北陸先端科学技術大学院大学http://www.jaist.ac.jpは、東京サテライトキャンパスhttp://www.jaist.ac.jp/satellite/sate/newcampusで、社会人の方々が、仕事と両立させつつ、仕事に役立つ最新の技術や知識を獲得し、さらには学位の修得を目指せるように、先端IT基礎コースを開設します。

 このコースでは、東京サテライトキャンパス(田町)で開講される講義のみを履修し、研究指導を受けることにより、博士前期課程(修士)または、博士後期課程(博士)を修了でき、また本コースの修了証が授与されます。
 講義科目は、(A)理論情報科学分野、(B)高度マルチメディア分野、(C)知的エージェント分野、(D)システム開発技術分野に分類されます。
 講義は、金曜日の夕方、土曜日、日曜日に開講され、1講義科目が1ヶ月の週末、または2ヶ月の隔週の週末で完結するよう時間割りが組まれます。

コースの特徴

博士前期(博士)課程
●入学資格
・大学卒業後6ヶ月以上仕事に就いているか、大学卒業後10年以上の社会人
●修了要件
・課題研究の場合コース専門講義科目を含む26単位以上、修士論文の場合20単位以上を取得すること
・課題研究または修士論文、および副テーマ研究に合格すること

博士後期(博士)課程
●入学資格
・修士号を持つ社会人
・または、大学を卒業後、実務経験3年以上の社会人(出願前に入学資格審査があります)
●修了要件
・コース専門講義科目を主に、10単位以上を取得すること
・主テーマ研究および副テーマ研究に合格すること

*長期履修学生制度
・入学後も職務等の都合により大学での学習が制限され、博士(前期/後期)課程の標準修業年限(2年/3年)での修了が困難な方に対して、当該修業年限を希望年数(最大4年/最大6年)に延ばし、本来支払うべき2年間・3年間分の授業料を希望の修業年数で納める制度です。所定の申請手続きが必要となります。

[博士前期課程 平成20年10月入学、平成21年4月入学 入試日程]
 
資格審査提出締切
出願締切
選抜期日
合格者発表
平成20年10月入学   5月22日(木)当日消印有効  6月19日(木)当日消印有効  7月12日(土)、13日(日)  7月23日(水)
平成21年 4月入学 11月20日(木)当日消印有効 12月18日(木)当日消印有効  1月17日(土)、18日(日)  1月28日(水)

[博士後期課程 平成20年7月・10月入学、平成21年1月・4月入学 入試日程]
 
資格審査提出締切
出願締切
選抜期日
合格者発表
平成20年 7月入学  4月 4日(金)当日消印有効  4月18日(金)当日消印有効  5月19日(月)〜26日(月)  6月 6日(金)
平成20年10月入学  5月22日(木)当日消印有効  7月11日(金)当日消印有効  8月18日(月)〜9月1日(月)  9月 5日(金)
平成21年 1月入学 10月 7日(金)当日消印有効 10月28日(火)当日消印有効 11月17日(月)〜25日(火) 12月 5日(金)
平成21年 4月入学 11月20日(木)当日消印有効   1月  9日(金)当日消印有効   1月30日(金)〜2月10日(火)  2月18日(水)

先端IT基礎コース

  (A)理論情報科学分野 (B)高度マルチメディア分野 (C)知的エージェント分野 (D)システム開発技術分野








・ 情報処理学概論
・ 計算幾何学特論
・ 実践的アルゴリズム特論
・ ソフトウェア科学特論
・ 情報処理学概論
・ 音声情報処理特論
・ ロボティクス
・ 人間情報処理学特論
・ インターネット特論
・ 情報処理学概論
・ 論理と自然言語
・ エンタテイメント情報学特論
・ 知能情報特論
・ 情報処理学概論





・ 理論計算機科学
・ 応用数理特論
・ アルゴリズム論
・ 認識処理工学特論
・ 画像情報処理特論
・ 制御理論
・ 数値計算特論
・ 自然言語処理論II
・ 知的エージェント技術
・ 言語理論特論
・ 高機能アーキテクチャ
・ 並列処理
・ ネットワークソフトウェア特論
・ 離散状態システムの理論
・ オペレーティングシステム特論
・ ソフトウェア環境特論

基幹講義科目
・ 数理論理学
・ システム最適化
・ 離散数学
・ 計算の理論
・ 情報解析学特論
・ 線形システム特論
・ 確率過程論
・ 人工知能特論
・ 自然言語処理論
・ 問題解決方法論
・ コンピュータネットワーク特論
・ 計算機アーキテクチャ特論
・ システムソフトウェア特論
・ プログラミング方法論
・ ソフトウェア設計論
・ データベース論

JAISTとは─  学部を持たない我が国初の国立大学院大学

北陸先端科学技術大学院大学=JAIST(Japan Advanced Institute of Science and Technology)は 先端科学技術分野における国際的水準の研究を行い、それを背景として大学院教育を実施するため、 学部を置くことなく、独自のキャンパスと教育研究組織を持つ、我が国で最初の国立大学院大学として 平成2年10月に創設され、平成16年4月から国立大学法人北陸先端科学技術大学院大学に移行しました。

情報科学の教育・研究拠点として最大級
 情報科学研究科の2つの専攻(学部では学科に相当)、情報科学センターの研究者を併せると、国内の大学で最大級の情報科学の教育・研究の拠点となっています。新しい大学であることから、歴史に引きずられない有利さを生かして、最新の情報科学の研究者を大学と企業から集め、いまも頻繁に最先端の研究者が加わっています。開学後16年を経て、本研究科の教育・研究は高く評価されています。

充実した組織的な教育
 緻密に構成された教育体系と、カリキュラムにより、真に実力のある研究者・技術者を養成します。導入講義、基幹講義、専門講義、先端講義を整備することにより、さまざまなバックグランドを持つ方が情報科学の先端知識を修得できます。

最高レベルの教授陣
 国内外で活躍し、先端科学技術分野をリードする若手研究者を国公私立大学はもとより、民間の第一線研究機関など、広く各界から迎え入れています。
 
最高レベルの情報科学の教育・研究の設備・環境
 情報科学センターがサポートする充実した高速ネットワークとコンピュータ設備とソフトウェア環境は、全国の大学で最高のレベルを誇っています。

幅広く門戸を開放した学生の受入れ
 入学者の選抜は、面接を主体に行い、大学学部に3年以上在学した者を含め、出身学部・学科を問わず、社会人・留学生を含めあらゆる分野から意欲のある人材を受け入れています。

社会に有為な人材の育成
 独自の大学院教育プログラムを通じて、専門分野・関連分野など幅広い知識を持ち、基礎概念を把握・理解し、問題発見能力・問題解決能力を身につけた国際性・創造性豊かな人材を育成しています。