためにどのような支援が可能かを考えていく予定です.
2007年12月8日(土):3月にクアラルンプールで開催される国際会議 The 21st International Symposium on Human Factors in Telecommunication (HFT2008) に投稿していた以下の論文が採録となりました.
Kanayo Ogura and Kazushi Nishimoto: How people communicate in a multithreaded manner using text and
voice: A pilot study
2007年11月26日(月):インタラクション2008のインタラクティブ発表に,M2 全員+D 1名で合計6件を投稿しました.今年度は今までより締切が1ヶ月早くなり,間に合うかどうか危惧されましたが,なんとか予定通り投稿することができました.ただ,今年は例年よりさらに採録率が低くなるということなので,果たしてこのうち何本通るか・・・.
2007年11月7日(水):国際会議 Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2007)において,國藤研のKim Dong Wook君が発表した以下の論文が,Best Student Paper Award を受賞しました.内容は,Kim君が修士課程のときから当研究室で副テーマとして推進していた香りディスプレイに関するものです.
KIM Dong Wook, LEE Dong Woo, Motoki Miura, Kazushi Nishimoto, Yusuke Kawakami, and Susumu Kunifuji: Aroma-Chip based Olfactory Display.
詳細はこちら.
2007年11月6日(火):新メンバーとなった王さんの歓迎会を,松任の「軍鶏屋本店」で開催しました.来年度入学予定のMさんも合宿に続いて駆け付けてくれ,にぎやかな会となりました.
2007年10月30日(火):研究室メンバーがひとり増えました.M1の 王 慧 (Wang Hui)さんです.中国からの・ッ学生で,当研究室としては初の留学生受け入れとなります.
2007年10月3日(水)・F國藤研のKIM Dong Wook君が修士課程のときから当研究室で副テーマとして推進していた香りディスプレイに関する論文が,情報処理学会論文誌に採録となりました.
Kim Dong Wook, 三浦元喜,Lee Dong Woo,Ryu Jae Kwan,西本一志,川上雄資,國藤進:機能性高分子を用いた嗅覚ディスプレイの開発及びビデオへの応用,情報処理学会論文誌,Vol.49, No.1, 2008.
2007年10月2日(火):天野健太君(2004年3月修士卒,現在NTT-IT勤務)が,社会人学生として博士後期課程に入学しました.
2007年9月19日(水):石川産業展示館で開催された「しんきんビジネスフェア」に,ChaTELとFamily Ensembleを出展しました.
2007年9月15日(土)〜16日(日):恒例の合宿を行いました.今年は残念ながらOBの参加がなかったのですが,来年入学予定のMさんが参加してくれました.今年の行き先は富山の五箇山村でした.JAISTから高速を使えば2時間足らずで到着できます.まず「村上家」という非常に古い(築400年?)合掌造りの家を見学し,そこで「こきりこ」の踊りを見ました.ついで宿泊先の「五箇山合掌の里」へ.ここでは合掌造りの家をコテージとして貸し出しており,一人1泊わずか2100円で宿泊できます.ドッジボールとミニサッカーに燃えた後,いろりを囲んで闇カレーパーティで夜は更けました.2日目はカヌーと和紙を漉いての団扇作り体験.非常に充実した楽しい合宿でした・D幹事の角野君,どうもありがとう.
2007年9月10日(月):M2の中間審査が実施されました.直前ギリギリまで皆苦しんでいたようですが,蓋を開けてみると,なかなかまとまりのある良い発表になっていて,安心しました.とはいえ,課題は満載です.ここからが正念場ですから,ぜひペースを落とさず,ますますスピードアップして研究を進めてください.
鈴木真一朗君 辻 裕樹君
2007年9月4日(火):以下の論文が情報処理学会論文誌の「インタラクションの理解とデザイン」特集号に採録決定しました.
亀和田慧太,西本一志:聴衆の注意遷移状況を提示することによるプレゼンテーション構築支援の試み,情報処理学会論文誌,Vol.48, No.12, 2007. (採録決定)
2006年度修士修了の亀和田君の修士論文をまとめたものです.
2007年8月5日(日)〜6日(月):IPA未踏ソフトウェア創造事業 河野・美馬プロジェクト2006年度下期採択課題の最終報告会が,東京八重洲で開催されました.早いもので,もうおしまいです.西本が開発していた「弾き語りのための楽器」の本邦初デモを実施しました.曲は長淵剛の「乾杯」でした.
2007年7月27日(金):新M1の歓迎会を片町の居酒屋半兵ヱで開催しました.今年度は滝澤勇介君ひとりだけの加入で,少々寂しい感じですが,是非がんばって良い成果をあげて,研究室を盛り上げてください.大いに期待しています.
2007年7月11日(水)〜13日(金)・Fオーストラリアのメルボルンで開催された,6th IEEE International Conference on Computer and Information Science 併設ワークショップ The 1st IEEE International Workshop on e-Activity (IEEE-IWEA2007) に小林智也君が参加し,以下の論文についての発表を行いました:
Tomoya Kobayashi and Kazushi Nishimoto: Analysis of relations between spoken utterances and text messages in chat-augmented meetings, Proc. 6th IEEE/ACIS International Conference on Computer and Information Science (ICIS2007), pp.840-843, 2007.
2007年7月6日(金)〜7日(土):小樽で開催された情報処理学会第124回ヒューマン・コンピュータ・インタラクション研究会において,小倉助教(杉山研)と西本が以下の発表を行いました.
小倉加奈代,西本一志,小林智也,杉山公造:音声と・eキストが混在するマルチモーダル・マルチスレッド・チャットシステムの試み,情処研報 2007-HCI-124,Vol.2007, No.68, pp.17-24, 2007.
西本一志:「弾き語り」のための楽器 〜創造活動のためのユニバーサルな道具を目指して〜,情処研報 2007-HCI-124,Vol.2007, No.68, pp.25-32, 2007.
本研究会には大島さんと宮下君も参加し,西本研を修了したドクター3名が全員そろいました.
2007年6月13日(水)〜15日(金):伊藤直樹君が,ザルツブルクで開催された International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology 2007 (ACE2007) に参加し,初の海外での国際会議発表を行いました.演題は,A Voice-to-MIDI System for Singing Melodies with Lyrics でした.
2007年6月6日(水):千葉君が電子情報通信学会英文論文誌に投稿していた以下の論文の採録が決まりました:
Yoshihito Chiba and Kazushi Nishimoto: An intrablog-based informal communication encouraging system that seamlessly links on-line communications to off-line ones, The IEICE Transactions Information and Systems: D, 2007. (in printing)
2007年6月2日(土)&3日(日):IPA未踏ソフトウェア創造事業 河野・美馬プロジェクト2006年度下期採択者 中間報告会が,函館で開催されました.西本は「弾き語りのための楽器」の開発進捗状況について報告してきました.その他のシステムも非常に興味深いものが多く,特に映像制作支援システム系に面白くかつ「それ欲しい!」と思わせるものが多数ありました.
