2/21 研究科セミナー(産業技術総合研究所:増田淳氏)

MS-IV棟8階中セミナー室 15:00 - 16:30
「太陽電池モジュールの信頼性向上技術と信頼性試験法開発」
独立行政法人産業技術総合研究所 太陽光発電工学研究センター 
太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体 連携研究体長 増田 淳 氏

講演要旨
 太陽電池モジュールの劣化機構を検証した結果、結晶シリコン系では配線の半
田接続の劣化に加え、モジュール内に浸入した水分と封止材の反応で生成する酢
酸による腐食が主要因であることを見出した。薄膜シリコン系では酢酸に加え、
水分そのものでも劣化が進行する。これらの知見により封止材やバックシートの
設計指針が明確化された。さらに、部材やモジュール構造の改良により、IEC規
格に定められた基準の5~10倍程度厳しい試験実施後も、性能劣化を起こさない
信頼性の高いモジュールも実現できた。太陽電池モジュールの寿命の明確化や試
験時間短縮を目的とした新規信頼性試験法の開発状況についても紹介する。

講演者略歴
1992年(平成2年)  金沢大学大学院工学研究科修士課程 修了
           富士ゼロックス総合研究所勤務
                   日本学術振興会特別研究員
1996年(平成3年)  金沢大学大学院自然科学研究科物質科学専攻博士課程修了
1996年(平成3年)   北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科
                   物性科学専攻  助手
2005年(平成17年) 産業技術総合研究所太陽光発電研究センター
                   産業化戦略チーム長
2010年(平成22年) 産業技術総合研究所太陽光発電研究センター
                   太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体長
2011年(平成23年) 産業技術総合研究所太陽光発電研究センター
                   太陽電池モジュール信頼性評価連携研究体長

担当教員 グリーンデバイス研究センター 准教授 大平 圭介(内線:1563)

ポスター(第9回研究科セミナー).pdf

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