第二回認知計算論研究会

テーマ:情報・学習・理解の認知過程へのアプローチ

日程:2017年8月27, 28,29日

場所:サンテラス箱根

参加費・懇親会費:無料

主催:北陸先端科学技術大学院大学日髙研究室

 

 

27日

0. JAIST/野々市/玉川大学~会場へ移動 (各自15:30までに着)

1.認知計算論研究会の趣旨について (16:00-17:00) 日高 昇平 (JAIST)

食事・休憩 (17:00-19:00)

2.物体・形状・認識の理論に向けて:「Objectoid」プロジェクト (19:00-21:00) 加藤 龍彦(JAIST)

 

28日

3.三項類推・比喩の理解に向けて「ダジャレもん」プロジェクト (10:00-12:00)小林 瞭(JAIST)

食事・休憩

4.物語理解と自己変容の関係の記述に向けて (13:00-15:00) 布山 美慕 (玉川大学脳科学研究所/慶應義塾大学SFC研究所)

5.身体模倣の計算論に向けて (15:00-17:00) 鳥居 拓馬 (JAIST)

食事・休憩

6.理解とオブジェクトの計算理論に向けて (19:00-21:00) 日髙 昇平 (JAIST)

 

29日

7.クロージング/ 解散 (9:30-10:00)

 

研究助成:平成28年度科学研究費補助金若手研究A (代表:日髙昇平), 日本学術振興会, 研究課題「力学系の不変量による身体運動の分節化・認識・生成理論の構築」.

[随筆] 自然知能研究セミナー@長浜バイオ大

昨日、表題の研究会に参加してきた。その概要をまとめておく。

ちょうどNorthoff氏が到着したころに、我々(日髙・鳥居)もバイオ大に到着し、昼食後のセミナー再開から参加となった。

午前中には、Northoff氏以外のメンバー(西郷さんやその他の圏論ユーザーの先生方)で、意識に当てはめることができそうな図式について議論がされていたようだ。

主催者の一人西郷さんがまず圏論用語の紹介と共に、その図式の紹介を行った。実際には、その途中でダイナミックに議論が巻き起こり、下の写真のような感じで2度ほどホワイトボードを埋め尽くした。

natualintelligencejune2017

「意識のモデル」はこの写真のクローズアップされている部分(よくわからないかもしれないが)で、四項図式というものだそうだ。これ自体は量子力学やMcLaneの圏論の教科書に載っているらしい。

この図式にSpec(上:Events), States (左:Condition), Alg (右:Body), Dyn (下:Environment)という4つの圏があり、その間の射がModules (Brain)である。