我が家には二人の娘がいて(ふたりともピアノなのですが。。)、元からいる妹の方の嫁ぎ先を探しております。その子の里親になってくれる人がみつかりそうなので、嫁入り道具を作ることにしました。(なんか、変な文章だ。擬人化がなってない。)
そのピアノはペトロフの小さなアップライトなのですが、装飾性を追求するあまり使いにくいところがあります。足が猫足だったりしてよいのですが、全体に小ぶりなので譜面立てが狭く、分厚い楽譜を置くとずりおちそうになるのですね。
このピアノはまた天蓋を開けられるようになっているのですが、開けると楽譜の上の方が押されてますます不安定になり、譜面立てがほとんど使用不能となります。購入時にはかなりこの点がきになったのですが、「薄い楽譜を使えばいいか」「どうせ暗譜するし」などと無理矢理自分を納得させたせいで、結局天蓋を開けて弾くことはほとんどありませんでした。
しかしプレイエルのピアノが来て以来、どうしても音が聴き劣りしてしまって、それでも時々は弾いているのですが、少なくとも天蓋をあけないと音の解像度が悪くて弾いていて楽しくありません。天蓋を開けた状態で楽譜を見ながら弾ける状態にすべきであるとの結論にいたり、譜面台を作りました。
もともとピアノ整備士さんには、譜面台を作ったらいいですよと購入時から言われていたのですが、それをさぼっていて、いざ他家に嫁ぐとなったとき、これじゃぁ可愛そうだから譜面台を作ってやろうと思い立った次第です。
毎日夜寝る前30分くらいの時間を割いて、ちょっとずつ作っていきました。どんなものにするか考え悩みながらの製作なので時間がかかりました。ピアノの蓋を閉じた状態、天蓋を挙げた状態などいろいろな状態を考慮し、どのような状態でも安定して楽譜が読め、めくれるよう工夫してみました。
とりあえずできあがりました。多少の問題は残っていますが、いちおう考えたことは実現できたので満足です。しばらく使ってみて改良版を考案してみます。
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