カリキュラム

マテリアルサイエンス研究科の教育システムについてご案内します。本研究科では、各自が自分のレベルと進度に合わせた履修をして修了単位がそろうよう、カリキュラムを工夫しています。各講義は、演習や期末試験などを課すなどして、履修生が確実に実力をつけられるよう構成されています。
ここではまず、入学前までの学修状況と希望専門分野に応じた修士課程での講義の履修の仕方の関係を組み上げます。詳しいカリキュラム構成などについてご検討の上、自分にとって、本学での教育を受けるイメージを作ってください。

講義履修

入学前までの履修状況に応じ、未履修や不得意な科目があれば、導入講義などを履修しながら、専門科目へ進み、終了単位を揃えることができます。得意な分野では、導入講義を履修せずに、高いレベルの専門科目を多く履修しながら修了単位を揃えることもできます。履修にあたっては履修案内を参照し、指導教員と相談した上で、科目を決定してください。

特論と研修

複数教員指導制

特論と研修とは主テーマ研究および副テーマ研究を履修するための科目です。本研究科では、主テーマを指導する主・副指導教員および副テーマ指導教員と、学生一人に対し、3人の教員が指導する「複数教員指導制」を採っています。

カリキュラム構成

マテリアルサイエンス研究科のカリキュラムは以下のようなシリーズから構成されています。

注:先端領域基礎教育院科目には専門科目扱いのものもあります。

カリキュラム構成

講義の分類

各シリーズは、以下のように分類されています。

M100番台 導入講義(物理、化学、生物の上位の専門科目を修得するための基礎となる講義)
M200番台 基幹講義(専門科目、次の6分野からなる)
M210番台(物理I)、M220番台(化学I)、M230番台(バイオI)、M240番台(物理II)、M250番台(化学II)、M260番台(バイオII)
M400番台 専門講義(専門科目、各分野の専門性の高い講義)
M600番台 先端講義(専門科目、主に後期課程向けの高度な専門科目で基本的に英語で行われる)
N000番台 ナノテクコース科目(専門科目)
Lxxx番台 教養科目(先端領域基礎教育院科目)
Exxx, Jxxx, Gxxx コミュニケーション科目(先端領域基礎教育院科目)
Bxxx キャリア科目(先端領域基礎教育院科目)

※他研究科の講義も教養科目(先端領域基礎教育院科目)として原則履修できます

M200番台の講義の内、Iのつくものは基礎的な講義群(すべての分野の学生が学ぶべきレベル)を、IIのつくものは高度な講義群II(主分野の学生対象)を意味します。本学の講義科目の詳細はシラバス検索システムから閲覧できます。

修士修了要件

上記の講義科目について、20単位以上の修得が必要です。さらに、条件として

  • 専門科目8科目16単位以上を含むこと
  • 基幹講義は、以下に示す要領で物理、化学、バイオの3分野にわたって単位を修得すること
  • 主分野については、基礎的な講義群Iおよび高度な講義群IIからII1科目以上を含む2科目の単位を履修すること
  • 他の2領域(=副領域)については各1科目以上の単位を履修すること(ただし、副領域の1つは導入講義科目をもって3領域の要件を満たすことができる)

を満たさねばなりません。ここで言う主分野は、物理、化学、バイオの分野のうちの各自が選択するもの1つを言い、修士研究計画書提出時に決定します。また、研究は主テーマ研究と副テーマ研究の2本立てで、その指導を内容とした「特論」と「研修」が合わせて10単位となっています。

修士研究室配属条件

基幹講義を含む専門科目2科目以上(英語科目及びナノマテリアルテクノロジーコース科目は除く)の単位を修得していることとなっています。

修士研究計画提案書提出要件

通常、1学年目の終了時期に研究計画提案書を提出します。このための要件は、2領域の基幹講義を含む専門科目4科目8単位以上を修得していることとなっています。ただし、物理系研究室の学生は、材料物理概論Bをこの4科目に含むことはできません。

博士修了要件

M600番台の科目の中の少なくとも2科目を含む専門科目(M200番台、M400番台、M600番台)から5科目10単位以上となっています。
入学前に他の大学院で、あるいは修士課程で10単位以上、修得した単位について読み替えの制度があり、認定された単位は上記要件に含ませることができます。

いろいろなオプション

ナノマテリアルテクノロジーコース

  • ナノテクノロジー基幹科目から1科目2単位以上
  • ナノマテリアル専門科目から1科目2単位以上

を含み、合計4科目8単位以上を習得することによりコースを修了し、ナノマテリアルテクノロジーコースの修了証書を修士の学位に加えて授与します。マテリアルサイエンス研究科の在学生あるいは、一般の方は科目等履修生として、他大学院の方は特別聴講学生として受講することができます。

年間スケジュール

年間スケジュール

学期は8週間を単位として構成されています。

「1の1期」(4月初旬〜6月初旬)
「1の2期」(6月初旬〜7月末)
「2の1期」(10月初旬〜12月初)
「2の2期」(12月初旬〜翌年2月初旬)

上記の講義については、各科目週2回の講義を集中的に行い、短期間で高度なレベルに到達できるようになっています。

本研究科のカリキュラムの特徴

その他、本研究科のカリキュラム、教育体制の特徴を紹介します。

  • 多様な人材に対応し、各自が自分のレベルと進度に合わせた履修ができるよう、カリキュラムを工夫しています。
  • 一つの専門に偏らない広い分野の学識を修得し、真の実力を身につけることができるシステムを提供しています。
  • 各講義は演習や小試験・期末試験を行うので、講義履修により、確実に実力がつきます。
  • 複数のテーマ(主テーマ、副テーマ)について最先端装置を駆使した研究を通じて、幅広い経験を身につけることができます。
  • 外国人教員によるさまざまなレベルの科学技術英語科目(Technical Communications)を開講しており、語学力(英語)の向上を支援しています。
  • ナノマテリアルテクノロジーセンターの講義科目を受講し、その単位を修了要件の一部とするフレキシブルな履修ができます。
  • 国内・国外の第一線の研究者による講演会やシンポジウムを頻繁に開催し、刺激あふれる環境を維持しています。
  • 電子化された環境での大学生活を通じて、高度な情報処理能力を身につけることができます。
  • 教員およびteaching assistantによるオフィスアワー、24時間365日利用可能な図書館などにより、勉学研究を支援する体制を採っています。
  • 優秀者は短期修了することが出来ます。
  • 先端講義(M600番台:後期課程向け講義)は一部集中講義形式で開講されます。1~2週間の短期間に集中して専門知識を身につけることができ、特に社会人学生に好評です。
  • 学生による授業評価、教員による授業実施報告、教員研修プログラムなどにより、常にカリキュラムの改善に取り組んでいます。