2007年5月26日(土):恒例のオープンキャンパスが開催されました.我々の研究室もポスター展示を行い,併せて「歌唱スタイルを制限しないMIDIデータの歌唱入力システム」,「Nod Station」,「モーニングコミュニティ」のデモを行いました.終了後は,松任にある「軍鶏屋」で,金井先生とM1のY君も交えて打ち上げ宴会をしました.
2007年5月11日(金):International journal of information technology and decision making (IJITDM)に,以下の論文が採録になりました.
Kazushi Nishimoto and Kan Matsuda: Informal Communication Support Media for Encouraging Knowledge-sharing and Creation in a Community, International journal of information technology and decision making, Issue 3, September, 2007.
2005年に北京で開催された国際会議 The Sino-Japan Workshop on Meta-synthesis and Creativity Support Systems 2005 で発表した内容をまとめたものです.
2007年4月27日(金):今年度最初の酒ゼミを開催しました.今回は,新M1を招待しての研究室オープンハウスという位置づけで行いました.結局11名ものM1諸君にご来場いただき,盛り上がりました.
2007年4月24日(火):研究室前の廊下に掲示する研究紹介ポスターを更新しました.昨年度修了生のポスターを追加したら,壁一面にずらりとポスターが並び,実に壮観です.
2007年4月6日(金):恒例の花見を石川ISP横の芝生広場で行いました.今年はM1に声をかけなかったこともあり,非常に小規模にこじんまりとした花見でした.その後,酒の入った状態でミニサッカーを楽しみました.みんな久しぶりに体を動かしたこともあり,翌日は筋肉痛でぼろぼろになりましたが,非常に楽しかったです.
2007年4月4日(水):7月11日にオーストラリアのメルボルンで開催されるIEEE International Workshop on E-Activity 2007 (IWEA2007)に,D1の小林君の以下の論文が採録になりました.
Tomoya Kobayashi and Kazushi Nishimoto: Analysis of relations between spoken utterances and text messages in a face-to-face meeting where a text chat system is concomitantly used
小・ム君もいよいよ国際会議デビューです.
2007年3月22日(木):M2・フ亀和田慧太君が,優秀修了者賞を受賞しました. 当研究室での修士修了生としては初の受賞です.
2007年3月22日(木):インタラクションの興奮と疲労がまだ残る中,神奈川工科大学(伊藤直樹君の母校)で開催された,情報処理学会 グループウェアとネットワーク研究会 第63回研究会において,中野・伊豫田・亀和田・永岡・金谷の5名が,それぞれの修士論文研究について発表しました.1日の研究会で24件もの発表があったため,1件あたり持ち時間20分と,研究会としては非常に短い発表時間しかありませんでしたが,なかなか良い感じで発表できたと思います.みんな発表がうまくなりました.
なお,この日は学位記授与式でもあったのですが,我々の研究室からは5名が研究会に参加していたため,服部君のみが学位記授与式に参加しました.
中野利彦君
伊豫田旭彦君
亀和田慧太君
永岡良章君
金谷裕幸君
石川航平君@杉山研
2007年3月15日(木)&16日(金):東京一ツ橋の学術総合センターで開催されたインタラクション2007に,今年も研究室全員,総勢16名で参加してきました.今回はインタラクティブ発表を4件,ポスター発表を3件行いました.インタラクションの参加者数は667人で過去最高となり,口頭発表の会場は常に立ち見が出るほどの規模となっています.まさにCHI系では国内最大規模の学会であると言えましょう.いろいろ問題が表面化しつつあるものの,やはり面白い学会です.今後もこの学会での発表を一つの大きな目標として,我々の研究室活動を進めていくつもりです.学会終了後の16日の夜には,打ち上げ兼同窓会兼宮下君壮行会兼卒業生送別会を神保町の居酒屋で開催しました.今年は卒業生が5名(天野・根本・藤田・宮下・高橋)も参加してくれたおかげで,非常に盛り上がりました.
1日目
伊藤直樹君:歌唱MIDI入力
千葉君:Nod Station
永岡君:すれ違いSNS
中野君:Incubation Channel
2日目
金谷君:モーニングコミュニティ
伊豫田君:プレ絵コンテ作成支援
亀和田君:うつろひ
恒例の全員集合
2007年2月28日(水):(財)中部電力基礎技術研究所の平成18年度研究助成に,西本と小倉助教の連名で提案した以下の研究が採択となりました.内容は小倉さんが学生時代・ゥら実施しているChaTELの発展研究です.
研究題目:マルチスレッド対話を可能とする新世代高効率音声コミュニケーションシステムの研究
2007年2月26日(月):未踏ソフトウェア創造事業の河野プロジェクト2006年上期最終報告会に西本が参加しました.西本は2006年度下期採択なので,この場ではプレ中間報告を行ってきました.未踏は若い人が多いので,非常に元気があっておもしろいです.(その分,自分のトシを感じますが)
2007年2月22日(木):本学で「第4回知識創造支援システムシンポジウム」が開催され,そこでM2の中野利彦君が,副テーマとして実施した研究について発表しました
中野利彦,藤波努,西本一志:グループホーム入居者家族のための映像配信システムの構築
本シンポジウムでは,多摩美術大学の楠房子先生,ATRの小暮潔博士,安部伸治博士による招待講演もありました.
2007年2月16日(金):学内リフレッシュルームで,修士論文と最終審査の打ち上げを行いました.本当はもっと盛大にやりたかったのですが,まだ研究会やシンポジウムの原稿締切を間近に控えていたため,今回は比較的ささやかな宴としました.金井研の鶴間君も招き,ひとときの解放感を楽しみました.
2007年2月15日(木):修士論文の最終審査が行われました.今年は以下の6名が最終審査に挑み,無事全員合格しました.みんな良い発表だったと思います.
金谷裕幸君
服部 啓 君
伊豫田旭彦君
亀和田慧太君
永岡良章君
中野利彦君
2007年2月8日(木):D3の伊藤直樹君の以下の論文が,International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology 2007 (ACE2007) にロングペーパーとして採録になりました.
Naoki Ito and Kazushi Nishimoto: A Voice-to-MIDI System for Singing Melodies with Lyrics
採録率40%で,予想以上に高倍率でした.6月のザルツブルグで発表です.
2007年1月30日(月):2003年度修士卒業の天野健太君が中心となって進めた研究「六の膳」に関する技術が特許化されたという連絡が特許事務所からありました.
特許の名称: 表示制御装置
出願番号: 特願2004-256716、特開2006-72071、特許番号:第3899375
出願日: 2005年3月9日、取得日:2004年9月3日
発明者名:天野健太、西本一志、臼杵正郎
当研究室としては初の特許取得です.
2007年1月20日(土):3月15・16日に開催されるインタラクション2007で,以下の発表を行うことが決まりました.
