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サイバーレンジ構成学について


背景

サイバーレンジとは、サイバー攻撃や防御の演習を行うために電子計算機上に特別に構築する仮想空間のことです。演習内容や受講者のレベル・人数に応じて、単純なものから複雑なものまで多種多様なサイバーレンジを構築することが必要となります。「サイバーレンジ構成学」(NEC寄附講座)では、このような多種多様なサイバーレンジを誰でも容易に構築できるようにするための基盤技術を研究開発しています。

昨今、標的型攻撃などのサイバー攻撃による被害が拡大しており、企業の社会的信用の失墜、事業停止、場合によっては企業活動の継続が困難になるなど、サイバーセキュリティ対策の必要性がますます高まっています。こうした状況を受け、サイバーセキュリティ人材を育成するためのサイバーレンジの構築が喫緊の課題となっています。

講座の概要

本学は、平成13年に高信頼ネットワークイノベーションセンター、平成19年に高信頼組込みシステム教育研究センターを設置し、これまで大規模閉域環境でのセキュリティ実験や、M2M(Machine to Machine)の実証実験などを行ってきました。さらに、総務省主催の「実践的サイバー防御演習(CYDER)」に用いられる環境の提供やその基礎となる技術開発およびカリキュラムの検討を行ってきました。これらの蓄積をベースに、新たに、実践的なサイバーセキュリティの講座を開設しました。

 講座名称
サイバーレンジ構成学(英語名称: Cyber Range Organization and Design「CROND」)
 講座の内容
サイバーセキュリティ人材を育成するためのサイバーレンジ(サイバー空間の演習場)の構成技術を研究開発するとともに、これを用いた教育プログラムの設計および教材開発を行なっています。
 講座の期間
平成27年4月〜令和3年3月
サイバーセキュリティ演習のイメージ
サイバーセキュリティ演習のイメージ

参考資料


Last modified: Wed Mar 30 16:05:25 JST 2022