北陸先端科学技術大学院大学 [JAIST] - 研究者総覧
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日高 昇平 (ヒダカ ショウヘイ) 准教授
知識科学系、ヒューマンライフデザイン領域

■学位

九州大学学士(2002)、京都大学修士(2004)、京都大学博士(情報学)(2007)

■職歴

日本学術振興会特別研究員(2006)、Post-doctoral Research Fellow, Indiana University(2008)

■専門分野

認知科学、言語発達、行動情報解析

■研究テーマのキーワード

新奇語学習, 多センサ計測の行動時系列, 統計的学習モデル, 非線形解析, 身体性認知, 模倣

■研究課題

幼児の新奇語学習に関する計算論的モデル
2,3歳児はある言葉を初めて聞いた場合でも、その言葉を他の物体へ一般化することが知られている。この1事例からの素早い学習は、幼児の効率的な言語獲得の基礎であると考えられる。ここでは、単語の事例がある特徴空間上の分布として定式でき、その分布を推定する事を「学習」あるいは「一般化」できた、としよう。図(a)は、ある単語をその単語の参照する事例の確率分布として特徴空間に(模式的に)表現したものである。図(b),(c)には、確率分布の等高線として複数の単語の事例分布が示されている。ある学習者にとって未知な単語を★(その分布を破線)で示し、その他の単語を既に学習ずみとする。図(b)の単語分布の場合、周辺の既知の単語分布から、新奇な単語(★)の分布を推定する(単語を一般化する)ことが可能である。一方、図(c)の単語分布の場合、周辺の既知単語分布をもってしても、推定が難しい。これは、「単語確率分布の分布」(メタ分布)あるいは「単語知識に関する知識」(メタ知識)の構造が、図(b)では規則的・連続性があるのに対し、図(c)では不規則・ランダムであるからである。つまり、この計算論的なモデルから、幼児のように未知の単語を素早く学習するためには、言語(単語分布)の構造に統計的な規則性が必要である事がわかる。

語彙獲得曲線(獲得月齢分布)の統計的モデル
図の説明: (a)事象X がある一定頻度で確率的に観察され(上段)、それが累積4 回に達したときに単語を獲得する場合(中段、N=4)。獲得月齢はガンマ分布に従う(下段)。 (b)事象X の観測頻度が月齢を追って高くなり(上段, D>1)、一度の観察で単語が獲得される場合(中段)。獲得月齢はワイブル分布に従う(下段)。

■研究業績

◇著書

  • The Body and Children’s Word Learning., In Plumert, J. M., Spencer, J. P. (ed.) The Emerging Spatial Mind.,Smith, L. B. Maouene, J. & Hidaka, S.,Oxford University Press.,2007,168–192.

◇発表論文

  • General Type Token Distribution.,Hidaka, S.,Biometrika,101,4,999-1002,2014/08/17
  • A computational model associating learning process, word attributes, and age of acquisition,Shohei Hidaka,PLOS ONE,8,12,e76242,2013/11/01
  • Quantitative Linking Hypotheses for Infant Eye Movements.,Yurovsky, D., Hidaka, S., and Wu, R.,PLoS ONE,7,10,e47419,2012

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◇講演発表

  • 最適化ではない計算論:統計的モデリングと非線形力学的解析法の融合.,日高 昇平,Young Perceptionist Seminar・若手会ジョイントセミナー,休暇村志賀島(福岡県福岡市東区),2014年9月5日
  • Statistical Modeling of Eye Movements in Cognitive Developmental Studies.,Shohei Hidaka,神経回路学会(Neuro2013), シンポジウム「脳と確率」,京都市,京都国際会館,6月20日〜23日
  • Characterizing Attention and Learning from Infant Eye Movements.,Shohei Hidaka,the workshop "Gaze Bias Learning II", Linking neuroscience, computational modeling, and cognitive development,玉川大学(東京都),2012年3月12日

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■担当講義

認知科学概論

■学外活動

◇所属学会

  • 電気通信情報学会,正会員,2014-
  • Association for Computing Machinery,Professional Member,2010-
  • Cognitive Science Society,Membership,2006-

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◇国際会議主催状況

  • International Conference on Development and Learning (ICDL2010),General Chairs:Benjamin Kuipers, Professor, University of Michigan, Ann Arbor Thomas Shultz, Professor, McGill University,Aug 18-21, 2010,Place: University of Michigan, MI USA URL: http://www.eecs.umich.edu/icdl-2010/Comments: My role in this conference is a program committee.

◇審議会等への参画状況

  • 日本学術振興会,日独先端科学シンポジウム プランニンググループメンバー,2017年-2018年
  • 大学コンソーシアム石川 教務学生専門部会,教務学生専門部会 委員,2017年度
  • 日本学術振興会,日独先端科学シンポジウム プランニンググループメンバー,2017年-2018年

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◇その他の国際・国内貢献等

  • 能美市立辰口中学校 総合的な学習,能美市立辰口中学校 総合的な学習での授業,2018/10/02 - 2018/12/11
  • 日本学術振興会日独先端科学シンポジウム,プランニング・グループ・メンバー,2017/01/01 - 2018/10/31
  • 日本学術振興会日独先端科学シンポジウム,イントロダクトリースピーカー (数学/情報/工学セッション),2017/10/05 - 2017/10/10

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■賞等

  • 2016年度日本認知科学会奨励論文賞,日本認知科学会,2017
  • 第5回日本認知科学会 野島久雄賞,日本認知科学会,2017
  • 日本知能情報ファジィ学会 奨励賞,日本知能情報ファジィ学会,2015

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