インタラクティブ発表:
伊藤直樹,西本一志:歌詞歌唱による入力が可能なVoice-to-MIDI手法の提案
金谷裕幸,小林智也,千葉慶人,伊藤直樹,西本一志:モーニング・コミュニティ:起床時のモチベーションを強化する社会的目覚まし時計の提案
伊豫田旭彦,西本一志:プレ絵コンテ:映像イメージのとりまとめを支援するための画像検索システム
亀和田慧太,小林智也,西本一志:うつろひ:聴衆の注意状況を提示するプレゼンテーションツール
ポスター発表:
千葉慶人,小林智也,金谷裕幸,伊藤直樹,西本一志:Nod Station:分散・区分オフィス環境のためのオンライン挨拶システム
永岡良章,鈴木真一朗,小林智也,西本一志:活動範囲の共通性に基づくwho's who情報提供システムによるヒューマンネットワーク形成支援
中野利彦,西本一志:IncubationChannel:オンタイムの興味情報をオフタイムに埋め込むアイディアあたため支援システム
今回も研究室総出で参加・発表します.
2006年12月21日(木):2006年最終ゼミを行った後,片町の「トントン トンガラシ ハ旨イヨ」で忘年会を開催しました.千葉君がトラブルで若干遅刻したものの,全員参加でなかなかに盛り上がりました.ややキワモノ的な名前の店ですが,意外と内容はまともで,飲み放題の酒(特に焼酎)の種類も豊富,値段も安くてよかったと思います.幹事の市川君,お疲れさんでした.来年もがんばっていきましょー!
2006年12月19日(火)〜20日(水):神戸市立フルーツフラワーパークで開催された,2006年下期未踏ソフトウェア創造事業 美馬・河野プロジェクト合同キックオフミーティングに西本が参加し,「『弾き語り』のための楽器の開発」に関するコンセプトについて発表してきました.
2006年12月16日(土):京都工芸繊維大学で開催された,情報処理学会エンターテインメントコンピューティング研究会第5回研究会で,D3の伊藤直樹君と西本が以下の論文の発表を行いました.西本は実に8年ぶりの研究会での発表でした.
伊藤直樹,西本一志:MIDIシーケンスデータの2step打ち込み法への鼻歌による音高入力の適用,情報処理学会研究報告2006-EC-5,Vol.2006, No.134, pp.43-48, 2006.
西本一志,大月敬史:娯楽性を利用した投機的know-whoシステム実現に向けた初期的検討,情報処理学会研究報告2006-EC-5,Vol.2006, No.134, pp.49-54, 2006.
2006年12月14日(木):キャンパスプラザ京都で開催された,第9回日本音響学会関西支部若手研究者交流研究発表会で,D3の伊藤直樹君が以下の発表を行いました.伊藤君は西本研所属としては初の対外発表でした.
伊藤直樹:リズムタッピングを利用した歌唱からの簡易な音高取得法の提案
2006年11月22日(水):けいはんな学研都市にあるNiCTにて開催された,情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会第121回研究会で,D1の小林智也君が以下の論文の発表を行いました.
小林智也,西本一志:テキストチャットを併用する対面口頭議論におけるチャット発言と口頭発言との時間的関係について,情報処理学会研究報告,Vol.2006, No.123, 2006-HI-121(10), pp.67-74, 2006.
2006年11月17日(金):10月に続き,「酒ゼミ」を実施しました.今回の話題提供者は,千葉君,小林君,西本の3名でした.なお,今回はボジョレー・ヌーボーの解禁直後ということで,酒はボジョレー・ヌーボーを中心にワイン系で取りそろえました.
2006年11月17日(金):独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)の未踏ソフ・gウェア創造事業に,西本が提案した「『弾き語り』のための楽器の開発」が採択となりました.2007年8月末までが実施期間です.
2006年10月27日(金):久しぶりに「酒ゼミ」を開催しました.酒ゼミは,その名の通り「お酒を飲みながら行うゼミ」で,まだはっきりと研究テーマになりきってはいないけど,なんとなく気になるネタを酒の肴として,飲みながら思い切り発散的に話し合おうという趣旨のゼミです.ずいぶん長い間やっていなかったのですが,久々に開催できました(幹事役の鈴木君,どうもありがとう).今回は,ポスターセッション形式を採用し,Light Write Board にめいめいテーマなどを書いた簡単なポスターを作成し,これを会場に持ち込んで囲みながら議論するというやり方にしました.今後この酒ゼミを,「知のPotluck Party」として研究科全体に草の根的に広げていきたいという案も出ています.
2006年10月19日(木):2004年3月後期課程修了の大島千佳さん(現在NICT/ATR)が,情報処理学会の平成18年度山下記念研究賞を受賞しました.
受賞対象の論文は以下のものです:
大島千佳,伊藤直樹,西本一志,苗村昌秀:楽曲の技術的な敷居を低くする手法の開発に向けて,情処研報2006-EC-3,Vol.2006, No.24, pp.57-64, 2006.
受賞理由等はこちらにあります.
昨年の天野君の受賞に続いて,2年連続の快挙です.卒業生ががんばっています.
2006年10月2日(月):小林智也君が博士後期課程に進学しました.
2006年9月23日(土)・24日(日):研究室メンバーで瀬女高原で合宿しました.OBは天野健太君が駆けつけてくれました.初日は,小学校以来のキックベースボールで熱戦を繰り広げた後,BBQで宴会.翌日は蕎麦打ち体験・パターゴルフ・テニス・温泉という,盛りだくさんな合宿で,大いに楽しむことができました.ちなみに,来年は8月に海水浴合宿?という声が上がっております.
中宮プレイランドにて参加者全員集合
2006年9月23日(土):新M1の5名による,研究テーマ発表会を開催しました.知識創造支援系2名,コミュニ・Pーション支援系2名,音楽系1名という構成になるようです.おもしろい研究になることを期待しています.みなさん頑張って下さい.
2006年9月22日(金):早稲田大学理工学部で開催された,計測自動制御学会 SI部門 共創システム部会による「共創と複雑系シンポジウム」に西本が参加し,インフォーマル・コミュニケーションによる知識共創場の構築」と題して,当研究室におけるインフォーマルコミュニケーション支援研究について総括紹介しました.講演予稿はこちら にあります.複雑系,脳研究,そして我々のようなメディア,という異分野の人たちが寄り集まった,刺激的なシンポジウムでした.
2006年9月22日(金):2006年度9月修了生の修了式が開催されました.小林智也君が,無事修了しました.
2006年9月16日(土):東京お台場の日本科学未来館で開催された「エンタテインメントコンピューティング2006」で,西本がオーガナイザとして「道具情報学」というオーガナイズド・セッションを開催しました.西本自身も「創造活動のためのユニバーサルなツールとは 」と題して発表して参りました.全体として,非常に刺激的なおもしろいセッションだったと思います.朝一であったにも関わらず,ほぼ満席となりました.ご発表・ご参加いただいたみなさまに篤くお礼申し上げます.近々,「道具情報学(仮称)」に関するウェブサイトを開設予定ですので,その際にはまたご案内致します.
