10/9 研究科セミナー (豊田工業大学: 竹内 恒博 氏)

マテリアルサイエンス研究科4棟8階 中セミナー室 15:30-17:30

「電子構造とフォノン分散を考慮した物性解釈と新しい熱電材料設計指針の構築」

豊田工業大学 大学院工学研究科先端工学専攻 教授 竹内  恒博 氏

講演要旨
 本講演では、熱電材料の性能を決定する物性(ゼーベック係数、電気伝導度、電子熱伝導度、格子熱伝導度)について、微視的な観点からそれらの挙動(温度依存性やキャリア濃度依存性)を生み出している機構を説明するとともに、熱電材料を高性能化するために必要とされる指針を解説する。また、熱電材料の電子物性を議論する際には、頻繁に、有効質量や移動度が用いられているが、これらの利用が熱電物性に対する正しい理解を阻害していることや、物性の特徴を正しく理解するために理解しておくべきポイントを説明する。さらに、講演者が近年構築した熱電材料の設計指針と、その指針に基づき高性能材料を開発した例を紹介する予定である。

講演者略歴
平成3年3月 名古屋大学工学部機械学科卒業
平成3年4月 名古屋大学大学院工学研究科 博士前期課程結晶材料工学専攻 入学
平成5年3月  同上 修了
平成5年4月  名古屋大学大学院工学研究科 博士後期課程結晶材料工学専攻 入学
平成8年3月 同上 修了
平成8年4月  日本学術振興会特別研究員、アルゴンヌ国立研究所博士客員研究員、イリノイ大学シカゴ校博士客員研究員
平成9年3月 名古屋大学大学院工学研究科 助手
平成14年11月名古屋大学難処理人工物研究センター(エコトピア科学研究所) 講師
平成19年4月 名古屋大学エコトピア科学研究所 准教授
平成26年1月 豊田工業大学 教授


担当教員 マテリアルサイエンス研究科 准教授 小矢野 幹夫


2015セミナー第13回v2.pdf

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