スタジオにて練習を見学。今日はいろいろ面白いことをやっていた。全身でやったことを上半身だけでやる、など。動作が言語的であれば、そういったことも可能。こういうのは研究対象として興味深い。
Monthly Archives: 6月 2013 - Page 2
海草
大学からアパートまで徒歩35分の距離があって、気温が上がるにつれて行き来に体力を消耗するようになってきた。できるだけ日陰を選んで歩くようにしているのだが。
そんなわけでアパートに帰り着く頃には汗だくになっている。そのままシャワーを浴びてもよいのだが目の前に海が広がっているのでまずはそちらに足が向くことになる。
気温の上昇とともに水浴客が増え、これまで自分が泳いでいた辺りが混雑しだしたので、波の穏やかな湾から出て外海で泳ぐようになった。数日前にゴーグルを買ったので海中での視界が広がり、いろいろなポイントを見比べている。湾の中は静かで泳ぎやすいが魚は少ない。どちらかというと死んだような海である。一方、外に出るといろいろな魚が群れている。これはどうやら岩に張り付いて繁殖している海草のせいであるらしい。
魚の群れを追っていると一面に広がった海草に口を突っ込んでなにやら食べているのに出くわす。プランクトンやら小エビやらがいるのだろう。岸壁から少し離れると海草もなくなるので魚もうろついていない。食の好みが違うらしい、小さめの魚が数匹、群れて漂っている程度である。
魚の多いところはまた水温が高いことを発見した。水面近くを漂っていると暖かい流れに出くわす。そうするとたいてい小さなメダカみたいな魚が大量に群れている。地中海の強い日差しは水にはいってもまだ明るく海底を照らし出す。陽の光を浴びて、海草の草原(?)を背景に小魚の群れがきらきらと輝きながらすーっと動いていく様に心を奪われる。
学校が休みに入ったのか、子供たちが大挙して押し寄せてきて、すぐ横でシュノーケリングしていた。昨日は浜辺でウニを採って食べている人たちを見かけた。調べてみたところ2011年から捕獲禁止になったらしい。それまでは勝手に採って食べて良かったということにむしろ驚いた。ウニは結構見かける。踏まないように気をつけないと。
穏やかな海
海面が鏡のように静かになるときがある、とは言われていたが今日はそれに近い状態だった。浅瀬に立つと海の底まで見通せた。想像していたよりも岩でごつごつしていて、大きな孔があちらこちらにたくさんあいていることがわかった。この構造のお蔭で波が打ち消されているのかもしれない。
水温が上がった
気温の上昇とともに水温もあがり、以前なら冷たくて10秒くらいしか入っていられなかった所に数分浸かっていられるようになった。波の穏やかな湾の方は子供たちで一杯になってきたので、湾から出て外海の波を直接受けながら遊泳。
マドンナ(なんてこった!)
先日、近所を歩いていたらお父さん(らしき人)が息子(らしき人)を(しかも英語で)叱っていて、何怒られているんだろうと聞き耳立てていたら、お父さん(らしき人)が小言を並べて最後に「マドンナ!」と付け加えていた。「ママ・ミーア!」はよく聞くが、「マドンナ!」はあまり聞いたことがない。文脈からいって同じような意味だろうと思って調べたところ、やはり「なんてこった!」のようである。マルタはイギリスの植民地であったのに「オー・マイゴッド!」は聞いたことがない。「ママ・ミーア!」も「マドンナ!」もイタリア語の慣用句であるから、やはりイタリアの影響が色濃いと考えるべきなのだろう。
基本的にマルタは女系社会のようである。結婚すると妻の母(義母)があれこれ家庭のことに口を出してきてうるさいというのがこちらの男たちに共通した悩みであるらしい。妻の母(義母)を罵る呼び名もあるという。また姉妹が数人いると、そのうちの一人が女主人的役割を果たして家の中のこと一切を取り仕切ることになるらしい。そういった人が結婚しないで家を守る(?)のも普通らしく、社会的にもひとつの役割として認められているものらしい。みつばちの社会に似ている、と言ったら言い過ぎか。
最近のコメント