2006年9月12日(火):M2の5名の中間審査が実施されました.熱心な準備の甲斐あって,いい発表だったと思います.
2006年8月22日(火):M3の小林智也君の修士最終審査が行われました.修士論文題目は,「テキストチャットを併用する口頭対話における音声発話へのインデクシングに関する検討」でした.
2006年8月21日(月):昨年度博士後期課程を修了した宮下芳明君の博士論文の一部を構成する「視覚的美しさに対する支援」に関する論文がAIDIA Journalに採録されました:
Homei MIYASHITA, Kazushi NISHIMOTO, and Kazunori MIYATA: How should a Visual Design Process be Supported?, AIDIA Journal(Asia Interior Design Institute Association) Vol.6, 2006.
2006年8月1日〜4日:タイのアユタヤで開催された国際会議 KICSS 2006 (The first International Conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems) に,千葉君(D1)と西本が参加し,Attractiblog と Interactive Fliers について発表してきました.学生の発表も多数あり,上位2名に学生賞が授与されましたが,千葉君は惜しくも第3位でした. なお,この会議は,来年はJAISTがホスト役となって日本(JAISTまたは東京地区)で開催されます.
会場となったホテル入り口の垂れ幕
Excursionで行ったアユタヤの遺跡
千葉君の発表の様子
2006年7月19日(木):2006年度の新M1配属が正式決定しました.今年は5名を新たに迎ることとなりました.元気の良さそうなヤツばかりなので,先々楽しみです.
2006年7月6日(木)・7日(金):函館で開催された,情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会第119回ミーティング&第11回ヒューマンインタフェース・プロフェッショナル(HIP11)に西本が参加してきました.「表現のためのインタフェース」がテーマで,我々の研究との関連が深く,おもしろい発表がいくつもありました.招待講演は,音楽情報処理の世界では非常に多く利用されているグラフィカルなプログラミング言語Max/MSPとPure Dataの開発者である,Miller Puckette教授(UCSD音楽学部)でした.
Miller Puckette教授
2006年6月16日(金):2006年8月1日〜4日にかけて,タイのアユタヤで開催される,The first international conference on Knowledge, Information and Creativity Support Systems (KICSS2006) に,以下の2本の論文が採録になりました.
Yoshihito Chiba and Kazushi Nishimoto: Attractiblog: A bimodal informal communication support system based on an intrablog
Kazushi Nishimoto and Hiroaki Nemoto: Interactive Fliers: An electric ad system for a community to facilitate communications between advertisers and audience
いよいよ千葉君が国際会議デビューです.:)
2006年6月3日(土):オープンキャンパスで研究紹介を行いました.今年は,千葉慶人君のAttractiblogと,中野/亀和田/永岡/杉戸/小倉によるTraveling Cafeのデモを行いました.
Traveling Cafeを説明する亀和田君
Traveling Cafeを説明する中野君
Attractiblogを説明する千葉君
2006年5月23日(火):コクヨの「創材」プロジェクトの製品である Light Write Board を購入しました.180cm X 90cm の大きな,しかし非常に・y量な両面ホワイトボードです.片手で軽々持ち運べます.研究室員全員,一人1枚ずつこれを持ち,普段アイディアを書き留めるのに用いたり,お茶場にこれをめいめい持ち寄ってディスカッションしたりするのに使おうと思っています.さて,知的生産性は向上するでしょうか?
2006年5月10日(火):M1諸君への研究室紹介を行いました.紹介資料はこちらでご覧になれます.
2006年5月7日(日):修了生の大島千佳さんが進めていたピアノ連弾システムFamily Ensembleの論文が,ACMのTransactionに採録決定しました.ACM Multimedia 2004でベストペーパー・ワを受賞した論文の内容をさらに充実させたものです.
Chika Oshima, Kazushi Nishimoto and Norihiro Hagita: A Piano Duo Support System for Parents to Lead Children to Practice Musical Performances, ACM Transcations on Multimedia Computing, Communications and Applications (ACM TOMCCAP) 2006.
2006年5月1日(月):日本認知科学会第23回大会に小倉さんが投稿していた以下の論文が採録となりました.
小倉加奈代,西本一志:テキストチャットにおける発言相手指定表現と話題指定表現の使用状況分析
2006年4月24日(月)〜27日(木):カナダのモントリオールで開催されたACM CHI2006に,小倉さん&中野君と参加してきました.小倉さんはChaTELについて,中野君はTraveling Cafeについて,いずれもWork in Progressのカテゴリでポスター発表しました.
会場の外観(夜景)
小倉さんの発表の様子
中野君の奮闘の様子
2006年3月22日(水):能美市根上総合文化会館音楽ホールにおいて,平成17年度学位記授与式が開催されました.当研究室からは,小倉・宮下(博士(知識科学)),千葉・大月・海沼・高橋(修士(知識科学))の6名が学位を授与されました.宮下君は優秀修了者賞を受賞し,修了生代表謝辞も担当しました.みなさんのこれからの活躍に大いに期待しま・キ.頑張ってください!
修了生代表謝辞を述べる宮下君 修了生6名と
2006年3月13日(月)・14日(火):ATRで開催された,情報処理学会エンタテインメントコンピューティング研究会において,M2の海沼賢君が以下の論文を発表しました.
海沼賢,宮下芳明,西本一志:他者からの触発を活用する小説創造プロセスの分析
内容は基本的に修士論文研究の内容です.発表後,活発な質疑があり,多くの人々に興味を持ってもらえました.
ま・ス,D2の伊藤直樹君がATRでの副テーマ研修で行った研究を元に発展させた楽譜簡約システムについて,修了生の大島さん(現在ATR)が発表しました.
大島千佳,伊藤直樹,西本一志,苗村昌秀:楽曲の技術的な敷居を低くする手法の開発に向けて
こちらの発表も非常に活発な質疑が行われ,たいへん好評でした.
2006年3月2日(木)・3日(金):東京の学術情報総合センターで開催された情報処理学会インタラクション2006シンポジウムに,研究室全員で参加してきました.小倉・宮下両名が口頭発表(ロング)を行い,またインタラクティブ発表としては,研究室に直接関係するものが2件,間接に関係するものが3件,さらにポスター発表が1件という大量の発表を行ってきました.いずれの発表も非常に高い評価を受けることができました.今回の参加者総数は570名程度ということでした.昨年より50名ほど減ったとは言え,相変わらず巨大な学会です.学会終了後,神保町で打ち上げ兼同窓会を開催しました.OBは,白崎君,天野君,根本君が参加してくれました.
