Daily Archives: 2016年6月20日

泉丘高校てにスーパーサイエンスハイスクール活動

留学生11名および教員5名で泉丘高校へ出かけていった。今日は、最初の一時間がグループプレゼンテーションで各グループが研究計画を説明した(日本語と英語)。その後グループに分かれての研究活動となり、各部屋を回って(当方の留学生らが高校生に)詳しいことを聞いたり、質問したりした。

最初のグループプレゼンテーションでちょっと感動したのは、会の締めにコメントを求められて、JAISTの学生らが全員、堂々と高校生らのプレゼンテーションに意見を述べ、改善の仕方を提言したことである。その場ですぐに意見をまとめて、しっかり伝えられるのは素晴らしいとうれしかった。

JAISTの学生が所見を述べております

JAISTの学生が所見を述べております

後半は各部屋を回りつつ、個別に詳しい話を聞いたのだが、まだ実験を始めたばかりで、機材を使いこなすにも四苦八苦という感じだった。3週間後にまた訪れて高校生らの報告を聞くことになっているが、それまでにどこまで進むのか楽しみである。

太陽電池を作っているそうです

太陽電池を作っているそうです

engel

月初め、小倉にいたのだが食後の散歩で小倉城に行こうとして道に迷った。その際、面白そうなお店を見つけたので翌日、訪問した。お店の名前は engel という。

お城に行こうとして外したとき

お城に行こうとして外したとき

その晩は学会主催の大宴会があって、その後、知人らと次のところにいって日本酒を飲んで、それから酔い覚ましに歩いていったので、着いたときにはいい感じ(?)でまとまっていた。でも一歩踏み込むには幾分勇気がいる。場違いな気もしたし。。

(以下、店内写真。お店の方が撮影)
http://67.media.tumblr.com/87d8d83ee38904c570ef9c7ab9451cb4/tumblr_o88mohN4Ew1s4jj9qo1_1280.jpg

人は居たけれどやっているのだか(open)、閉めたところ(close)なのかよくわからないところもあって店主らしき人に尋ねたら、営業中とのことだったので安心して入った。ラムソーダを飲みながら、写真展をやっていたので撮影者の方(藤井ちづる さん)とお話しながら作品を拝見した。
https://scontent.xx.fbcdn.net/v/t1.0-9/13339463_1315863361760676_1157566906003021870_n.jpg?oh=d5d3a8e3e16e0a654d5a5db7f7a99e77&oe=57CF5584

男二人を取った一連の作品が面白くて、どう興味深いかを結構長々と話した。たぶん一時間くらいは作家さんと話したと思う。どうも他の人はそれだけ熱心に(?)批評したりしないらしく、こんなに自分の作品について人と話したのは初めてだ、みたいなことを言われた。せっかくなので名刺交換したところ、北陸の方の長い名前の大学にいた友人がいる。という話になった。

聞いてみたら10年くらい前に研究科にいた(元)学生だった。彼の話はこれ以上書かないが、何気なく入った店で知らない人と話して、実は共通の知人がいたというのは偶然以上の確率だろうなぁと思う。世界は狭い。

金沢ペーパーショウ

午前中、太極拳の演武。金沢市の大会なのだが、こういう場に出てくるのは久しぶりでいろんな知人に声をかけられた。残念ながら結果はあまりよくなかったのだが。見せることに関心がないから仕方がない、と思うことにする。一方で古くからやっている人たちが皆上達していて感心した。重病を克服するために太極拳に集中的に取り組んだという人を知っているが、演武から生死を超えた世界が感じ取れた。この世界も高齢化が留まることなく進んでいて、誰かが鬼籍に入ることで自分のランク(?)が上がるのだが、ある意味、誰もが命をかけてやっているようなところもあって、死ぬまでやれるスポーツというのもいいものだなと変な感慨にふけった。

帰り道、金沢ペーパーショウに立ち寄った。紙を使った作品、版画とかカレンダーとか、カードとか書とか見られて楽しめた。カラー墨流しというものに初挑戦して、ウチワに刷った。自分としては気に入っているのだが、、、 ちょっと不気味かもしれない。。

墨流しに初挑戦

墨流しに初挑戦

夜、知人宅にて北 順佑さんのコンサート&お話 を聴いた。ピアニストになる通常コースを完全に外れたところから出現した異才というべきか。ご自身の半生を語ったものがとても面白かった。音楽的なことをいえばそれほど好みでもないのだが、音楽を心の底から演奏している&没入していることは伝わってきて、こういう人が世に出てくるのはいいことなんじゃないかと思った。いろんな人がいろんな音楽をやってくれた方がよい。「ショパンとか、難しいのは弾けませんから」と率直に言い、19世紀のスタイルでチャイコフスキーをペダル踏みっぱなしでガンガン弾きまくるのが新鮮だった。同じような人は世の中に何人もいるかもしれないが、これで身を立てるんだという気迫が素晴らしい。希有なキャラクターだ。