10/23 研究科セミナー (東京大学: 松田 巌 氏)

 

マテリアルサイエンス研究科4棟8階 中セミナー室 15:00-17:00

「時間分解軟X線分光で展開する表面科学」

東京大学物性研究所・准教授 松田 巌 氏

講演要旨
 固体表面はそれ自体が2次元であるため低次元物理が展開できる貴重な系であるだけでなく、触媒反応や薄膜成長などの応用化学研究の場としても重要である。これら表面系を光でプローブする光電子分光やX線吸収分光は強力な測定手段であるが、昨今、高次高調波レーザー、X線自由電子レーザー、そして高輝度放射光などの軟X線光源の開発が進み、さらに(1)時間分解測定、(2)実環境下(オペランド)測定、(3)微小空間測定も実施できるようになった。本講演では、これら最先端の光物性実験法を解説すると共に、その研究例としてディラック電子系の超高速ダイナミクスや準大気圧下でのCO2還元反応のリアルタイム観測などについて紹介し、表面科学の新たな展開を議論する。

講演者略歴
1996年3月 早稲田大学 理工学部 化学科 卒業
1998年3月 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 修士課程 卒業
2001年3月 東京大学大学院理学系研究科化学専攻 博士課程 卒業、博士号(理学)取得
2001年4月-8月 スイス国チューリッヒ大学物理学科 ポスドク
2001年9月-2006年11月 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 助教
2006年12月 東京大学物性研究所 准教授

担当教員 マテリアルサイエンス研究科 准教授 大島 義文 (内線:1500)

2015セミナー第15回.pdf

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