宮下君口頭発表
小倉さん口頭発表
海沼君ポスター発表
千葉君インタラクティブ発表
Traveling Cafe インタラクティブ発表
全員集合
2006年2月25日(土):本学で開催された「第3回知識創造支援システムシンポジウム」で,千葉慶人君が「Attractiblog:イントラブログを用いた対面インフォーマル・コミュニケーション支援システム」と題して発表しました.
2006年2月15日(水):修士論文の最終審査が行われました.発表題目は以下の通りです.
海沼 賢 君:他者から触発を活用する小説創造プロセスの分析
千葉 慶人 君:イントラブログを用いた対面インフォーマルコミュニケーション支援システムに関する研究
大月 敬史 君:投機的know-who支援システムのための潜在的関心の抽出手法
高橋 康浩 君:共有空間のための公共心促進メディアに関する研究
発表練習をがんばった甲斐あって,みんないい発表ができていたと思います.お疲れ様でした.
2006年2月8日(火):2006年4月24-27日にモントリオールで開催されるCHI2006 のWork-in-progressに投稿していた以下の論文2件が採録となりました.
Kanayo Ogura and Kazushi Nishimoto: ChaTEL: A Voice Communication System for Facilitating Multithreaded Conversation
Toshihiko Nakano, Keita Kamewada, Jun Sugito, Yoshiyuki Nagaoka, Kanayo Ogura and Kazushi Nishimoto: The Traveling Cafe:A Communication Encouraging System for Partitioned Offices
2006年2月6日(月):小倉加奈代さんの博士論文公聴会が開催されました.博士論文の題目は「CMCにおける発言行動および発言構造分析とその応用に関する研究」で,テキストチャットで頻繁に生じる対話のマルチスレッド状況を分析し,その発生原因とマルチスレッド状況が維持されるメカニズムをまず明らかにし,その知見に基づき音声対話をマルチスレッド化する新しいコミュニケーションメディアを提案するとともに,マルチスレッド対話の発言ログを事後的に有効活用するためのスレッド抽出アルゴリズムを検討したものです.審査員は,情報科学研究科の島津教授,知識科学研究科の杉山教授,國藤教授でした.落ち着いてわかりやすく発表していたと思います.
2006年2月2日(木):宮下芳明君の博士論文公聴会が開催されました.博士論文の題目は「不可逆・I芸術表現の支援システムに関する研究」で,音楽と画像デザインに関する支援システムを用いた被験者実験に基づき,一度行った行為を取り消すことができない「不可逆的なアート制作プロセス」のための適切な支援形態について議論する内容です.審査員は,東大先端研の中小路久美代教授,本学中森教授,國藤教授,宮田教授でした.3台のプロジェクタを駆使した凝ったプレゼンテーションで,良い発表だったと思います.
2006年1月27日(金):「金沢発のエレクトロニクスアートの祭典」 eAT KANAZAWA 2006 において,宮下君が eAT'06アワード グランプリ(匠賞)を受賞しました! 受賞作品はこちらでご覧になれます.
2006年1月24日(火):宮下君による以下の論文が,インテリア学会論文誌に採録されました:
宮下芳明,西本一志,宮田一乗:視覚デザインにおける支援手段の研究 〜画像構成要素における輝度・サイズ分散の観点から〜,日本インテリア学会論文報告集,Vol.16,2006.
2006年1月16日(月):インタラクション2006のインタラクティブ発表に,以下の論文が採録になりました:
千葉,西本:Attractiblog:イントラブログを介したインフォーマルコミュニケーション支援システムの開発
中野,亀和田,杉戸,永岡,小倉,西本:Traveling Cafe:分散型オフィス環境におけるコミュニケーション促進支援システム
伊豫田,宮田 他:加速度センサを用いたピッチングVRアプリケーション
Kim,西本,國藤:FragrantMemories :香りつき映像を編集可能なホームビデオシステム
大島,西本 他:The PHANTOM of the PIANO:自学自習を妨げないピアノ学習支援システムの提案
採録率はちょうど60%で,相変わらずの難関でした.
2006年1月5日(木)〜7日(土):オーストラリアのアデレードにある南オーストラリア大学で開催された国際会議 The First IEEE International Workshop on Horizontal Interactive Human-Computer Systems (TableTop2006) で,西本が発表してきました.発表した内容は,天野君(2004年3月・C了,現在NTT-IT)が主として進めた「六の膳(英語名pHotOluck)に関するものです.大半の発表がテーブルトップ上での多人数・多手指によるオブジェクト操作技術などの研究に関するものである中で,「食事時のコミュニケーション」に注目し,「皿」をインタフェースとした本研究のシステムは異彩を放つものであったとともに,参加者の関心を大いに集め,たくさんの好意的な質問やコメントをいただくことができました.3日の会議で,毎日最後にはWorkshop Breakoutというセッションがもうけられ,参加者を3つのグループに分けてそれぞれにTableTop研究について議論するという,ワークショップならではの取り組みもありました.ただ,そこで主として議論された内容が「テーブルトップ技術が何に使えるのか」ということだったことに,非常に残念感を覚えましたが.
会議の会場.とにかく町には人影がない Workshop Breakoutの様子.中庭にて
2005年12月2日(金):2006年3月2・3日に開催される,恒例の「インタラクション2006」に投稿していた小倉さんと宮下君の下記論文が,採録率わずか27%という国内会議としては異例の難関を見事突破して,口頭発表(しかもどちらもロング発表)に採録となりました.
・小倉加奈代,西本一志:マルチスレッド指向音声対話システムChaTELを用いた非対面対話の発言・聴取行動分析
・宮下芳明,西本一志,宮田一乗:画像構成要素の輝度-サイズ分散を用いた視覚デザイン支援手段の検討
というわけで,OBのみなさま,またインタラクションの時にお会いしましょう.:)
2005年11月29日(火):研究室OBの天野健太君による山下記念研究賞受賞のニュースが,JAISTウェブページに掲載されました.こちらのページをご覧下さい .なお,授賞式は11月11日に,水上温泉で開催されたGN Workshop 2005で執り行われました.
2005年11月1日(火):小倉加奈代さんの論文が情報処・搖w会論文誌に採録になりました.
小倉加奈代,西本一志:ChaTEL:マルチスレッド対話を容易にする音声コミュニケーションメディア,情報処理学会論文誌「ユビキタス社会におけるコラボレーションサービス」特集号,Vol.47,No.1,2006. (採録決定)
2005年10月25日(火):宮下芳明君の論文「Experiments to Visual Beauty Evaluation and Development of Visual Beauty Support System」が,AIDIA Journal(Asia Interior Design Institute Association) Vol.5 に採録決定しました.
2005年10月11日(火):本年11月24〜26日にイタリアで開催される国際会議 Sound and Music Computing '05 (SMC05) に,宮下君が投稿した論文「What are the "Essences of Music" ? -- A Case Study on Japanese Audience」が採録となりました.
