身体知研究会

身体技能を言語化する方法論の確立

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更新日 2017-07-31 | 作成日 2015-10-14

身体知研究会

第11回研究会を以下のように開催しました:

  • 日時:2011年 12月14日(水)および15日(木)
  • 場所:慶応義塾大学 日吉キャンパス 來往舎(東急東横線,東急目黒線,横浜市営地下鉄グリーンライン)
  • 参加費:無料
  • 予稿集 [LinkIconPDF(7 MB)] SKL-11 (20 pages)]

人工知能学会 創立25周年記念 合同研究会・シンポジウム

本研究会は「人工知能学会 創立25周年記念 合同研究会・シンポジウム」の一環として開催されました.詳しくは以下のHPをご覧ください:

今回の研究会はLinkIcon知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)との共同企画です.14日には「第14回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)」にて本研究会からの発表1件とLinkIcon「知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)」とのパネル討論を行いました.そして15日には本研究会3件の発表および合同でのパネル討論(続き)を行いました.

一般講演(4件) 

忽滑谷 春佳, 諏訪 正樹 (慶應義塾大学 環境情報学部)
ナラティブ生成を目的としたインタラクティブなインタビュー手法の提案 - 建築学科の設計課題を例にして
[LinkIconPDF(1.1 MB)] SKL-11-01 (pp. 1-pp. 6)]
[概要] 本研究では創造的思考に関するインタビュー手法を提案する.文房具ツールを用いてインタビュアー/インタビュウィーの効果的な相互作用をデザインすることで,個人に潜む”生き生きとした物語”の生成をめざす.

We discuss both a method of interviewing about an individual’s creative thinking and a method of recording an interviewer’s behavior. From the viewpoint of scientific examination, interviewing is supposed to be an act of retrieving an interviewee’s thoughts in a raw manner without being influenced by the interviewer’s viewpoints or intentions. An individual’s thoughts are, however, mostly tacit knowledge. Even the individual himself is not necessarily able to externalize it by himself. We argue, rather, that interviewing should be an act of generating a narrative in a constructive manner through active interactions between an interviewer and an interviewee. Based on this paradigm change, we have devised a method of interviewing using a memo tool so that the interaction becomes active. Moreover we have developed a method of recording an interviewer’s behavior situated in the interaction in order to examine what kind of behaviors make the interaction active.

坂井田 瑠衣, 諏訪 正樹, 野口 奈摘 (慶應義塾大学環境情報学部)
コミュニケーションの場を活性化させる身体知の探究 ーバラエティ番組におけるケンコバ氏のコミュニケーションスキル ー
[LinkIconPDF(332 KB)] SKL-11-02 (pp. 7-pp. 12)]
[概要] 会話で臨機応変に役回りを演じ,場を活性化するスキルは暗黙知である.他者の発言を好機に,自己の個性を活かして多様な役回りを演じる顕著な例題として,お笑い番組を選び,出演するタレントらのスキルを詳らかにする.

How can we make communication active? Although we participate in and contribute to various conversations everyday, we are not necessarily self-aware of what skills we employ to activate conversations. A good example of experts who are very good at activating conversations is comedians. They quickly grasp what kind of roles they are supposed to play in any changing circumstances in a TV variety show and behave so that the whole atmosphere is enjoyable. In this paper, focusing on Mr. Kendo Kobayashi, a popular Japanese comedian, we examine skills to activate and direct conversations toward an enjoyable atmosphere.

橋詰 謙 (大阪大学・医学系研究科・健康スポーツ科学講座)
トップアスリートの身体知 その2 冨田洋之氏(体操競技・五輪団体優勝・世界選手権個人総合優勝)
[LinkIconPDF(184 KB)] SKL-11-03 (pp. 13-pp. 15)]
[概要] 身体知は長年の経験によって身体に刻み込まれた知能であるが,暗黙的で言語化することが容易でなく,他者との共有や伝承も容易でない.本研究ではトップアスリートの身体知を知るために、体操競技の五輪および世界選手権王者である冨田洋之氏に,鉄棒や平行棒などの技術や練習の目的や意味などについて,4時間を越えるロング・インタビューを行なった.本発表では,動作のカスタマイズや制御,先取りの動きや力発揮のメリハリ,環境との相互作用やその変化への対応などについて報告する.

松浦 慶総, 高田 一 (横浜国立大学大学院 工学研究院システムの創生部門)
溶接技能における熟達度評価に関する研究 - 溶接動作の筋活動と熟達度との関係性 -
[LinkIconPDF(4.9 MB)] SKL-11-04 (pp. 16-pp. 20)]
[概要] 本発表では,溶接技能の熟達度評価の手法開発の初期研究として,動作時の上腕部の筋電測定を行い,熟達度による相違が部位や筋活動量,タイミングにどのように影響しているかを解析した.

12月14日 知識・技術・技能の伝承支援研究会での発表・討論

以下の発表および討論は共同企画の一環として、前日14日に開催されるLinkIcon第14回知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)にて行われます。

15:05-15:35 松浦 慶総 
  溶接技能における熟達度評価に関する研究
15:35-45 休憩
15:45-17:00 パネル討論(その1) 身体知の伝承(仮題)

知識・技術・技能の伝承支援研究会は14日午後1時受付開始、1時半より開始の予定です。そちらの研究会にもぜひご参加ください。

12月15日のプログラム(敬称略)

12:30-12:40 開会の挨拶
12:40-13:20 忽滑谷 春佳
  ナラティブ生成を目的としたインタラクティブなインタビュー手法の提案
13:20-14:00 坂井田 瑠衣
  コミュニケーションの場を活性化させる身体知の探究
14:00-14:40 橋詰 謙
  トップアスリートの身体知 その2 冨田洋之氏
14:40-14: 50 休憩
14:50-15:50 パネル討論(その2) 身体知の伝承(仮題)
LinkIcon知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)との共同企画です
15:50-16:00 閉会の挨拶

主査(代表) 藤波 努 (北陸先端科学技術大学院大学)
主幹事 諏訪正樹 (慶應義塾大学)
幹事 

  • 古川康一 (嘉悦大学) 
  • 橋詰 謙 (大阪大学) 
  • 大武 美保子(東京大学)
  • 松浦 慶総(横浜国立大学)

問い合わせ先

 skl-reg(at)jaist.ac.jp
 上記(at)部分は@マークに置き換えてください
































忽滑谷 春佳























坂井田 瑠衣











橋詰 謙





松浦 慶総







知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)との合同開催







会場の様子(12月15日)