10/3 研究科セミナー (日本触媒: 森井 克行 氏)


知識科学研究科講義棟 2階 K3,K4講義室 13:30 - 15:00

「酸化物層を用いた有機電界発光素子 -フレキシブル表示体の早期実用化を目指して-」

日本触媒 基盤技術研究所・上席研究員 森井 克行 氏

講演要旨
最近話題の有機電界発光素子(OLED)を用いたフレキシブルディスプレイについて、安価にそして現実的に提供できる技術を紹介する。2004年、筆者は世界に先駆けて、効率や寿命などのOLED特性に加え、大気安定性という尺度をOLED素子開発に導入し、新規素子構造の研究開発に着手した。その研究の根幹は、酸化物層、有機層、そしてそれらの界面で起きる現象を駆使したエネルギー準位制御である。これらにより安定な電極の使用が可能になり、高い大気安定性と高い効率を同時に実現した。本講演では、最新の成果を含め、他機関の研究を概観しながら、OLEDに留まらない有機デバイス全般に関わる本技術の詳細を紹介する。

講演者略歴
1993年3月 大阪府立大学工学部応用化学科 中途退学
1993年4月 北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科物性科学専攻 博士前期課程入学
1998年3月 北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科物性科学専攻 博士号取得(材料科学博士物性科学専攻)
1998年4月 北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科 助手
1999年5月 セイコーエプソン株式会社 入社
2005年1月 Ecole Polytechnique Federal de Lausanne (EPFL<スイス>) 客員研究員
2007年10月 九州大学 理学研究院, JST-CREST 学術研究員
2009年6月 株式会社日本触媒 上席研究員
2009年8月 (-2011年2月) イノベーション推進事業(NEDO) 「有機ELフィルム照明の開発」 主任研究者

担当教員  マテリアルサイエンス研究科 教授 村田 英幸(内線:1531)

セミナー第8回.pdf


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