SMC05 web page
2005年10月3日(月):伊藤君がATRでの4ヶ月の研修(副テーマ)を終了し,JAISTに復帰しました.ATRでの研修成果をもとに,どんどん研究を発展させてほしいと思います.
2005年9月17日(土)〜18日(日):恒例の研究室合宿を開催しました.今年は片山津温泉で,宿は「癒しの宿 まるや」でした.OBは,大島さん@ATRと,宮川君@任天堂が参加してくれました.例によって夜遅くまで(というより明け方まで)研究の話で盛り上がる,意義深い合宿になりました.
2005年9月13日(火):京都大学で開催された「社会情報学フェア2005」の企画の一つであった「CMC・yびHCIの分析メソドロジー」ワークショップに小倉さんが参加し,「音声を用いたCMC研究の可能性」と題して発表しました.
2005年9月12日(月):2006年の1月5〜7日にオーストラリアで開催される国際会議 The First IEEE International Workshop on Horizontal Interactive Human-Computer Systems (TableTop2006) に,西本・天野(2004年3月修了,現在NTT-IT)・臼木(杉山研D)による論文「pHotOluck: A Home-use Table-ware to Vitalize Mealtime Communications by Projecting Photos onto Dishes」が採録となりました.
TableTop2006 web page
2005年9月9日(金):M2の中間審査が行われました.審査員は,國藤先生,永井先生,藤波先生でした.
2005年8月25日(木):M1が一人増えました.杉山研から亀和田慧太君が移籍してきました.これでM1は合計5名となりました.
2005年8月10日(火):はこだて未来大学の小野哲雄先生にお招きいただき,創造性と自己表現の支援と題して講演して参りました.その後,小野研の学生の方々の研究テーマ紹介を聴き,いろいろとコメントいたしました.取り組みの手法が認知科学か工学かという差があるものの,小野研の興味の対象は我々の研究室と非常に近く,むしろ手法の差がコラボレーションの可能性をもたらしているように思います.小野研出身者の中野君が我々の研究室メンバーになったこともあり,今後いろいろと共同研究など進めていければと考えています.
2005年8月1日(月):ATRで副テーマ研修を実施中の伊藤直樹君が,ATRでのはじめての研究報告を行いました.時間がありません.がんばってください.
2005年8月1日(月):天野健太君(2003年度修士,現在NTT-IT)が,(社)情報処理学会 山下記念研究賞を受賞しました! 受賞対象は,以下の論文です.グループウェアとネットワーク研究会からの推薦を受けての受賞となりました.快挙!
天野健太,西本一志:六の膳:お皿に写真を投影するシステムによる食卓コミュニケーション支援,情処研報2004-GN-51, Vol.2004, No.31, pp.103-108, 2004.
2005年7月29日(金)〜31日(日):京都大学において,第22回日本認知科学会大会が開催され,小倉さんと高木さん(遠山研所属.発表内容は副テーマ研究)が発表しました.
2005年7月19日(火):新M1が4名配属となりました(最初は5名だったんですが,1名が藤波研に移籍しました).さっそく鶴来の居酒屋「鶴の家」で新入生歓迎会を開催しました.
2005年7月11(月)〜14(木):北京の「中国科学院数学与系統科学研究院」において開催された,The Sino-Japan Workshop on Meta-synthesis and Creativity Support Systems 2005 に西本が参加し,Informal Communication Support Media for Encouraging Knowledge Sharing and Creation in a Communityと題して講演して参りました.元知識科学研究科教授のGu Ji Fa 教授が主催であったためもあり,誠に至れり尽くせりのお大名気分学会でした.
2005年6月29日(水):9月13日に京都大学で開催される社会情報学フェア2005ワークショップ「CMC及びHCIの分析メソドロジー」に,小倉さんが投稿した以下の論文が採録となりました.
小倉加奈代,西本一志:音声を用いたCMC研究の可能性
2005年6月4日(土):オープンキャンパスが開催されました.当研究室からは,小倉さんの指しChaTEL,宮下君のThermoscore Displayをデモ展示しました.また,知的クラスタプロジェクトの方では,臼杵君(杉山研)が,当研究室OB天野君の修論研究システム「六の膳」を改良した「ネットワーク六の膳」をデモ展示しました.
Thermoscore Display 指しChaTEL ネットワーク六の膳
2005年6月1日(火):D2伊藤君がATRメディア情報科学研究所で副テーマ研究として苗村先生のご指導を受けるために研修に出ました.とりあえず4ヶ月間の予定です.厳しい日々だと思いますが,頑張っていい成果を出してください!
2005年5月30日(月):大阪大学で開催された,映・恟アメディア学会 メディア工学/映像表現&コンピュータグラフィックス研究会に,D3宮下君が参加し,「動く図形楽譜の試作と検証」と題して発表しました.主として,宮下君の修士時代の仕事に関する報告です.
2005年4月26日(火):研究室紹介を行いました.ここに紹介資料を置いてあります .生ppt形式ですので,ご注意下さい.
2005年4月26日(火):西本,大島による解説論文「音楽と創造性」が,知能と情報(日本知能情報ファジイ学会誌)に掲載されました.
西本一志,大島千佳:音楽と創造性,知能と情報(日本知能ファジィ学会誌),Vol.17, No.2, pp.156-163, 2005.
2005年4月23日(土):第22回日本認知科学会大会に投稿していた,D4小倉加奈代さんによる下記論文が採録となりました.7月31日に京大で発表します.
小倉加奈代,西本一志:マルチスレッド音声対話における聴き手としての立場に注目した参加者の参与形態に関する分析.
また,元我々の研究室所属で現在遠山研究室所属M2の高木里実さんが,私の研究室で副テーマとして実施している研究が,やはり第22回日本認知科学会大会に採録となりました.7月29日に京大での発表となります.
高木里実,西本一志,遠山亮子:創造的グループワークにおける構成員間コミュニケーションと組織化の分析
2005年4月16日(土):D3宮下芳明君の下記論文がヒューマンインタフェース学会論文誌に採・^となりました.
宮下芳明,西本一志:演奏者の触発インタフェースとしての楽譜 その拡張と可能性,ヒューマンインタフェース学会論文誌「プロスペクティブ論文特集号」,Vol.7, No.2, 2005.
2005年3月19日(土):一ツ橋にある学術情報センターで,恒例の知識科学シンポジウム(第6回)が開催されました.各研究室のポスター発表もあり,我々の研究室からは小倉さんが説明員として参加しました.
小倉さんの隣で説明を聞いている大きな兄ちゃんは,2005年度JAIST入学予定の伊藤君.
2005年3月17日(木):宮下君の論文が日本インテリア学会論文誌に採録になりました.
宮下芳明:Planesphere-modelを用いた視覚的美しさ評価へのアプローチU 画像構成要素におけるサイズの影響,日本インテリア学会論文報告集,Vol.15, 2005. (3月刊行予定)
2005年3月8日(火):オンラインニュースのPC Watchに,小倉さんがインタラクション2005で発表した「指しChaTEL」の記事 が掲載されました.
