というような会議に出席(発表)するためにLjubliyanaまでやってきました。
Privacy enabled Surveillance?(OPENSUR-2013)
滞在中のマルタ大学のメンバーが多数関わっていて、自分の仕事も関係するので誘われた&興味があったので参加したという経緯です。普段の学会と違っていたのは警察で仕事している人とか、弁護士などが参加者の半数を占めていたこと。視点も考え方も違って、興味深かった。弁護士の人たちは「表現の自由」をどう確保するかに関心が集まっているし、警察関係の人たちは治安維持みたいなことを真剣に考えている。その辺のバランスをどう取ったらよいのかを議論しました。
歴史の影響は強くあるなぁと感じた。旧共産圏からの参加者も多いが、やはり秘密警察に弾圧された記憶が強く残っていて、権力を集中させることに対する警戒心が非常に強い。一方でフランス革命以来戦って勝ち取ってきた「言論の自由」を守る姿勢も強い。ヨーロッパの人たちが倫理の問題とか考えざるを得ないのは、そうさせる歴史があるからなのだろう。
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