Daily Archives: 2011年2月14日

均等に

夜、太極拳のクラスへ。陳式の站椿功(たんとうこう)のやり方を教えてもらったが、結構ハードで、まだまだ馬歩をしっかりやって下半身を安定させないと無理だと判明(汗)。

体の中心から末端へ向かって筋肉を順番に使う(動かす)のが理想と理解していたがなかなかできない。これは順番に動かそうとするからできないのだとわかった。「えーと、肩、上腕、前腕、手首、手、指先ね」なんて考えながら動かしていたらぎこちないことこの上ない。空間的にとらえるから駄目なのだとわかった。ただしくは「均等に、同じ速さで動かしていくこと」。これである。(少なくとも今の結論は。)どこかで早く動かしたり、遅くなったりしてはいけない。なぜこれでいけるかといえば、、筋肉が活性化されるポイントが順番に指先へ向かって移動していくから。

実はこれにはもうひとつコツというか重要な点があって、動かし終わったところは止めなければならないということ。自分にとって特に難しいのは肘を止めておくこと。前腕を動かしているつもりで実は上腕が(も)動いているという事態がよくある。本当はこちらの方が難しいのかもしれない。でもこれができれば、身体部位を細かく、制御していることになる。指先の先まで、同じようにもって行くのは結構大変なんだけど。。

あーあ、もったいないこと書いてしまった(笑)。とはいえ、こういう発見を数週間前にしたことをすっかり忘れていた。ということをこの日思い出した。だから書いておかないとまた忘れてしまう。と思って書き付けておくことにした。

付録:起勢(チーシー)で腕を降ろす原理を指先の動きに適用するとタッチがよくなる(ピアノの演奏)。ポイントは角度を正確に、点を狙うこと。要は体や指の癖に引きずられないこと、あくまでもすべての動きを意識下におくこと。これも結局は肘をどれだけ制御できるかに依る。