2005年3月4日(金):人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SIG-SLUD)の第43回研究会で,小倉さんが「ChaTEL:マルチスレッド指向ボイスチャットシステム 」と題して発表しました.
2005年2月28日(月)〜3月1日(火):インタラクション2005で小倉さんと宮下君がインタラクティブ発表を行いました.
小倉,西本:指しChaTel:対面でのマルチスレッドを可能とするコミュニケーションツールの開発
宮下,西本:音楽の条件:メディアアート・コンサートにおける観客の評価分析
二人以外のメンバーもデモを手伝い,大盛況のうちに終わりました.みなさん,お疲れ様でした.それにしても参加者総数が600を越えたとか.インタラクションは化け物学会になってきましたねえ.
2005年1月26日(水):D2の宮下君がVR・w会論文誌に投稿していた論文が採録となりました.
宮下芳明,西本一志:「音楽の条件」とは何か?,日本バーチャルリアリティ学会論文誌,「美と快」特集号,2005.
2005年1月18日(火):最近,昨年度修了生がやった仕事に関する論文が学会論文誌に軒並採録となっています.
大島千佳,西本一志,鈴木雅実:創造的演奏教育支援に向けた生徒の音楽的理解と技術習得の分析,日本創造学会論文誌,Vol.8, 2004.
根本博明,西本一志,山下邦弘:広告主・閲覧者間コミュニケーションを促進するコミュニティ向け電子広告システムの提案,情報処理学会論文誌,「知の共有から知の協創へ」特集号,Vol.46, No.1, 2005.
大島千佳,西本一志,鈴木雅実:家庭における子ど・烽フ練習意欲を高めるピアノ連弾支援システムの提案,情報処理学会論文誌,「知の共有から知の協創へ・v特集号,Vol.46, No.1, 2005.
藤田英徳,西本一志:親しい人同士のための温度を用いた非言語コミュニケーションメディアの提案,ヒューマンインタフェース学会誌,Vol.7,No.1,2005.
まだまだこれからも続きます.
2005年1月15日(金):今年も開催されるインタラクション2005のインタラクティブ発表に,D4の小倉さんとD2の宮下君が投稿し,見事採録となりました.今年も採録率6割の,非常に高い競争率でした.
小倉加奈代,西本一志:指しChaTel:対面でのマルチスレッドを可能とするコミュニケーションツールの開発
宮下芳明,西本一志:音楽の条件:メディアアート・コンサートにおける観客の評価分析
2004年12月2日(木):和倉温泉で開催された,情報処理学会DPS研究会第12回ワークショップに於て,西本が「『思い』を伝えるメディア」と題して招待講演して参りました.
2004年11月19日(金):オーストラリア・シドニー工科大学で開催された国際会議 INTERACTION: System, Practice and Theory で,D2の宮下芳明君が "Improvisation Support using Thermoscore-Display" と題して発表しました.非常に多くの建設的な質問やコメントをいただき,大成功の発表だったそうです.
2004年10月22日(金):フランスにあるコンピュータ・ミュージック関係研究の殿堂 IRCAM で開催された International Conference "Sound and Music Computing 2004"で,D2の宮下芳明君が "Developing a non-Visual Output Device for Musical Performers" と題して発表しました.温度を変えられる鍵盤 Thermoscore に関する内容です.
2004年10月16日(土):日本福祉大学(名古屋)で開催されたVR学会VR心理学研究会において,D3の小倉さんが「VR空間におけるコミュニケーション分析に向けて −チャットの会話構造と分析手法からの考察−」と題して発表しました.この発表は,京都大学の楠見先生からの依頼を受けて行ったものです.
2004年10月13日(水):ニューヨークで開催されている国際会議 ACM Multimedia 2004 で,大島(ATR),西本,鈴木(ATR)による論文「Family Ensemble: A Collaborative Musical Edutainment System for Children and Parents」が,Best Paper 賞を受賞しました! この会議は,フルペーパーの採録率が17%と超難関ということもあり,この受賞は快挙だと思います.論文の内容は,2003年度博士後期課程卒業生の大島さんがJAIST在学中から継続している,初心者の親子のための連弾システム(Family Ensemble)に関する研究についてです.
2004年10月3日(火):NHKの朝のニュース「おはよう日本」の「まちかど情報室」で,D2の宮下君が研究開発しているThermoscore(下記9月29日記事を参照下さい)が紹介されました.こちらをご覧下さい .
同じ内容の英語版ニュースで10月9日(月)未明にBS1で放映されました.これは海外向けということです.
2004年9月29日(水):D2の宮下芳明によるコンサート「音楽の条件」を,石川県立音楽堂交流ホールにて開催しました.当日は台風21号の接近による雨模様であったにもかかわらず,180名もの方々のご参加をいただくことができました.本当にありがとうございました.いただいた多くの実験データを,これからの音楽研究に活かしていきたいと思います.
なお,このコンサートで演奏した10の曲目については,実験の都合上当日会場ではほとんどご説明できませんでした.このため,作品によっては何が何だかわからないというものもあったかと思います.今後各作品に関する詳細な説明を下記URLに掲載して参りますので,ご興味がおありの方はどうぞご参照下さい.
宮下芳明 「音楽の条件」
10曲目の「Thermoscoreのための小品」の演奏風景.大画面に表示しているのはサーモグラフィ(宮下君の顔のすぐ前にある,小型ビデオカメラのような形状の装置)によって得られたリアルタイムな温度分布.青や水色の部分は低温,赤や白の部分は高温であり,白の部分は70度(!)もある.演奏者はこの温度を指先で感じ,これに反応(反射?)しながら即興演奏(即興火傷?)している.
なお,このコンサートに関する記事が,9月30日(木)付の北國新聞朝刊に掲載されました.
2004年9月18日(土)〜19日(日):輪島で2004年度研究室合宿を開催しました.OBは,昨年度卒業の天野君が横浜から参加してくれました.天候にも恵まれ,なかなか盛り上がりました.
輪島の朝市通りにある「イナチュウ美術館」1階にて記念撮影.
2004年9月14日(火):修士2年生の中間審査が実施され,大月敬史君が審査に臨みました.今後の一層のがんばりを期待します.
2004年9月13日(月):2003年度修士卒業生の根本博明君が実施した研究に基づく論文「広告主・閲覧者間コミュニケーションを促進するコミュニティ向け電子広告システムの提案」が,情報処理学会論文誌に採録決定しました.2005年1月号に掲載予定です.
2004年9月10日(金):情報処理学会第110回ヒューマンインタフェース研究会がATRで開催されました.D2の宮下君が「温度で制約を緩やかに提示するシステムThermoscoreを用いた即興演奏支援」と題して発表を行いました.非常にわかりやすい,良い発表だったと思います.会場では「音楽のことは良く知らないけど,とても分かりやすい発表だった」という声も聞かれました.
