2016年論文誌「認知科学」奨励論文賞受賞

表記のとおり、2016年の「認知科学」の奨励論文賞をいただきました。

布山 美慕 & 日高 昇平 (2016). 読書時の身体情報による熱中度変化の記述. 認知科学, 23(2), 135–152.

布山美慕氏との共同研究です。2017年9月14日に表彰されていましたが、掲載が遅くなってしまいました。

— 以下大学広報HPより転載

【奨励論文賞】
■受賞年月日
平成29年9月14日

■論文タイトル
読書時の身体情報による熱中度変化の記述

■論文概要
この論文は、読者の熱中度の一貫した記述方法を検討・構築し、読者の熱中状態を部分的に特徴づけた論文です。著者二人で議論を重ね、読者の熱中状態を研究するための良い問いの探索から行いました。こうした議論の結果、読者の熱中状態に関する最も基本的な問いとして「読者の熱中状態は妥当な同一性をもつ状態とみなせるのか?(例えば、あなたと私の熱中状態に同一性が見出せるか?)」という問いを立てました。この問いと問いに対する研究方法の確立が本論文の基盤となりました。

■受賞にあたって一言
このたびは私たちの論文に対し、奨励論文賞という名誉ある賞を授与していただき誠にありがとうございます。議論してくださった多くの研究者、論文をより良くしてくださった査読者と編集者の皆さま、支えてくださった家族と友人に深く感謝します。

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