2/19 研究科セミナー (北海道大学: グン 剣萍 氏)

 

マテリアルサイエンス研究科4棟8階 中セミナー室 15:30-17:30

「犠牲結合原理によるゲルの高靱性化」

北海道大学・大学院先端生命科学研究院 教授 グン 剣萍 氏

講演要旨
 ソフト&ウェットマテリアルであるハイドロゲルは、生体親和性、極低摩擦性など、ハード&ドライな固体材料にはないユニークな機能を持つ大変魅力的な材料である。しかし、ゲルは一般的に脆くて壊れやすいものであり、その応用は極めて限られていた。筆者らは工業用ゴムや軟骨に匹敵するダブルネットワーク(DN)ゲルを創製し、DNゲルの異常に高い靱性は、壊れやすい犠牲結合のエネルギー散逸によるのを発見している。これに基づき、様々な犠牲結合をデザインし、多様な高強度・高靭性ゲルの創製に成功している。特に物理結合を可逆的な犠牲結合として導入したゲルは、高強度・高靭性の他に、自己修復性を示す。本講演はゲルの犠牲結合による高靭性原理を説明するとともに、これらの新規多機能ゲルを紹介する。

講演者略歴
1991年3月 茨城大学大学院理学研究科修士課程修了
1993年3月 東京工業大学大学院総合理工学研究科博士課程単位修得退学
1994年3月 東京工業大学 工学博士(論文博士)
1994年3月 北海道大学 理学博士(論文博士)
1993年 4月~1994年9月 北海道大学理学部助手
1994年10月~1995年3月 北海道大学理学部助教授
1995年4月~2003年9月15日 北海道大学大学院理学研究科助教授
2003年9月16日~2010年3月 北海道大学大学院理学研究科(院) 教授

担当教員 マテリアルサイエンス研究科 准教授 金子 達雄(内線:1631)

2015セミナー第20回.pdf

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