我が研究室では、主に次の研究テーマを推進しております
■理論研究(下のコンテンツをクリックすると開きます)
知識創造システム論:Knowledge Pentagram System (i-System)
地域再生システム論
平成17年に地域再生法が成立し、内閣府に地域再生本部が設置されるなど、国は地域再生支援の取り組みを本格化させています。また民間においても企業の地域貢献活動の活発化、団塊の世代の定年後も念頭に置いた地域における市民活動の広がりなど、地域再生の推進に好適な環境も生じてきています。このように地域の特性を生かした活力の再生を実現するため、地域の人的、物的、文化的、歴史的資源が有効に活用される社会システムの構築が求められています。本講義においては、中央・地方行政、民間企業、NPO、地域的なコミュニティー、住民など地域再生に関わる各主体が、どのような手法を用い、どのように協働することによって、効果的な地域再生が行われうるのか、知識科学の各種手法をも用いて分析・検討を行っていきます。この際、現在の地域再生に関する政策、地域再生の現状を調査分析するとともに、いくつかの地域再生の事例について、現場の関係者も交えて、地域再生の実践に参画しながら、現実の地域再生過程について、実践的な知見の取得を目指すものとします。こうした現場に即した実践的な研究アプローチを併用しながら、地域再生に必要な知の構造と特性を明らかにしていくことで、地域再生を進める社会システムの構築に貢献することが期待されます。平成19年度からは科学技術振興調整費「石川伝統工芸イノベータ養成ユニット」とも連携し、本学が立地する石川県内の、伝統産業活性化に向けた取り組みにも着手しています。以上の観点から、受講対象者は本学博士後期課程・前期課程学生の他、今後、大学の教育研究資源を活用して地域再生を行うために、自治体関係者や地域産業の担い手、NPOなど多様な地域再生の主体を対象とします。今後、本学と隣接する諸地域において、大学の教育研究資源を活用した地域再生事業を展開する上での学際的な視点から、地域再生に関わる基礎的知識の習得を目的とします。コンテンツ準備中
環境経済システム論
イノベータ養成システム論
感性データ解析手法
意志決定分析
複雑系のアプローチ
■応用研究
■研究方針及び指導方針(前期課程学生)
システム方法論とナレッジマネジメント理論を身につけて企業や社会において「知のコーディネータ」として活躍する人材の育成が目標である。
「知のコーディネータ」 とは、理系・文系の枠を超えた幅広い知識、自由な発想と総合的判断力、深い洞察力やシステム思考の能力を有し、それぞれの分野におけるイノベーションを創出できる人材のことを指す。
習得すべき基本的な能力は、ナレッジマネジメント論、イノベーション論等の理論を身に付け、異なる分野とのコミュニケーションができ、学際研究プロジェクト等をコー ディネートする行動力である。
大学院修了後は研究・製品開発マネジメント、地域再生マネジメント等、企業や社会におけるイノベーション推進事業に従事することを期待する。
(中森談)