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JAIST MOT TOP:MOTとは

技術経営(MOT)とは

今後の企業経営では「技術経営力」がその競争力の中核になってくるといわれ、技術経営(MOT:Management of Technology)の品質こそが、その企業の盛衰を分ける重要な鍵になるといえます。

まず、技術経営(MOT)とは何か、その基本概念を捉えておくと、簡単にいえば「技術を経営の立場からマネージする」ことなのです。

それでは「技術」とは何か、それは「役に立つ技」なのです。また、経営とは「工夫し成し遂げる」ことであり、科学的知識も工学的知識も実際に使われ役に立ってはじめて「技術」になる、といえます。

技術知識をどう生活に役立てるか、この概念に最も近いのがMOT(Management of Technology)であり、テクノロジー・マネジメント(Technology Management)なのです。ビジネス・スクールでは前者、工学部系では後者がよく使われますが、最近の国際会議等では両者を包含してEngineering and Technology Managementということもあります。また、イノベーションに焦点をあて、TIM(Technology and Innovation Management)ということも多くあります。

MOT(技術経営)プロフェショナルの創出

日本企業が国際競争に勝ち残るための技術経営(MOT)の役割は何だろうか。それは、従来のキャッチアップ型マネジメントからプロントランナーとして、新しいものを創造するコンセプト創造型リーダーシップマネジメントへの転換なのです。これは、例えば、電車の運転手から飛行機のパイロットになるほどの大きな変化であり、電車は既に敷かれたレールの上をアクセルとブレーキだけで運転できる。自動車になるとハンドル操作が加わり、方向を見定めて自ら進路を選択しなければならない。飛行機になると多くの計測器を積み込み操縦桿を握り高速で3次元操作をしなければならなくなります。

技術経営(MOT)のプロフェッショナル化が叫ばれているのも、このように複雑多岐な状況変化の中で即断即決を要請される高度の専門能力が不可欠になってきたからなのです。

そのためには、まず、市場の洞察力を向上させ、新しい製品・サービスのコンセプトを自ら創出しなければなりません。この新コンセプト創造には、仮説設定力-Abductionと概念構築力が不可欠で創造能力が求められます。これにより、独創的な戦略目標ターゲットを新しく生み出し、ユーザーから見た製品サービスコンセプトと提供者から見た技術仕様を明確にするデマンド・アーティキュレーション(需要表現)を行うことが出来るのです。これは、いわば技術資産(テクノストック)を利益としての成果(お金)に替える変換器であり、技術マネジメントの最も重要な役割であるといえます。

MOTとは
MOS