Uターンのライン取り

ジムカーナでは,Uターンは基本といえるでしょう. すべてのコーナーにおいてライン取りが重要ですが, 特にUターンは,通常のカーブよりも曲がることを意識しないと 上手く曲がれません.図をみて説明してみましょう. 遅い人のUターンを図に書いてみると,次のようになります.

ここでの悪い点をいくつか上げると

  1. つっこみすぎ
    進入時に目標のパイロンに近づきすぎてしまうので, 大回りになってしまいます.MLのofficialコースの ようなUターンの後にすぐスラロームを始めるコース だと非常に出口が苦しくなり,結果として遅くなります.
  2. だらだらしたブレーキ
    基本的には,だらだらとブレーキを掛けるのは無意味です. 制動のためのブレーキは出来るだけ短くするようにこころ がけましょう.また,曲がりながらのブレーキも最初の うちはよした方がよいでしょう.
これらを訂正すると次のような曲がりかたになります.

このような曲がりかたをするためには,

一般的な原則として,コーナーは出口から考えるとよいです. つまり,「どうやったら出口のあとの直線を速く走れるか」 ということを考えましょう.速いタイムを出す際には, 直線を速く走ることが一番の近道です.

簡単に例を上げると軽量かつトルクがないバイク(2st125cc なんか)では,一度速度を下げるとパワーバンドに入れるの が大変なので,高いコーナー速度=速い直線速度になります. しかし,重量があるバイクで高いコーナー速度を実現する ことは,相当大きなRが必要になるので,ゆっくり小回りして, それから加速するほうが速い場合も多々あります. 特にトライカーナみたいなコースの場合は,ゆっくり小回り するほうが速く走れます.

二つの連続するコーナがあるのならば,二つめのコーナの 出口をどう出るか考えましょう. 最後に上級者になると上記のことであてはまらなくなる 部分が出てくると思います.


ホームに戻る