三日間(12月6日ー8)の日程でIndian Institute of Technology, Gandhinagar(IIT-Gn)の学生らと本学(Japan Adavanced Institute of Science and Technology)の合同セミナーを開催した。三回目(三年目)なので昨年、一昨年の経験から先も読め、比較的楽だった。本学から参加する学生も度胸がついているのか、練習なしに堂々と話すので感心した。本学が年々、国際化しているのかもしれない。外国人に慣れているというか。IIT-Gnの学生らとも仲良くやっており、言語の違いを障壁としない世代になっているのだなと感じた。短時間ながらグループワークも順調にいき、最後の発表にこぎつけることが出来た。
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Indian Institute of Technology, Gandhinagar
Joint Seminar by Indian Institute of Technology, Gandhinagar and JAIST
12月5日夜、Indian Institute of Technology, Gandhinagarに到着した。今回は7名の学生と共に訪れた。Ahmedabadの空港に夜半11時30分に到着して建物から出たものの迎えがおらずしばし往生したが、電話したら来てくれてすぐにバスが来てくれて安心した。学生らの様子を見届けてゲストハウスに投宿、一息入れてメールに返事など書いているうちに午前3時になってしまう。急いで眠り、明けて6日朝から Joint Seminar by Indian Institute of Technology, Gandhinagar and JAIST を始めた。今年で三回目になる。
南の方(ムンバイ)に台風が来ている影響で雨だった。ここで雨をみるのは初めてである。本来は乾期なので、雨は降らない。気温も低く、皆寒そうにしていた。
ゲスト講師が来て話をしてくれて、それを受けて議論する、参加者も自分の意見をプレゼンテーションするといった形式で、例年通りに始まった。2年前に会った学生が数名来てくれたり、去年3ヶ月滞在していた学生が来てくれたり、旧交を温められた。
夕方からは街に出て交通渋滞を見学。毎年見ているが毎回圧倒される。ある意味、これは効率的なんじゃないかと思った。牛、自転車、人、リクシャ、大八車、軽トラ、トラック、バス、ありとあらゆる乗り物が交錯し、スペースを奪い合う。ここには秩序があり、それを会得して乗りこなすスキルが存在する。オーストラリア人研究者が半年滞在して、最後にここでの運転の仕方(手を使った合図など)がわかったとの話を聞いた。
細い道が入り乱れており、多様な種類の乗り物が使われていることからこの混沌と秩序が生まれる。この多様性はある意味、環境に優しいし、人々の懐にも優しい。貧乏人は自転車に乗り、金持ちは乗用車を使う。貧乏人も金持ちも投資に応じてこの街で稼ぐ。公平で開かれている気がした。社会が(皆が)豊かになればこの多様性が失われ、普通の交通渋滞になるのかもしれない。ちょっと残念ではある、そういうことになったら。スキルが失われるし、そうなったら多分、人々もつまらないと感じるだろう、街を動き回ることが。
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