身体知研究会

身体技能を言語化する方法論の確立

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更新日 2020-01-24 | 作成日 2015-10-14

身体知研究会

第31回研究会を以下のように開催します:

  • 日時:2020年 2月11日(火) 午後14時00分から18時まで
  • 場所:[東京大学 本郷キャンパス] 
  • 会場:教育学部棟158号室です。
  • 参加費:無料
  • 予稿集  [ LinkIconPDF( 5 MB, 8 pages) SKL-31]


 特集テーマ 「お笑いの身体知

昨今、M-1、R-1、大喜利など、TV番組で「お笑い」が大流行で、社会的にも注目が集まっている。「そこを突いてくるか!?」と、素人から見ると想像もつかない、芸人の発想力の豊かさは、まさに身体知である。従来の心理学では、「メンタルリープ」なる概念で、常識的な枠をポンと跳び出ることが創造の源であるという説明がなされたこともあった。しかしながら、どうやって跳ぶのか? 枠をどう外すのかについては、従来概念では全く説明できていない。

これらの問いは、まさに人の賢さの根源に迫るものである。技術発展を遂げて広範囲の社会適用が期待されている現在の人工知能にも、芸人の発想のような知能はまだ備わっていない。さらに、視聴者の観点から言うと、私たちも面白い話にはドッと笑うものの、「何がどう面白いのかをしかと分析せよ」と言われると、はて?と首をかしげることも多い。つまり、お笑いは暗黙知なのである。面白さを身体では感じていても、なかなか言語化できない。

今回、相互行為分析の研究分野でご活躍であり、お笑いにも強い関心をお持ちの下記のお二人を講演者として招き、研究会を開催したい。
(企画者:諏訪正樹(慶應義塾大学)))

招待講演(2件)

題目「ツッコミによる音声・動作の時間構造 ―2人漫才の多様性(仮)

細馬宏通氏(早稲田大学)
漫才のボケに対して、ツッコミはただ合いの手を入れるだけでなく、音声や動作の時間構造を調整することで、ボケへの気づきを表現し、観客の笑いを誘う。今回の発表では、過去に発表したサンドウィッチマンの例に加えて、最近の2人漫才のさまざまなツッコミのあり方を検討することで、「身体ノリツッコミ」表現の多様性を記述する。

題目「共に面白く語る」という身体知(仮)

坂井田瑠衣氏(国立情報学研究所)
本講演では,お笑い芸人の「共に面白く語る」という身体知に迫る.台本のないフリートークにおいて,2人(以上)のお笑い芸人が共同してエピソードを即興的に語るやりとりに注目する.彼らがいかにして「共に面白く語る」ことで観客の笑いを誘発しているかを,トーク番組の映像を用いたマルチモーダル相互行為分析によって明らかにする.

一般講演

発表題目:棒高跳の身体知ー身体運用の方法を模索した私の旅ー  [ LinkIconPDF( 5 MB, 8 pages)]
奥平拓海、堀内隆仁、諏訪正樹
「どうして彼にはできて私にはできないのであろうか」。そこに答える論文である。自分なりに仮説を立て身体で実験し確かめる。そのサイクルを延々と繰り返し日々を送る中で、いくつか見えてくるものがあった。「自分なり」の何を見出せたのか。それが本稿にて紹介したいことである。  

プログラム (敬称略) 

14:00~14:10 開会
14:10~14:50 一般発表 (奥平拓海 氏):棒高跳の身体知ー身体運用の方法を模索した私の旅ー
14:50~15:00:休憩
15:00~16:10:招待講演①(坂井田瑠衣 氏):「共に面白く語る」という身体知(仮)
16:10~16:20:休憩
16:20~17:30:招待講演②(細馬宏通 氏):ツッコミによる音声・動作の時間構造 ―2人漫才の多様性(仮)
17:30~18:00:総合討論
18:00~18:10:閉会
 

 
SIG-SKL 身体知研究会 
主査(代表) 藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)
主幹事 諏訪正樹 (慶應義塾大学)
幹事 

大武 美保子 (理化学研究所)
大海 悠太 (東京工芸大学)
児玉 謙太郎 (神奈川大学)
清水 大地 (東京大学)
橋詰 謙 (大阪大学)
松浦 慶総 (横浜国立大学)
松田 浩一 (岩手県立大学)

 

問い合わせ先

 skl-reg(at)jaist.ac.jp

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