SFG:Sum Frequency Generation
和周波発生法

原理

周波が異なる2つのパルスレーザー光を固体表面または液体 表面に照射すると、誘起される電気分極には、2つの周波数の和で振動する 成分が生じるため、新しい光(SFG光)がビーム状に発生します。
入射レーザー光の1つに波長固定の可視光を、もう一方には波長可変赤外光 を用い、赤外光の周波数(波長)を掃引して、 赤外光が表面吸着種や表面 の化学結合の分子振動と共鳴したときに生じる、SFG光の強度増大をモニター することで表面種についての組成、結合、配向を分析するのがSFG(和周波 発生法)です。
また、もう一つのレーザーパルスを用いて、パルス間の遅れによるSFG光 信号の変化を見る時間分解和周波発生法は表面種の励起状態の緩和を実時間 で追跡するのに用いられる。





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