7/24 研究科セミナー (群馬大学: 米山 賢 氏)

 

マテリアルサイエンス研究科4棟8階 中セミナー室 15:30-17:30

「イオン液体を反応場とする高分子合成」

群馬大学理工学研究院分子科学部門 准教授 米山 賢 氏

講演要旨
 イオン液体は、室温付近で液体状態をとる塩であり、低い揮発性、高い耐性、高い分極などの特徴的な性質を示す化合物である。このイオン液体を反応場とするとこれまでの分子性液体と異なる反応環境を提供できるものと考え、様々な重合について検討してきた。その結果、ジイソシアナートはイオン液体中でもその高い反応性を維持し、ジオールやジアミンと反応して、高分子量のポリウレタンやポリ尿素を定量的に与えることを明らかとした。また、反応性が低くそのままでは用い難いジカルボン酸や二酸化炭素では、イオン液体の働きでその反応性が格段に向上し、ジアミンと反応させる事でポリアミドやポリ尿素が得られた。イオン液体は、高分子合成においても溶媒兼触媒として働くユニークな化合物である。

講演者略歴
1986年3月 東京工業大学大学院理工学研究科有機材料工学専攻修士課程修了
1889年3月 同上 博士後期課程修了
1989年3月 工学博士取得
1989年4月 アメリカ・南ミシシッピ大学高分子工学科 博士研究員
1990年7月 群馬大学工学部生物化学工学科 助手
1997年4月 群馬大学工学部生物化学工学科 助教授
2007年4月 群馬大学工学部応用化学・生物化学科 准教授
2013年4月 群馬大学理工学研究院分子科学部門 准教授

担当教員 マテリアルサイエンス研究科 准教授 金子 達雄(内線:1631)


2015セミナ-第7回.pdf

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