2004年8月9日(月):ニュージーランドのオークランドで開催されたPRICAI2004 (The 8th Pacific Rim Int'l. Conf. on Artificial Intelligence)併設ワークショップ Language Sence on Computer において,D3の小倉さんが Is a Face-to-Face Conversation Model Applicable to Chat Conversations ? と題して発表を行いました.
2004年8月2日(月):情報処理学会音楽情報科学第56回例会の「特別企画 若手デモセッション」で,D2の宮下君がThermoscoreのデモを行いました.
2004年7月31日(土):日本認知科学会第21回大会において,D3の小倉さんが「チャット対話分析に基づく発言方略に関する考察」と題してポスター発表しました.
右にいるのはATR MISの馬田一郎氏
2004年7月23日(金):新M1歓迎会を,鶴来「鶴の家」で開催しました.
2004年7月20日(火):このところ,国際会議投稿が連戦連勝です.小倉さんのKES2004とPRICAI2004併設ワークショップ,宮下君のSMC04が無事採録となりました.卒業生の大島さんのACM Multimedia2004も無事採録となっています.夏から秋にかけて,海外出張者続出です.
2004年7月13日(火):本年度のM1学生の配属が決まりました.当研究室への配属は5名でした.この結果,研究室規模は発足以来最大規模となりました.にぎやかになりそうで楽しみです.
2004年7月8日(木):久々に「酒ゼミ」を開催しました.お題は,9月29日開催予定のコンサートでの演し物でした.
2004年7月1日(木):宮下芳明君の論文「ウェブアニメーションソフトウェアを利用したテレビアニメーションのフルオンライン制作」が,映像情報メディア学会論文誌に採録決定しました.2004年9月号に掲載予定です.
2004年6月18日(金):人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会第41回例会(於 情報通信研究機構けいはんな情報通信融合研究センター)にて,D3の小倉加奈代さんが「チャット対話の発言者交替メカニズムの解明にむけた発言開始・完了タイミングの分析」と題して発表しました.とある方から,「強い信念を持って研究している様子がうかがえて,好感を持ちました」という評価をいただきました.
2004年6月15日(火):北國新聞に宮下君の Thermoscore の記事が掲載されました.
2004年6月4日(金):浜松の静岡文化芸術大学で開催された国際会議 NIME04 (Int'l Conf. on New Interfaces for Musical Expression) で,D2の宮下芳明君が,"Thermoscore: A New-type Musical Score with Temperature Sensation" と題してポスター発表を行いました.今年のNIMEは投稿数が増え,採録率6割程度とかなり難関になってしまいましたが,無事採録・発表となりました.
2004年6月3日(木):石川厚生年金会館において開催された人工知能学会全国大会で,D3の小倉加奈代さんが「チャット対話における発言生成過程の分析」と題して発表しました.これは従来対面対話と類似したモデルで研究されてきたチャット対話のモデルを見直し,新たな対話モデルと理論を構築しようとする野心的試みに関する発表の第一段です.
2004年6月1日(火):研究室紹介を行いました.当・の紹介資料は,ここからご覧に・ネれます .なぜかhtml形式で保存することができないので,パワーポイントの生形式で置いてあります.ご了承下さい.
2004年5月22日(土):神戸の商工貿易センターで13:30から大学院説明会を開催し,知識科学研究科については西本が説明を担当しましました.
2004年5月11日(火),オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学でメディア・アートの講師をしておられる,Brigid Costelloさんが我々の研究室を訪問されました.6月4日までご滞在になり,"SPRUNG!"というインスタレーションを制作する予定になっています.
2004年4月22日(木),2004年度科科研究費補助金が交付されました.領域は基盤研究(C),研究題目は「音楽演奏学習促進を目的とする初心者用合奏支援システムの研究」です.2006年度までの3年計画になっています.
2004年4月2日(金),日本経済新聞朝刊のテクノロジー面に,Family Ensemble の記事が掲載されました.
2004年3月25日(木),電子情報通信学会ヒューマン・コミュニケーション・グループ(HCG)シンポジウムが東京工業大学で開催され,角野君と藤田君が研究発表を行いました.今年の修了生は,これで全員が学会発表を無事に完了しました.
2004年3月24日(水),2003年度学位記授与式が開催され,大島さんが・試mの学位を,角野君,天野君,根本君,藤田君が修士の学位を,それぞれ授与されました.大島さんは,知識科学研究科博士後期課程の優秀修了者賞も受賞しました.
2004年3月18日(木)〜19日(金),情報処理学会 第51回グループウェアとネットワーク研究会で,M2の天野君と根本君が研究発表を行いました.いずれも非常にたくさんの質問を受け,興味を持ってもらえたようです.
2004年3月15日(月),ウェブマガジンの一つである Mycom PC WEB に・f載された美崎薫氏によるインタラクション2004のレポートに,天野君の「六の膳」がとり上げられました・D記事はこちらでご覧になれます.
2004年3月10日(水),情報処理学会第66回全国大会で,國藤研究室所属 伊藤直己 君が当研究室で副テーマ研究として行っている「非同期環境におけるコミュニケーションを触発する実世界指向メディア」の研究発表で,学生奨励賞を受賞しました.
2004年3月6日(土),インタラクションの翌日に同じ会場で第6回知識科学シンポジウムが開催され,当研究室はインタラクションに出展したデモ4件すべてを再度デモしました.
2004年3月4日(木)〜5日(金),情報処理学会 インタラクション2004シンポジウムが一ツ橋の学術総合センターで開催されました.研究室総員10名で臨み,口頭発表1件(大島),インタラクティブ発表4件(大島,天野,根本,藤田)を発表し,大島・西本による「Family Ensemble:初心者の親と子供のための合奏システム」が,ベストインタラクティブ発表賞を受賞しました. 他の3件のインタラクティブ発表も非常に多くの方々に見学いただき,大いに有意義で活発な議論を行うことができました.また,3月5日夜には,昨年度修了生の白崎君と藤本君を迎て,小川町の居酒屋「鷹 ばん」で同窓会を開きました.非常に楽しい会議&同窓会でした.毎年インタラクションで発表&同窓会ができればいいなあと考えています.
インタラクション終了後の全員集合(マイナス1).ベストインタラクティブ発表賞の表彰状と副賞が輝きます.
天野「六の膳」:情報の下平先生がお客さんになっています.
Family Ensembleについて口頭発表中の大島さん
藤田「Lovelet」:NTTの方からたくさん細かい質問を受けて大わらわだったとか・・・
Lovelet・フデモを見ているHCI研究業界の有名人の皆様方
大島「Family Ensemble」:親パートを試奏しているのは,招待講演のHenry Lieberman博士
根本「Interactive Fliers」:商業利用の可能性が高いということで企業関係者の注目を集めていました